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演劇ワークショップ(試作段階)

安住の地の金沢公演から帰ってきた翌日、僕主催のWS(の試作段階)をP-actで開催しました。

参加者は、4つの違う所から集まった、俳優やその卵達で、最初の20分は「水を打ったような静けさ」とはこの事だ!という状態から始まりました。
実は僕は、そのなんとも言えない緊張感ある静けさ、嫌いじゃないです(笑)

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さて、内容は、約9割エチュードで、少しずつルールが増えていくゲーム感覚なWSです。

基本は2チーム制。随時チーム変えあり。

1)新聞から気になるワードを出す。
2)パワーバランスを探る。(カードを引く)
3)「展開」と「どんでん返し」を担う。(カードを引く)
4)相手チームのエチュードで出来たストーリーラインや構成を引き継いで、パワーバランスを明確化、関係性を明確化。

以上。
時間的には、1時間に1回(約10分)の休憩ありで、合計約4時間。

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エチュードをやっていくと何となく見えてくるのが、マクロとミクロの視点、存在する為の方法などなど…

そんな見えたコトを、たまに僕が全体に投げ掛けてみたり、個人に投げ掛けてみたり、

でも基本的には、ただただ遊んで楽しんでいる感じ。

そして今回発見したのが、このWSは、全体でのコミュニケーションと個々でのコミュニケーションが取れる/取りやすい仕組みになっていたコトに初めて気付いた!(笑)

これは、もしかすると、もしかするぞ、と心の中でアイディアが浮かんできたけど、今はまだ。

そんなこんな参加者は遊び感覚の中から、それぞれ課題を見付けた様子でした。

中には、個人的には伝えた内容は何だったのか?と気になって聞いてきたりと、凄く意欲的な人がいたりして、熱意も雰囲気もとても良くて、かなり充実した時間でした。

水を打ったような静けさだった最初の20分は、そこにはありませんでした(笑)
「やっぱりな」と確信を持てた瞬間でもあります。

今回までに、去年の夏と秋にWSをしてきました。僕としては次の段階を考えており、今回の3回までを試作段階とし、身近な俳優に声を掛けて来ました。
が、今回で試作段階を終了し、今度からは次の段階へ行けそうです。

1、定期的開催と一般の方々とも遊べるWSへ。
2、1年掛けてWSから生まれたストーリーを作品へ昇華させ、発表または配信、もしくは公演に繋げる。

照明の現場と学校の授業とメンタル的な隙間を縫って、僕としては新しいカタチで演劇に関わって行けたらなぁと思ってます。

ご興味ある方は、是非ご参加下さいませ。

#演劇ワークショップ
#コミュニケーション
#エチュード

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