普通…?当たり前…?ナニソレオイシイノ? その①

こんにちは!かよきちです。
自己紹介記事も更新したところで、そこで少し触れてた、おそらく私のnoteの主軸となりそうな話題に触れておこうかと。

(語り尽くして長くなりそうというか、既に長いので…何回かに分けていきます!)

我が家の長男について!^^

今年から4年生の長男ですが、新年度に入ってから学校入学以来初めて、泣きながら登校を拒否し、いわゆる不登校になりました。
4月は入学式と翌日に登校したきり、一度も学校に行くことはありせんでした。
そのままGWに入り、今も不登校は継続中です。

長男の育児については小さいころから…というか、
生まれた時から大変な場面が多く、いわゆる「育てにくさ」を感じ続けてきました。
場面場面で気になることが多かったので、早くから発達の検査も積極的に受けてきましたがずっとグレーゾーンでした。
(これは低年齢だと特性に凹凸が出にくいため仕方のないことです)

長男の場合、学習面には何も支障もなく、むしろ読み書きは年少からできていたり進みすぎているほどでした。
しいて言えば集団生活が少し苦手、初めてのこと、物、人が苦手…
でも、やっていけば何となくできちゃう子…だったから、
「やればできるんだし気持ちの持ちようじゃない?」
と周りから見られがちな子だったわけです。

しかし昨年から特性が大きく出てくるようになり、
再度発達検査を受けたところ、昨年度末に「自閉スペクトラム症(ASD)」と診断がつきました。
いわゆる発達障がい児です。

ただ、自閉スペクトラムと一言で言っても、その特性は人によりさまざま。
診断がついたからといって完全な手立てが見いだせるものでもなく、
あくまで大きなくくりが分かったというだけのものです。
普段何気なく生活し、特定の環境になると苦しさを感じる子もいれば、
日常、薬で症状を抑えなければ生活に困難が生じてしまう子もいます。

診断がついた!と言うことは、すごーく噛み砕いて例えてみると…

目の前のお料理が「おにぎり」と分かった!
↓ただし!
その中身は”うめ”なのか"シーチキン"なのか"おかか"なのか…
焼海苔が巻かれてるのか、味海苔が巻かれてるのか…
ご飯は"こしひかり"なのか”ササニシキ”なのか…
という見た目からではわからない情報が多い。
↓しかも!
同じ具材でもひとつとして同じ味の物はなく多様性ばかり!
…ってな感じです。

病院ではさまざまな発達検査やカウンセリング、
WISCと呼ばれる検査も学校で受けていますが、
その結果を踏まえて分析はできてもあくまで姿も手立ても本当にそれぞれ、
というのが発達障害の難しいところです。

かいつまんでまとめると、病院の心理の先生から、

「これはおにぎりです。
シーチキン寄りなんだけれども鮭の要素も入っていて、
もしかしたら少しマヨネーズも混ざってるかもしれないですね。」

というおおまかなくくりを伝えてもらったということになります。
おにぎりの話しすぎて逆にわかりにくかった説あるな…
本末転倒とはまさにこのこと!w

なので…我が家の長男くんの場合!

彼の苦手なこと…(よく"困り感"という言葉を使います)
・環境の変化
・急な予定変更
・社会的イマジネーション
(相手の動向や言動からその場の空気を読み取り、それに対して適切なコミュニケーションをとること)
・多人数の人の中で過ごすこと、関わること
(五感が敏感で鋭いため雑音や目で追うものが多くなり苦しくなる、疲れる)
(繊細で人の感情に敏感なために苦しくなりやすい)
・ざわついた場所、注目される場所
(参観日や発表会など、人ごみの中に入ること)
・一度にたくさんの指示をされること
など…
…このような苦手な場面になるとパニックになり、感情が爆発して、普段は大人しい子ですがワーッと泣き出したり怒れたりぐずったりします。
※でもこれはほんの一部です。とにかく繊細さんです。

ですから、年度初めに発達障がいの子が苦しみやすいのは、
『環境の変化が大きい時期だから…』
というのがお分かりいただけるのではないかと思います。

『発達障がい』って自分に降りかからないと、つい他人事ととらえがちなんですよね。
でも、長男とずっと向き合ってきて思うのは、
身の回りの人、みんな多かれ少なかれそういう特性持ってるよね…
もちろん自分も。ということ。

だから、知識として知っておいて損はないし、
これからの社会、そういう苦しさを抱える人であふれていくと私は思っています。
例えば自己紹介で、
「私はADHDの特性を少し持っています。こういう行動が衝動的に出てしまいます。」
「僕はASDの特性を持っていて、こういうことが苦手です。」
と言い合える時代になっていくんじゃないかと思ってます。
むしろ、そうなって欲しいと思っています。

身の回りで接しにくいなとか、この人って話がかみ合わないなとか、
そんなことを感じた時、相手の思考や考え方に寄り添うって、
発達障がいでなくても結構重要なことで、人間関係の基本を私は長男から教わってると日々思っています。

さわりの記事だけで長くなりすぎた…
発達障がいって普通じゃないとか言われてしまいますけど、
『本人の努力不足でもなく、躾や教育の不足でもなく、
生まれ持った個性であること』
はまず知ってもらいたいって思っています。
そんな気持ちで、長くなりましたが綴っておきます。

こんな最後まで読んでくださった方がいるかどうかわかりませんが。笑
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます。

その②もそのうち…更新します!きっと!笑

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