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KnotFest23 1日目感想(In Flames~

調子に乗って、KnotFestの感想も書いていこうと思います。
今回は前回のLOUD PARK23よりも内容が薄いです。その最大の理由は国内バンドひとっつもまともに見ていないとこにあります。この時点で気分を害する方いると思います。そういった方はブラウザバックしてください。

1. ラインナップとか

まず、今回のラインナップとタイムテーブル。

自分は1日目のみの参加です。
国内バンドだけで言ったら2日目のSableHillsとかcoldrainは見たい気持ちもありましたが、最大の目当てになりうるParkway Driveを自分通ってないんですよね。メタルコア好きの癖に。
正直、結構直前まで1日目も行くか迷っていたのですが、どうもIn Flamesが最近「Behind Space」をライブでやっているらしいという話を見つけたので行くことを決めました。チケ代10,000円切ってるという安さも要因の一つではあります。

2. 物販

前述のとおり、In Flamesに間に合えばいいか程度のモチベーションだったので、一週間ぶり(LOUD PARK23ぶり)に千葉は幕張についたのが15時前。
今回の物販は国内アーティストが多数いるからか、国内と国外およびオフィシャルで物販が分かれていました。
遅い時間に来たのもあるのでしょうが、ぜんっぜん国外アーティストの物販に人がいねぇ。LOUD PARKの混雑&売り切れはなんだったのか。
とはいえ、欲しかったIn FlamesのTシャツのデザインはサイズが売り切れていたので違うデザインにしました。

これは余談。MEGADETHあたりから如実に目立ち始めたゴシップ体のカタカナ表記の入ったデザイン。(自分が知らないだけで、前から結構あったのかな?)

これはLOUD PARK23のときのKreatorのバックプリント

個人的にはあんまり好きくないなぁとLOUD PARK 23のときも思っていたのですが、今回で考えが変わりました。理由は、そのデザインのTシャツを外国人の方が嬉々として着ているのをみたから。
あの日本人からしたら戸惑うデザインなのは、日本に遠征してきている海外の方向けのデザインだったのかもしれないです。それならば納得はいきます。日本でのライブグッズとわかりやすいですし。
コロナ前から、来日公演では海外の方をライブハウスで見ていたのでそういう需要もあったのかと、自分の視野の狭さを痛感しました。
でもやっぱ、日本人の自分視点ではあのデザインはちょっと苦しいっす・・・。

3. 入場

入場してまず感じたこと。先週よりも客層が若い&陽。陰陽キャラって個人的主観なんだけど、やっぱメタル好きって陰寄りの人間が多いんだと思う。ブラックメタルの初期ほどではなくとも、閉鎖的に楽しんでるというか。
KnotFestは国内バンドが多いこともあって、そういった鬱屈した感情を抱えた自分みたいな人間よりも、純粋に「ロック(not メタル)」を楽しみに来てる人が多いんだろうなと。
これは本筋ではないだろうけど、この懐の深さがメタルフェスの集客力に影響してるんだろうなとも思いました。個々人が己の「好き」を突き詰めていった先に行きつくであろうメタルというジャンルは、どうしても排他的になると思います。そういった、メタルへの重篤な信仰心がメタルのフェス自体への敷居をあげているんじゃないかと。こればっかりはアイデンティティにかかわる部分なので解決は難しいんじゃないかな。
話がそれました。入場した段階でEnter SHIKARIがライブをやっていましたが、申し訳ないけどスルー。まずはドリンクを交換して後ろでお酒飲んでました。学生時代に友人から勧められてちょっとだけきいたことあったのですが、そのころには自分はFear Facrtoryにぞっこんだったのであんまり深く聞かず。
(Fear Factoryは今回の感想にまったく関係ありません。が、めっちゃかっこいいです。)

そのあとのTHE ORAL CIGARETTESが演奏を始める前にそそくさとIn Flamesに備えてステージ前方に向かっていきました。
ちなみに、今回自分はノーマルチケットだったのですが全然支障なかったです。LOUD PARKの圧倒的な差とは打って変わって全然扱いに差を感じることがなかったです。ステージ正面まで普通に行けましたし。
この高いほうのチケットでも運営によって扱いに差があるのはしょうがないこととはいえ、ちょっと可哀そうだなと思いました。

4. In Flames

たぶん年代or趣味によって、このバンドに期待するのは大きく分かれるのではないのでしょうか。初期のメロデスやメタルコアっぽい時期、ちょっと前までのモダンっぽい路線。自分は圧倒的に初期のメロデスを期待していました。KnotFestのオーストラリアで至高のメロデスナンバーである「Behind Space」を演っているsetlistを見た時からもうドキがムネムネしてしまいました。直前でやっているなら、流石にやるだろうと。

で、setlistが↓

いやもう、期待したまんま。
個人的には歴代でもトップレベルに好きな「The Great Deceiver」に始まり、先述した「Behind Space」に「Only for the weak」とメロデスオタク感涙のセットリスト。

しかもこれだけ連続してて締めに「Take This Life」です。おっさんもう泣いちゃいます。

ただ、不満もあります。これは後述のTriviumにも言えますが、あまりにも短い。おれはもっと聞きたいんだ。
もしかしたら昨年デビューして話題をかっさらったJesperの新バンドThe Halo Effectの影響受けているのか、メロデス路線に戻ってきてる状態で単独来日したら激熱です。

あとバンド起因ではない不満というか愚痴。サークルピットに盛大に飲み物こぼした人がいて、滑って転びました。今回何故かペットボトルが観覧エリアに持ち込めなかったとはいえ、カップに飲み物入ったまま前方に来るのはやめてほしいなと。せめて飲み干すか後ろで見ててほしかったです。そのあとズボンめっちゃしっとりしてて憂鬱な気分になりました。

5. Man With A Mission

めっちゃ美味しいわけでもまずいわけでもなく、並

6. Trivium

この日の第二目標である、Trivium。正直最近はあまり聞いてませんでした。
なんとなく、好きだった将軍あたりとどんどん音楽性がずれていってる感覚があったので。
ただ、直近のアルバムはなかないいらしいと噂を聞いていたこともあり、結構楽しみにしてました。

いやもう、かっこいいのなんのって。
キイチの日本語たっぷりのわかりやすいMC、サークルピットの煽り。頭を気持ちよく振れて、なおかつ一緒に歌うパートもあってノれることノれること。
個人的にギリギリ聴いてたアルバムから「Strife」やってくれたのがうれしい。この曲好きなんですよ。

このMVのイメージでずっといたから、キイチがスキンヘッドになっててびっくりしました。しかも途中からサムライブルーのユニフォームを着用してパフォーマンスするし。
スキンヘッドが日本のユニフォーム着てパフォーマンスするもんだから、自分の脳内には↓の映像がずっと思い浮かばれていました。そういえばHIBRIA新体制になった後のアルバムまだ聞いてない。

途中曲順を間違えるミスがありましたが、「バカキイチ、バカキイチ」と自虐MC。自分がおじさんじゃなくておばさんだったらあの妙な愛らしさに落ちてたかもしれません。
新譜からは1曲だけでしたが、ライブで映えますね。まさしくシンガロングできる曲。このMVの段階でもうスキンヘッドだったんですね。

ラストは2ndから。ゴリゴリ。やっぱこれですわ。

同じこと言うけど、短い。もっと見たい。
ただ、この短さでも圧倒的なかっこよさがだったので、国内バンドを見に来た、普段あまりメタルを聞かない層にもかなり受け入れられたんじゃないかと勝手に思ってます。

7. Slipknot

こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、正直名前は知ってるけどほとんど聴いたことがないんですよね。超有名な「People=shit」くらいしか知らない。あと実写バイオかなんかで挿入歌かテーマソングで流れてたっけ?程度。

かーなり後ろのほうでみてたのですが、それでもほんとに小学生くらいの子や自分以上のおじさんがかなり興奮して見てる。客層広いなぁと純粋に感心してました。いい意味でやっぱウケるバンドって違うんだなぁ。

先述したとおり、この曲は知っていたので流石に聴いてから帰ろうと思ってたらほんとに終盤にやるんですね。そりゃそうなんだろうけど。
というわけで、この曲終わった段階で途中離脱しちゃいました。LOUD PARK以上に京葉線やばそうだったので。ただまぁ、結局満員電車でした。

8. 総評

以上が自分にとってのKnot Fest 2023です。
今回はチケ代がこの面子で10,000円を切っているという価格設定をミスってるとしか思えない値段だったので、これだけで十二分にもとはとれました。コロナ前のチケットを有効のままにしてたから、この値段設定になっているんですかね? この値段設定のしわ寄せが、皆が文句言っている2,000円するけど出し入れ自由でないクロークだったり、ドリンク代700円に行っているんだろうと思います。

Twitterみてると、自分のように遅くからぞろぞろときたメタル好きおじさんはやっぱり結構いたみたいです。
自分は国内バンドももちろん好きなバンドは割とあって、それこそ2日目ですがSableHillsとか、coldrainとかはライブにも結構行ってます。それでもせっかくのメタルフェスなら海外バンドをいっぱい見たいと思ってしまうのは、我儘ですかね? そういった意味で自分好みだったLOUD PARKは1日中最高に楽しかったですが、流石に今回よりもお客さん多くなかったですし。
メタルに限らない国内バンドを見に来る層との上手い落としどころがあれば、メタルフェスも集客上がっていくのかな。

そんなことよりも、持ち時間短かくてまだまだ全然足りないのでIn FlamesとTriviumは単独来日してください。それが今回最大の感想です。

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