絵本の先に、娘の笑顔
生後4ヶ月になる娘は、絵本の読み聞かせをすると、とても喜びます。
初めて買った絵本は、しましまぐるぐる。
いつから絵本の読み聞かせをしたらいいんだろう?と思っていたのですが、絵本コーナーに赤ちゃん用の絵本も売られていたので、とりあえず買ってみることに。
新生児の頃から読んでいたのですが、反応は薄い。というより、興味がない感じ。まだ、集中して絵本を見続けることができないといった様子で、絵本を見ているのか見ていないのか、分からない状態でした。
生後1〜2ヶ月頃になると、絵本のイラストを「見てるのかな?」と感じられることが、少しずつ増えてきました。機嫌がいいときに絵本を開くと、「これはなんだろう?」といった感じで、不思議そうに眺めている時間が増えました。
大きく変化がみられたのは、生後3ヶ月。
いつも通り絵本を読んでいると、途中でにこ〜っと、笑ったのです。これまでじっと見ていても、「別に興味ないよ〜ん」といった表情だったのに、笑ったのです。それがまた、ふにゃりとしたとろけるような笑顔だったのです。
反応があったことに嬉しくなって、毎日読み聞かせを繰り返していると、どうやら決まったページで笑っていることが分かりました。
イラストが気に入っているのか、色が好きなのか、それとも言葉の音が面白いのか。
それぞれの絵本に、それぞれお気に入りのページがあるのですが、あんまり関連性は見られず。しいていえば、黄色が多いのと、長音がお気に入りなのかな?ということぐらい。
まだ喋ることができない娘。お気に入りの理由はこちらが推測するしかないけれど、反応がかえってくると、読み聞かせしているわたしも、「今日はどんな表情をみせてくれるのかな?」お気に入りのページが近付くと、わたしも「くるぞくるぞ…!」といった、わくわくした気持ちで心が満たされます。
「はよめくれい!」と言っているかのように、ぶんぶんと手を動かしたり、絵本とわたしの顔を交互に見たり。時には全身で「楽しいぃ!!」という気持ちを表現してくれます。
絵本の威力は結構すごくて、ぐずり泣きぐらいであれば、絵本を見せるとピタリと泣き止み、ご機嫌になることがあります。ご機嫌さんのときは、よりるんるんさんに。
我を失うレベルのギャン泣きさんにはあまり効き目はありませんが、お気に入りのページがくると、一瞬泣き止むこともあります。泣きたいけど笑いたい、そんな、情緒不安定顔。自分でもどの感情でいるべきなのか、混乱しているんだろうなぁって感じです。
元々、子どもができたら、絵本の読み聞かせをしたいなぁと思っていました。それは、小さいときに自分が読み聞かせをしてもらっていたから、というのもあるし、子どもに読書を好きになってほしい、国語力をつけてほしい、といった、わたしたち親の想い(という名のエゴかもしれんですね)も強かったからです。
今もその想いはあるけれど、絵本の読み聞かせってそれだけじゃないんだなぁって、娘の笑顔を見て思いました。
ページをめくるたびに、娘のいろんな表情をみることができて、わたしも幸せな気持ちで、胸がきゅんとするんです。絵本の読み聞かせは、親子の触れ合いの時間でもあるのだなぁと、実感しました。
娘が絵本を見て笑うようになってから、本屋さんに行く楽しみがひとつ増えました。お気に入りの絵本と同じシリーズのものを手に取ります。今度はどんな反応を見せてくれるかな?娘の笑顔を思い浮かべる、そんな幸せな買い物の時間です。
娘の一軍の絵本たち。
幸せいっぱい的なことを書きましたが、ちょこっと裏話。
娘の笑顔を見られるのはもちろん嬉しいのですが、「今日何周目?」ってなるぐらい、この5冊を繰り返しくりかえし、読む日もあるんですね。大人は飽きがくるけれど、娘は永遠にはしゃいでいるので、なんかうらやましいなぁと思っちゃいます。
ママはもうすでに、5冊とも暗記済み✌️
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