理解とは。

学校ははじまっているけど、授業はまだない。

ブータンからKANAです。

こんなにゆったりしているのに、いまの私ときたら、、

もはや全部うけいれてるなう。笑笑

日本人的感覚だと、『まだ授業はじまらんとかやばくないけ?』『今のうちにこれこれしとかんと』『なんで、まだ始まらないんけ?』

てきな感じになるよね。

1年前は、そうだった。だってまだ日本人だったから。

1年経ったら、『この日から始まるね、了解』

以上。

なんでって?

私がわーやー言って変わることと、変わらないことがある、その基準がわかってきたから。その基準を理解しつつ、自分の活動をしているから。

学校のスケジュールはgovernmentの指示。役所を変える、つまり、お堅いところを変えるのは難しい。物事の一貫性を保たないと、政権が成り立たない。そんなバックグランドを背負い、役人として役所で勤めている人たちを変えるのは厳しい。

だけど、役人の人も一度お家に帰れば、パパであったり、夫になる。そんな彼らに、いろんな提案やアイディアを共有すると、『いいね〜』とか、ポジディブな返答がある。

すこし昨日の出来事をシェア。昨日はparents teacher meeting があった。そこで校長に無理言い、栄養指導のプレゼンをミーティングの最後にさせてもらった。このプレゼンは昨年子どもたちに向けて行ったもの。家庭の食環境が変わらないと子どもも変わらない。そう思って、少し時間をもらって喋らせてもらった。はじめ校長にお願いしに行った時かれは、『親に言ってもかわらないと思うけどなぁ。』てきなボヤキをしてた。いざプレゼンをする。私はブータンの言葉が完璧に話せない。だから、パワーポイントと拙いブータン語と英語を駆使して行った。このパワポは子ども向けに作っていたため、写真や動きを入れていたから、視覚優位のものだった。結果、英語がわからないお母様方も、普段お役所勤めのお父さん方も一生懸命聞いてくれた。彼らのリスポンスはとても良かった。英語を知らない人は微笑みかけてくれたし、お役所勤めの方たちからも、大事なことを再理解できたとか、地域の人々の反応がとてもよかった、言葉なしでもよくみんなに伝わっていたありがとう、と言ったお褒めの言葉をいただいた。もちろん校長からも、いいコメントをいただいたと同時に、『次回もまた話してくれ』と言った要望までゲット! 


変えられる部分と変えられない部分。

日本以外の国に住むということは、その境目を理解しないといけない。

だけど、変えられないから諦めるんじゃない。アプローチの仕方を変えていけばいいだけ。

人を知る。

地域を知る。

生活文化を知る。

これがつまり理解なのかな。と。


と言いつつ、私は日本人。

だから、ブータン人の時間の中で、日本人的働き方をする。おしゃべりしたい時はお外で日向ぼっこしながらしゃべる。でも、気分転換できたらオフィス戻って仕事する。

ブータン人からは、なんでパソコンしてるの?って言われたら、『私はブータンと日本のハーフなの。みんなとおしゃべりすることと同じくらい、仕事するのが好きなの。これってブータンの日本のハーフってことでしょ?』って言ったら、みんなI see 〜って笑ってどっか行く。彼らも私を理解してくれてるってことだよね♪


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