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iPhoneもiPadもここから始まったんだよね - 初代iPod -

2001年10月24日にApple社内の講堂で発表された最初のiPod。
スティーブ・ジョブズが

「われわれは成功する音楽プレーヤーのレシピを知っている」

と言って発表したiPodは、5GBのハードディスクを内蔵し、「ポケットに1000曲の音楽」が売りでした。その価格、日本では¥47,800。

アメリカでもメディアはこぞって、

「高い。399ドルもする音楽プレーヤーが売れるわけがない」
「そんなにたくさん音楽を持ち歩いても全部聴けない」
「ナンバ-1といってもMac用音楽プレーヤー市場だろう」

と否定的だったようですが、蓋を開けてみればアメリカだけでなく世界的に大人気に。
まあこの手の評論家の意見は、iPhoneの時も大きく外れたので、大概は当てにならないですけどね。

Appleのすごいところは、これを見越してなのかわからないですが、すでにiTunesをリリースしていたところ。iPodが出る時には、そこに転送する準備ができてたということですから、先を見てますね。

やがてハードディスクも大容量化し、小さなサイズのモデルが増え、最後にはタッチパネルのモデルが登場するに至りました。この辺の進化はWikipediaなどでご覧ください。

そして初代iPodの発表から6年と少し経った2007年1月7日に、「タッチ操作のできるワイドスクリーンのiPod」「革命的な携帯電話」「インターネットコミュニケーター」がひとつになったものとして、iPhoneが発表されています。

その後のiPhoneやiPadの進化は多くの方がご存知なので割愛。


iPod再び

さて、そんなエポックメイキングなiPodを私ももちろん出てすぐに購入しましたよ。
そして今回久々に箱から出してみることにしました。

外箱

完全なキューブ型の箱で、周りのスリーブを外すと今度は左右に分かれて開くようになってます。片側にiPod本体、反対にはケーブル、充電器などのアクセサリーと説明書などが入ってます。

本体

本体はお出かけの時のお供は元より、仕事でイベントの進行をやるときにBGMの再生用の端末として使ったりなどしたため、特に裏面のクロム部分はなかり細かい傷が入ってしまっています。

あとはメカニカルホイールも結構ゆるゆるになってしまってますが、これは当時よくあるトラブルのようですね。その影響か、次の第2世代では静電式のタッチパッドに変わってます。


そもそも動くのか?

iPodが見つかった!と言っても、動かなければただのお部屋の飾りになってしまいます。
早速Macと繋いでみたいところですが、このiPodの接続用のコネクタはFireWire、しかも古い方のFireWire400というタイプで、USB-Cしかない私のM1 Macにはそのままではつながりません。

そこでかなり強引ですが、変換アダプターの登場です。今回使ったのはこちら。

これで無事繋げられます。


M1 MacBook Airと繋いでみよう!

早速接続…ちゃんと充電されてアップルマークが現れた!

するとMacの画面ではミュージックアプリが起動してデバイスの欄になんと「iPod G1」の文字!
バッチリ生きてますよ、このiPod。

今何が入っているかと言うと、昔イベントの仕事で使ったBGMが延々と入ってました〜。

ではこれに曲を追加してみます。
今はApple Musicで音楽を聞いてるので一抹の不安はありましたが、難なくドラッグ&ドロップで転送完了しました。

ただし、曲によっては転送できないものもありますね。
自分で購入したもの、リッピングしたものでないとダメなようです。それもそうですね、Apple Musicを使うにはネットでの認証が必要になりますから。その辺りはアプリがしっかり管理区分けしているみたいです。
上の写真ではiPod G1の文字のところが赤く囲まれていますが、取り込めないファイルだと全く反応しませんでした。


いよいよ実聴

初代iPodの良いところと言うと、何といってもメカニカルホイールです。この操作音が何といっても良いんです。

実際に曲を聴いてみると、何となくいつも使っているiPhone13より低音がしっかりしている印象?贔屓目で見ているから?
いずれにしても、最新の音楽を(制限付きですが)20年前の初代iPodで聞くことができました!

お次は・・・

第3世代のiPodも見つかったので、これも試したいのですが・・・まだ液晶にカバーが貼られてるのでそのまま取っておこうと思います^ ^

その代わり、2代目iPhone(日本では初代?)のiPhone 3Gもあるので、近日中にそれでどこまでできるのか試してみたいですね。


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