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これから_3

きっと、このnoteを書き始めた時よりはなんとか上手くやっているのだと思う。大学院は中退したけれど、いわゆる大卒の新卒入社をして研修も終え、働き始めている。生活が回っている。自分の残金を気にせずにできることが増えた。お金にゆとりができると、今まで悩みながら1番安い物を買っていた買い物が、自分が今欲しい物を選んで買えるようになる。この感覚が本当に新鮮で楽しいとは思う。一方で、この行動で得られる幸せや認知負荷の軽減が果たしてその差額分に相応しいのだろうか、と考えると疑問が残る。生粋の貧乏性なので。別にかけうどんに生姜いっぱいかけるのが大好きなのに今なんとなく天ぷらをトッピングしてないか。本当にお前は天ぷらを食いたいのか?

多分、精神的にまだ"立派な社会人"にはなっていないんだと思う。社会的な肩書きは手に入れたがその肩書きの脆さや、肩書きを失ってから見える世界を記憶に残している。そして、フリーランスや起業のような社会貢献に対する前向きさも無い。一端の企業の奴隷くらいが丁度良い。正直な話政治思想とか抜きに、年金とか保険とか奨学金とか税金とか、全部どうでも良いから最低限生きていける金が全員に支給される人生ならなあと思ってしまう。

ずっと綱渡りだし、皆大変だ。風の噂で友人の苦労を耳にする。抗うつ剤を飲むようになった。最近になって自閉症だとわかった。顔面麻痺になって入院した。「配られたカードで勝負するしかない」とは言い得て妙だが、前を向いて生きていくのは大変なことばかりだ。だからせめて、ぼくと、ぼくの好きな人たちには少しでも不幸が訪れませんように、と願う日々だ。

余談だが、最近シーシャを吸うことが増えた。酒もタバコも少しで十分な人間にとって、シーシャカフェは非常に居心地が良い。今度行きましょうね。

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