【何故歴史に興味を持ったのか?】

僕が代表を務めている歴史関連の団体が二つある。

一つは【にいがた史遊会】で、平成30(2018)年4月に設立された任意団体で、10月に代表(当会では塾頭が代表という立ち位置)を引継ぎ、新潟市を中心にした下越エリアを舞台に講演会の企画やまち歩きを実施している。

もう一つは首都圏新潟県人会の中のサークル的なもので、【FB新潟県人会歴史まち探訪部】を平成29(2017)年6月に発足し、今日まで県内外で8回実施している。このサークルでは一つだけブレないものがあり、それは県外であっても必ず「新潟」をテーマにするってこと。そもそもこのサークル発足のきっかけは、歴史に関心がある方やこれから歴史について勉強したい方に対し、まずは地元新潟の歴史を知ってもらうことで、ご自身の生まれ育った「新潟」に少なからず魅力を感じることができると思ったからである。

さて本題に入るが、僕が歴史を好きになったのは地元新潟がきっかけではありません。ある人にもよく聞くのですが、今まで歴史を好きになったきっかけは?と聞くと、およそ9割近くの方がご自身と出身が異なる偉人や史跡を回答するのだ。だいたい出身地外の偉人・史跡が多く出るのは想定していたものの、これだけの割合になるというのは正直驚いた。その反面、出身地の歴史をどう感じているのかという疑問も抱く。

僕は幼少期に、両親がドライブ好きというのもあり週末によく各地へ連れていってもらった。その際、福島県会津若松市の飯盛山と若松城(鶴ヶ城)も訪れた。そこで知った会津戦争。いわば戊辰戦争の一つで北越戦争と並び激戦と称された戦いである。その時の藩主松平容保と白虎隊の隊士らの肖像画が鶴ヶ城に飾られており、そこから歴史に魅力を感じるようになった。そのトドメは、飯盛山で白虎隊の演武と来た。演じているのは女性。かっこいいと同時に、凄絶な戦いであったことが一目で分かるように工夫を凝らして演じている。そこにプロの演者であるというのも、幼ながらに思ったのは今でも脳裏にある。

そこから小、中、高と暇を見つけては、地元新潟の史跡巡りをして、自分で見て感じたものを徒然と頭にインプットして、腑に落ちないものは調べたりして、今に繋がっている。メモをあまり取らないのは、荷物は写真を撮るためのカメラ又は携帯と、取材する際のレコーダーさえあれば、大概のことはできるので荷物は最小限に抑える。何せ時間が無い時はほぼ全力で走り回るから。

今年は県外開催を少し増やして、さらに新潟に縁ある偉人や史跡を探し、内外に発信して行けたらと思う所存。

参考までに新潟県出身の偉人を2名。答えはここに敢えて書きませんが、調べてみると現代の生活に欠かすことの出来ないものを築き上げた人物です。

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