酒を飲む
どうも。
Kabaddiです。
今夜は夜につきものと思われていることを。
酒を飲む
太古より人類は酒を選び、酒に飲まれ、法律を作った後でさえ飲酒という行為を強く縛ることなく飲み続けてきました。
理由はひとつ。
気持ちいいからです。
その他のドラッグと何が違うのか、それに触れるのはまた次回の機会に譲るとして、酒を飲むということについて考えましょう。
かつて木の上で過ごしていた祖先たる猿(および類人猿)たちは日々、食物を求めて採集と移動を繰り返していました。
彼らの主食は木々に成った果実や、食べられる種子でした。
しかし。
食物が安定して期待できる地域まで移動を繰り返し、やっとその環境を見つけたのにもかかわらず、安定によってひとつの問題に直面します。
そう、食料不足です。
本来であれば自分より若い世代の食物を確保することが責務であるにもかかわらず、
主食が完全に同じものであるから、奪い合いになった際に力で勝る成体が食料を独占してしまいます。
そうなるとそのコミューン(集合体)は繁栄することなく滅びていきます。
ある日のこと。
木に成った果実が地面に落ち、発酵し臭いを放っていました。
若い世代に食料を残そうとする勇敢な成体はその腐敗臭のする果実を勇気を持って食べたのです。
それは自然の奇跡により発酵し、アルコール分をまとった果実酒でした。
その結果、
人類初めてのアルコールに酔う個体、酔わない個体が生まれ、
酔うことができて楽しく過ごせる個体は若い世代に食料を残すことを選び、酒や地表に落ちた果実を選んで食べたといいます。
アルコールに酔うことのできた個体こそが、若い世代に食料を分け与え、繁栄を手にしたのです。
酒を手にし、それに酔い、若手に譲る。
それができた個体こそがこれを読むあなたの祖先なわけです。
ダーウィン的に考えるとこれは議論の余地のない真実です。
酔う才能があったからこそあなたはここに残っているし、あなた自身が下戸だとしても、生き残りの選択肢の中で必ずアルコールへの耐性の有無が問われた世代があるということです。
酒を飲むということは、それだけ大事で、我々にとって正解であるということです。
その通り。
酒を飲み、楽しく笑うあなたは人類史上最も正しい行動をしているのです。
自信を持ってください。
と、同時に
祖先に敬意を払い、飲み方には誇りを持っていただければこれに代わる喜びはありません。
今夜はこの辺で。
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