マガジンのカバー画像

明日をなんと呼べばいい

108
三十二歳と呼ばれる男の、人生三十年目。 風見かおる
運営しているクリエイター

2015年3月の記事一覧

私の中に

私の中に

私の中に、私の外に、芽吹くものがあるのなら、光は照らしてくれるのか。

私の腕が、私の足が、この地に根付き、一人ただ私を抱きしめるなら、愛おしいと涙を流すのか。

私は一人私の外で自分を抱いて、私は一人私の中に体を懐く。

ただ自分を抱きしめて。

ふとした時に、感情が高ぶり、ああ、生きているのだと思うのだ。サラリーマンにはよくあることなのか。けれども、よくあるからといってそれが良いことと堪え忍ぶべき壁だと思はない。

時来れば懐かしきとぞ思い入るそんな苦悩に夢はあるのか

風見office〜since2006〜©風見かおる