Web用画像_SIM実践研修公開セミナー

公開セミナー「『SDGs×評価×金融』 事例と実践」は、こんな内容です

気が付けば、テレビ画面でも、電車でも、会議室でも、至るところでSDGsバッチをつけている人を目にするようになりました。SDGs達成は「パートナーシップ」がカギなので、公的機関や非営利組織の枠を超えて、企業にも認知や関心が広がり、SDGsが共通言語化していくことは、大事な一歩と言えます。

しかし、誰もがSDGsバッチをつけて、あらゆる報告書にSDGsロゴがつけられたとき、持続可能な社会は本当に到来しているのだろうか?その中で、SDGs達成にちゃんとつながっていくものと、SDGsロゴがつけられただけのものとを、見分けることはできるのだろうか?そして、SDGs達成につながる事業を促進していくような社会はどうつくれるのだろうか?そんなことを問いとして、このセミナーを開催します。

「ロジックモデル」というツール

昨年度からスタートした、神奈川県SDGsモデル事業。その中では、20社ほどの企業が「ロジックモデル」というツールを使って「自分たちの事業は、めざす社会につながっているのか?」「そもそも何をめざしているんだっけ?」を言語化したり構造化したりデータで検証したりして、事業を本当にSDGsにつながるものにする取り組みをしています。そして同時に、金融関係者が、金融によってその取り組みをどう支援できるか、一緒に考えつくっています。

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ロジックモデルは、これまで主に公的機関や非営利組織の事業評価・改善のために使われてきました。それがいま、SDGsというワードが企業に浸透し、統合報告書の発行が増加し、投資家はESG投資を拡張させていく中で、企業の非財務的価値を見える化し、マネジメントするためのツールとして「ロジックモデル」の活用が企業にも注目されはじめています。

当日は、3つの事例をご紹介します

当日のパネルディスカッションでは、SDGsモデル事業のご参加企業から、3社に事例を紹介いただきます。

1つめは、国際航業株式会社。自転車の交通事故を、規制や罰則ではなく、一旦停止したら「ポイントをつける」アプリで防止する取り組み。獲得したポイントを町で使えるようにすることで、地域活性化も同時にめざします。

2つめは、株式会社インターネットインフィニティー。リハビリ型デイサービス「レコードブック事業」を展開し、運動を通じて元気になる人を増やし、街を元気にし、みんなが元気に長く自分らしく生きられる社会づくりをめざします。

3つめは、株式会社TBM。紙・プラスチックの代替となる日本発の新素材「LIMEX(ライメックス)」を活用した新しい循環モデルを構築して、プラごみゼロをめざす神奈川県の活動推進をしています。

この3社が、どのようにロジックモデルを描き、それよって何が見え、何が得られたのか。企業にとってSDGsへの取組みに正面から取り組むことの意義をお話しいただきます。

企業と金融との新たな対話は生まれるか?

3社の社会課題やSDGsへの取組みを、資金提供者はどう見るのか?当日は金融サイドからもパネリストとして、日本ベンチャーキャピタル株式会社、かながわ信用金庫のお二人に加わっていただきます。

企業がSDGsに取り組むこと、その成果の見える化に取り組むことは、資金提供者にとってどんな意味があるのか?どう融資や投資とつなげられるのか、つなげるべきなのか。つまり、金融はSDGs達成貢献に何ができるのか。

そんな正解のない問いに、ここ数か月向き合ってこられたパネリストの方々と分け入り、一歩でも前に進めたらと思います。

全員参加のディスカッション

最後は、パネリストの方々も交え、会場にお越しの皆様全員で、これらの問いを考えたいと思います。以下から関心のあるテーマを選び、同じグループの方と議論していただきます。

- 企業にとって、SDGs達成貢献を「見える化」する意義とは?
- 社会的インパクト・マネジメントがあらゆる企業に実践可能になるには
- SDGs達成貢献の「見える化」で、企業と金融の関係は変わるか?
- SDGs達成貢献に向けて金融ができること

参加くださった皆様が、パネルディスカッションを聞いて、参加者同士で考えて話して、何かひとつでも信じられる、そして実践に繋がるものを持ち帰っていただけたら嬉しいです。

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