まだあわてるような時間じゃない
と自分に言い聞かせながら、徒然なるままに。
先日、誕生日を迎えたので、今年も永遠の23歳(n回目)になりました!
ポルノグラフィティという歌手のウォーカーという曲の中に
「賞味期限が切れる夜の0時に、ミルクには何が起こるんだろう
致命的ななにごとかが」
いう歌詞がありまして、
それを中学生の頃に聞いてから、ずっと、
誕生日を迎える瞬間に何が起こるんだろう
歳って、いつ重ねるんだろう
歳を重ねたって、いつわかるんだろう
という疑問を持っていました。
誕生日を迎える瞬間は何も起こりませんでしたが、
「歳を重ねたかもしれない!」その瞬間に気づくことがあったので、
忘備録的に書くことにしました。
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昔から好きで読んでいた本の付箋の数が、一枚、また一枚と多くなる。
昔は素通りしていた漫画の一場面で手をとめる時間が長くなる。
昔はモブとして認識していたたキャラに深く感情移入するようになる。
コロナ禍で家から出られない期間に、昔好きだったコンテンツに触れなおしてみたら、
はるかに、「前は気づかなかった何かに気づく」ようになっていました。
「歳を重ねたかもしれない」と気づくその瞬間は
「感情の幅の広がり」が感じられるようになった瞬間。
ある一定の(人によって定義は違うけど)年齢を超えたあたりから、
歳を重ねることが徐々に「恐怖」になってくるみたいです。
私は23歳から恐怖でしかなかったので、永遠の23歳と名乗ります。
なぜ恐怖だったのか。
それは新鮮さがどんどんなくなっていると感じる様になったから。
何をしても何をみても「既視感」があふれだしてくる様な、ターニングポイントが23歳でした。
でも、
子供の頃の「すべてが新しいもの」であるが故の斬新で非常識で型破りな考え方は消滅していく一方で、
今は「懐古」という新しい能力を得ています。
過去を振り返り、懐かしみ、その良さをかみしめる。
そして過去の体験から、投影や共感といった力を身につける。
なにかに気づいて感動できる心の琴線は、過去の経験から紡がれるもの。
今は昔より、コンテンツの楽しみ方の幅がググっと広がっている。
これからもますます、そんな感じです。
恐怖も半分、だけど楽しみも半分。
だから、たぶんきっと、
まだあわてるような時間じゃない。
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