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自殺対策/予防に関する資料【自分用のまとめ|随時更新】

(最終更新日:2023/03)

はじめに

現在私は自殺対策について個人的に調べており、そのために読んだり集めたりした資料をまず纏めておきたいと思ってこのページを書いています。言わば、私自身のためのデータベースです。全てを読んでいるわけでは無いので悪しからず。そして自殺対策関連本を網羅している訳では無いのでそこも悪しからず。

そもそも自殺対策を調べるにあたって卒論を書こうとしていた時に最大に役に立ったのはnoteのこの記事でした。

とてもお世話になりましたし、今でもお世話になっています。

自分はこの中から読んだものや、新たに調べて買ったものなどをリストアップしようと思います。一部にひとことコメントつけてます。もしかしたらwebサイトのURLなども纏めるかも。心理系に寄っているかも。全ては自分用です。

書籍

「自殺学入門」末木新 (2020) 金剛出版

「インターネットは自殺を防げるか」末木新 (2013) 東京大学出版会

「つながりからみた自殺予防」太刀川弘和 (2019) 人文書院

「自殺の歴史社会学「意志」のゆくえ」貞包英之, 元森絵里子, 野上元 (2018) 青弓社

「「自殺対策」の政策学:個人問題から政策課題へ」小牧奈津子 (2019) ミネルヴァ書房

→素晴らし過ぎて非の打ち所がない本。高過ぎるがその価値はめちゃくちゃある

「新自殺論 自己イメージから自殺を読み解く社会学」 大村英昭,阪本俊生 (2020) 青弓社

→学部三年の時に読んだ。この本のお陰で自殺を研究対象とする事に興味が湧いた

「自殺予防の実際」高橋祥友,竹島正 (2009) 永井書店

「自殺のない社会へ」澤田 康幸,上田 路子,松林 哲也 (2013)‎ 有斐閣

「自殺論」デュルケーム,宮島喬訳 (2018) 中公文庫

→元々は1897年に発表。自殺を研究対象にするならどの領域の人でもマストな一冊

「自死の日本史」 モーリス・パンゲ 竹内信夫訳 (原本:1986) 講談社学術文庫

→今や古過ぎて何かの参考になるかと言われれば怪しいところ。トラディショナルでステレオタイプ的な日本の自殺論が読みたいのなら。図書館で借りて読もう

「STOP!自殺ー世界と日本の取り組み」本橋 豊,中山 健夫,金子 善博,高橋 祥友,川上 憲人 (2006) 海鳴社

「自殺って言えなかった。」自死遺児編集委員会,あしなが育英会 (2005) サンマーク出版

→日本の自殺対策政策の歴史における記念碑的な本。かなりしんどい内容なので、読む際は自分のメンタルと相談した方が良い

「犠牲 わが息子・脳死の11日」柳田邦男 (‎1999) 文春文庫

→私にとって忘れ難い一冊

「『犠牲(サクリファイス)』への手紙」 柳田邦男 (2001) 文春文庫

→対談の中で出てくる河合隼雄さんの言葉が印象的。「心の寿命」という表現

→自殺対策を山登りに喩えているのが個人的にちょっと合わなかった。訳がとても丁寧で有り難かった。

雑誌・論文関連

「コロナ禍での自殺報道の影響と対策」 清水康之 (2021) 第三文明社

→清水さんの見解が読めるのは貴重。個人的には結構衝撃的な事が書いてあった

「自殺者数の推移—世界と日本の現状」太刀川 弘和 精神医学 63巻7号 (2021) 医学書院

「自殺予防へのポジティブ心理学アプローチ—パンデミックの中で」 島井 哲志, 小林 正弥 保健師ジャーナル 78巻2号 (2022) 医学書院

「臨床心理学 自殺学入門ー知っておきたい自殺対策の現状と課題」末木新編 第21巻 5号 (2021) 金剛出版

「自殺対策の経緯とこれから」竹島正 予防精神医学 2巻1号 (2017) 日本精神保健・予防学会

→国が行ってきた自殺政策の軽いまとめと,その(自分が当時のトップだった立場からの)評価。読みやすい

(役に立つかもしれない)自殺対策関連URL集

↑2023/02現在、ネットに落ちてる日本語の自殺に関する資料で最も優れた、体系的にまとめられている動画資料。これが無料で見れるのはバグなので見よう。

↑統計関連リンク。政府関係の主要な統計を(海外副目)網羅している神ページ

↑whoの自殺予防関連ページ。レポートから統計まで

↑しれ~~~~っと厚労省に置いてある

↑大学生の自殺をめぐる状況や数字が知りたい人に

06/24 追記 国立国会図書館の複写サービスについて

ネットに無いときは(英語論文以外は)国立国会図書館で探せば幸せになれます。

これ、ピピピって操作すれば簡単に複写を頼めるのでとっても便利なんですが、注意点が二つ。

・届くまで2週間はかかる。
・一件(一論文)につき1000円近くかかる。

首都圏の私でもまあまあ時間かかったんで、頼まれる方はマジで早めにした方が良いと思います。早めと言うか、時間に余裕をもって、と言うか。ちなみに梱包はめちゃくちゃ丁寧です。