勤続24年。来年は勤続25年で表彰される、はず。

私の勤務する法人は7月に開院記念日があり、毎年、永年勤続者の表彰があります。勤続年数、配属先、名前を記入した紙が掲示されるのです。私が入職した頃には、勤続3年目から表彰があったと記憶していますが、今現在は勤続5年目から、以後、10年、15年、20年と5年刻みで表彰があります。

10年目くらいまでは特に何も感じませんでしたが、15年目、20年目になると、ちょっと恥ずかしいのです。ざっくり年齢を公表されているわけですから、とっくに「若手」ではないことを思い知らされますし、「へー、あの先輩、こんなに長くここの職場に居るんだー。」と、後輩達から思われているんじゃないかと考えると、複雑でした。しかし、今年は掲示されなかったのです。きっと、来年は勤続25年で表彰されるはずです。ですから、どうか来年も掲示しないで頂きたいと願っています。

職場以外の知人や友人に「1度も転職をしたことがない。」と話をすると、ちょっと複雑な表情や反応をされることが多いです。「変わってる。ある意味、凄い。」と。ただ、私の所属する法人は医療・介護、複数の施設や事業所を運営しています。定期的に異動がありますから、それが転職のようなものでした。途中、出産・子育てでの休職もあり、強く転職を希望する気持ちは湧かなかったのです。それが、ちょうど1年前頃から、子育ても少し落ち着いて、自分自身のことを考える余裕が出来てきた頃から、猛烈に不安になってきました。「ずっとこのままここに居て、定年を迎えるのか?定年して終わりじゃないよね?老後の貯えなんて、どの程度準備できるかわからないし、元気な間は働きたい。でも、ここで雇用延長は、ちょっと。そもそも、雇用延長出来るかどうかも怪しいぞ。」と。

悩んで、悶々と過ごす中、思い切って飛び込んだ先に素敵な出会いがありました。職場で話すと「なに言ってんの?」と取り合ってもらえないようなことも、「その理想、どうやったら実現できる?」と一緒に悩んでくれる仲間、導いて下さるブレーンの面々。最終的な目標は、日々の業務の中で感じた「あんなモノあったらいいな、こんなサービスあったらいいな。」を形にすることです。

私の職場は中山間地域にあります。通勤の道中、きれいな蓮の花をみることが出来ます。

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