本を読めなくなった人のための読書論
本を読めなくなった人のための読書論 若松英輔 著
本を読めなくなったというか文字は読めても内容が入ってこない事が多々あり、老化か脳の衰えか、本との相性か悩んだ事がある。
気持ちは読みたいから本は開いているのに、すでに脳にはたくさんの情報や考えが巡っていて言葉が撹乱しているような状態になってしまっている。大変困っている。
娯楽と言える映画や音楽や絵画など好きなものはたくさんあるけれど、読書が一番私の近くで過ごしてくれた存在で、たくさん寄り添ってもらった。もしかしたら、そんな存在がなくても大丈夫なくらい大人になったのかもしれないけれど、本を読むことで得られる高揚感やときめきは、まだまだ感じていたい。その感覚はまだ完全に失っていないような気がするからちょっとずつ取り戻したいなと思う。
「本を読めなくなった人のための読書論」には、こんな悩みを持った人への優しくも頼りになる読書論が書かれている。
もちろん本は読まなくてもいいし、読めなかったのは縁がなかったのではなく、読めないを通して縁ができたといっても良いくらいと書かれていて、その考えはなかったなと思う。もしかしたらいろいろ考えすぎなのかもしれない。
なぜnoteで感想を書こうかと思ったかというと、”読めなくなったら書くこと”という言葉があったからだ。
読めなくなったら書くことを始めてみる。なんでもいいから書いてみる。
読むと書くは表裏一体であり、書くことで読むことがより楽しくなっていくかもしれないと思い書いていこうと思った。
変化があればいいし、なくてもいいし、本が好きだから本の話をたくさんできたらいいなと思う。気楽に。何卒。
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