お酒が飲めない４１歳男。

　読書記録とは全く関係のない話です。
　
　皆さんお酒は好きでしょうか。私は全く飲めません。下戸です。少し飲んだだけで顔が真っ赤になり、心臓がバクバクします。学生の頃、無理して付き合って飲んでいましたが、周りが引くくらい顔が赤くなっていました。
飲む前に水を大量に飲んでみたり、顔に男性用ファンデーションを塗って赤い顔を隠そうとしたり、若き日はお酒が飲めないことが悩みの一つでした。
飲めないと周囲も気を使います。飲み会で「みんな最初はビールでいいよね？」の時、申し訳ない気持ちでウーロン茶を頼んでいました。最初の一杯くらい付き合いなよと言われても、飲み干せないのです。社会人となり数えきれないほど飲み会に参加しましたが、心底楽しかったのは2回くらいです。
下戸あるある書いてみます。
　

・お酒の銘柄について、全く話に入れない。

産地とか銘柄とか、　まったく知らないので。話題が「酒」になったときは展開が変わるのを静かに待ちます。うすーい相槌を打ちます。本当は地酒の話をしてみたい。
ワインを嗜む大人になりたかったです。

・飲まない人は、会費を安くしてあげようといわれるのはつらい。

わたしの上司は飲み会の前にいつも大声で「○○君は飲めないから、会費を半分にしてあげようよ」と皆に宣言します。毎回です。親切心で。ありがたいですが、会費はキチンと払いたいのです。
そして、宣言するわりには、一度も実行に移されたことはありません。
恒例なので、またか…と思います。ただ、大好きな上司の一人です。

・つまみを食べるペースに気を使う。

　　下戸がつまみを荒らすのは、お酒を嗜む人からすれば恐怖でしょう。
　　私が酒飲みなら、ちょっとなぁーと思います。板わさなんて、油断するとパクパク食べてしまいます。

・「飲めないなら、たくさん食べなよ」といわれる。

　　もう４０歳です。たくさん食べるキャラが通じるのは30歳までです。

・ウーロン茶をジョッキで持ってきてくれると嬉しい。

　皆がジョッキでビールを傾けているとき、一人だけグラスの形が違うと寂しい気持ちになります。中身はウーロン茶でもジョッキで飲むと連帯感を味わえるので嬉しいです。乾杯の時に高々とジョッキをかかげ、最高のスタートを切れます。いい店リストに追加します。
　

・一次会は楽しく過ごせる。

　二次会で話すことは残っていません。
二次会まで行くと、大きな声で意味のないことを話す人を嫌いになってしまいます。

・ここ3年で貯金が増えた

　飲み会が減ったので単純に、お小遣いが貯まりました。うれしいです。
　

・BARに行っても手持ち無沙汰になる。

　BARで下戸はどう過ごすのが正解なのでしょうか。ノンアルコールカクテル美味しいんですが、おいしすぎて一気に飲んでしまいます。
たまに、雰囲気に酔っていい気分になりますが、「飲んでないよね(酒)」
と言われると、気分が冷めてしまいます。

・親父がすこし残念そう

　わたしの父親は人並みに飲酒します。世間的に男親は「息子と杯を交わす」ことを楽しみにしているようです。うちの親父もそうでした。母親に似て、まったく飲めないと知ったとき、親父がすこし寂しそうな顔をしました。申し訳ない気持ちになりました。
できることなら、親父と男同士でサシで飲み明かしたかったです。
いまは、ノンアルコールビールで乾杯してます。

・下戸だけで居酒屋に行くと異様に楽しい。

　これまで、下戸だけの飲み会は4人が最高です。できれば、下戸で貸し切りたいです。隣の宴席が酒飲みで大盛り上がりなのは避けたいです。
10人くらいでワイワイやれたら、夢のようです。もちろんジョッキのウーロン茶のお店で。それなら、ランチ会すればいいんですね。

まだまだありますが、この辺でやめときます。

下戸として長く生きていきましたので、いまでは堂々とウーロン茶を頼みます。なんなら、後輩が頼んでくれます。そして、当然、一次会で帰ります。もしくは、参加者を安全に車で送り届けます。
先日、会社のお花見で久々に酔っぱらいを間近でみました。千鳥足で歩く、酔い人を見て「この人たちは酒と闘ってる…勝ち目のない勝負をしてるんだ…」と感じました。コロナのため、3年ぶりに見たのでとても新鮮でした。

まとめると、わたしは、お酒を飲める方が羨ましいです。
ジョッキのソフトドリンクで乾杯！