受験日本史の学習について

みなさん、こんにちは。

大学入試の日本史で合格点を獲得するために必要なことは何か。それは、教科書記述を頭に叩き込むことです。

実際の入試問題の中には、高校の履修範囲を逸脱したものが見られます。しかし、こうした「悪問」は正解できなくてもいいのです。では、「高校の履修範囲」とはなにか。それは、教科書に記載されている事柄です。参考書ではなく教科書です。文部科学省(正確には文部科学大臣)の検定を通った教科書です。「どこまで覚えたらいいかわからない」という声をよく聞きます。その答えは「高校の教科書に載っていれば覚えなきゃダメ。載っていなけてば覚えなくていい。」ということになります。こうした「覚えるべき/覚えなくてよい」の線引きをするためにも、教科書学習は大切です。

教科書学習が大切な理由がもうひとつあります。それは「受験日本史」に限って言えば効率的だからです。実際の入試問題を教科書片手に解いてみてください。多くの入試問題が教科書記述を利用して作成されています。(なかには丸パクリまで)論述問題であっても、明らかに教科書のある部分をそのまま書けばよいものがあります。(全てとは言いません)

参考書・図版・資料集・一問一答などの問題集と、世の中には「受験グッズ」があふれています。授業にしても参考書にしても、その目的は「教科書記述を頭に叩き込むこと」であり、最終的には試験で合格点が取れる実力をつけることです。このことを常に意識した学習を心掛けましょう。

田部圭史郎(たなべけいしろう)


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