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【初公開】虹色に染まれない人(2015年・脚本)

もう5年も昔の話ですが、とあるセクマイ(セクシュアルマイノリティ)関連の団体で上映させてもらった脚本を思い付きで公開します。今年はTokyo Rainbow prideもおうち開催になり、いつも外野でとやかく言う担当のゾウチクも寂しい限りです。

2015年、20歳の僕は初めて脚本を書きました。あれ以来脚本は書いていません。僕だけで出来たわけではなく、色んな人に手伝ってもらった脚本です。上映時間100分。迷惑ばかりかけました。書けないと言って稽古場に行けなかった日もありました。この脚本には交通事故のシーンがあるのですが、キャストの家で演出と脚本の修正していた日、そのキャストがお使いの途中で交通事故にあいました。キャストが運ばれた深夜の埼玉の救急病院でも修正をしました。恐ろしい20歳でした。みんな、いまさらだけれど、本当にごめん。そして本当にありがとう。

この脚本は僕の原点であり今までもちょいちょい話に出してきましたが、そんな経緯もあっておおっぴらに公表する気分にはなれませんでした。ただもう5年もたってるし、マイノリティ同士の僕らが(いろいろあるけれど)どこかでつながっているという感覚が持てない今日、出してもいいかなと突然思いました。

よければ、読んでください。粗雑かもしれないけど僕の誇りです。脚本って読むのだるいけど。



あと、新作かかないんですか?と5年間聞かれ続けていますが、最近僕は演劇人ではなく、音楽ユニットをやってます。この舞台でW主人公の1人を演じてくれた彼と、「虹色に染まれない」マイノリティの周縁部で、ハッピーじゃない孤独を演奏し、語り続けてます。ぜひライブにおいでくださいませ。

(語り後7:16ごろから歌)

「どこまでいっても新宿は僕らの東京」



ゾウチクコウジ



















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