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2022富士五湖118kmウルトラマラソンレポート

2022/4/17(日)人生初の100km超えのマラソン富士五湖ウルトラマラソン118kmの部に出場してきました!
自分自身の思い出としてはもちろん、今後参加を考えている方の為にもレポートを残します。

前日入り

大会は朝4:15スタートなので前日入りしないといけません。今回は4人で参加!仲間がいると心強い!

談合坂SAでスタバ休憩。

新商品バナナバナナフラペチーノをみんなで
「彼氏とスタバなう」につかっていいよ

東京→河口湖はあっという間ですね!
1時間30分で到着!

富士山が綺麗ですね


まずは明日の朝食を買う

翌朝は4:15スタートなので朝食を買っている時間はありません。
まずは翌朝の朝食を買いましょう。

「えーっとこの辺かな」

そこはお酒コーナーです。

「おいしそうなの見つけた!」じゃないわ。

そんな感じで明日の朝食と大会後のお酒を購入。


17:00 夕飯

19:00には寝たいので早めの夕飯に向かいます

なんと桜が満開!

山梨といえば"ほうとう"
有名店の「小作」に入ります。

絶品でした。また必ず来ます!


抗原検査

コロナ禍という事もあり出走予定者全員の抗原検査が義務付けられています。

無事に「陰性」


19:30 就寝

睡眠導入剤飲んで寝ました。


2:00 起床

4:15スタートですからね。この時間に起きないといけないのです。

こんなテンションです。察してください。

それぞれ、朝温泉に入ったり、サプリの準備をしたりスタートに向けて準備を整えます。

走る際にベストに入れる用に準備したサプリ

エイドが充実しているので、そんなにたくさん持つ必要はなさそうだけど初出場で不安もあり気持ち多めに。

そして朝食。
僕が朝食べたものは

・おにぎり 3つ
・バナナ一本
・カップうどん


3:30会場到着

既にたくさんの参加者が会場入り。3:30は遅いくらいでした。

駐車場から荷物を預ける場所まで少し歩きます。
荷物を置いていざスタート地点へ!

気合い十分!
気温は1桁!

スタート時は雨も降っており、めちゃくちゃ寒かったです!


4:15 START

暗闇の中スタート!

雨!暗闇!寒い!

ここから118kmの大人の遠足が始まります。

START〜20km

スタートから2kmくらいは緩やかな登りが続き、登りが終わったと思ったら今度は下り坂がまた数km続きます。
暗いし、人も密集しているし、上り坂と下り坂で自分のペースやカラダの調子がよくわからない状態になります。
ここで自分を見失うと後半確実に潰れます。

そして市街地にたどり着く。

思っている以上に赤信号に捕まります。
なので、序盤頑張っても信号で足止めくらうので序盤は頑張らない。これめちゃくちゃ大事です。

進んでいくとようやく湖!

山中湖

最初に伝えておきます。
当日は終始ガスっていて、富士山は一瞬たりとも見えませんでした。笑

そして20km

よーし!これをあと5回繰り返すだけだ!(白目)


20〜42.195km

富士山の周りという事だけあり山道のようなロードあり

自然を感じられるのも富士五湖の良さ!
36km地点激坂!

36km地点くらいかな?1km続く激坂もあり。
ここの激坂で歩かずに頑張りすぎた事があとあと脚にひびく事になります。

40kmを約4時間

そんなこんなで40km地点まではだいたい6:00/kmペースとまずまず。

あわよくばサブ4狙ってた

フルマラソンの42.195までも予定通りのペースで通過。


走ることに集中しない

42.195kmを過ぎてからがウルトラマラソン。
実はスタート直後からずっとトイレを我慢していました。

理由は2つ
①タイムロスしたくなかった
②尿意に集中させる事で走る事に集中しないようにしたかった

①は分かると思いますが、②は完全に精神論なので、参考にしないでください。笑

でも本当に走ることに集中しすぎていると、ちょっとした脚の違和感やネガティブな思考にやられそうになるので、尿意と戦っているくらいがちょうどよかったのです。笑

4時間我慢しました。


脚が攣る

50km過ぎから内転筋と腿裏が攣り始める。
なんとかごまかしながら走る。
この辺からエイド毎に止まってストレッチをしてまた走る。を繰り返す。

このストレッチが最強

しゃがむのも立つのも辛いけど、伸ばさないとずっと痙攣していて走れる状態じゃない。

なんとか60km通過

エイドで出る"吉田のうどん"はとても美味しくておかわりもした。

温まるし塩分も摂れる

東京から応援に駆けつけてくれたみほさん、たつやさん!応援は本当に力になった!😭

最高のトライアスリート仲間!


一番きつかった70〜90km

100km超えてからが一番辛いかな?と思っていたけど、この区間が一番辛かった。

脚が辛いのはもちろんだけど、頭によぎるのは

「100kmの部だったら。あと20kmだけど、こっちはまだ40km近くある。」


という何の意味のない比較。
ここでメンタルもやられてガクッとペースダウン。1.5km走って1km歩くというような状態で頑張って進む。

歩きながら栄養補給

食べられる間はまだ大丈夫。
そう言い聞かせて進む。

ロキソニンは御守りみたいなもの

どうしようもなくなり83km地点でロキソニンとカフェインを投入。
脚が少しずつ動くようになってきた気がする。

バナナで電解質補給!

なんとか90kmまで到達!

眠気との戦いもあった

でも制限時間が結構ギリギリである事に気づく。
関門の制限時間まであと30分とかそんな所まできていた。


完走率50%

この70-90kmの区間で一緒に参加したゆーきから「78kmの関門でタイムオーバーになった」と連絡が入った。
一緒に頑張って練習してきたのでめちゃくちゃ悔しくて涙が出た。
でも「絶対にゆーきの分まで頑張ろう」と、気持ちを強く持ち直した。

ちなみに今回の118kmの部の完走率はなんと50%。半分のランナーしか完走できていない。
それほど過酷な大会なのです。


100km超えからのスパート

118kmの部の人しか走れない本栖湖。
事前に経験者の方から「本栖湖は118kmの部の人しかいなくて、ほぼ孤独走だから辛い」と聞いていたが、僕はこの時点では逆に孤独走がよかった。

正直、本栖湖に入るまでの大人数のランは結構しんどい精神状態だった。
・他の人のアウターのシャカシャカの音
・限界を迎えている人のドスドスの足音
・限界を迎えている人のゼェゼェの呼吸音
・限界を迎えている人の歩く姿

こんなの普段全く気にならないどころか日常のはずなのに、この小さな一つ一つがとてもストレスに感じる。そんな精神状態でした。

こんな感じ

辛そうな人の近くにいると辛くなる。引きずられる。
普段ならそんな事は全くないのにそんな精神状態だったので、孤独になれた事で逆に自分と向き合えばいい状態になった。
個人的にはとても救われた。

そんなタイミングでロキソニンとカフェインを再投入!
これがめちゃくちゃ効いた。

エイドでは2回目の"吉田のうどん"チャンス!

ここでもおかわりをした。
カラダが温まり、カラダがどんどん動くようになってくる。

ここまで全力で走っても7:10/kmが限界だったペースが何故か6:00/kmを切るペースで走れるようになっている。

90-100kmの絶望的なペース
100kmを超えてからのエイド休憩以外のペースが上がってる

100km超えてからペースなんて上がるわけないと思っていたけど、ペースも上がるし心拍も160近くまで上げられている。すごい!
これならイケる!!!まだ体は元気だ!!!!

14時間41分44秒

そんなこんなでゴール前最終関門の110.8km地点まで到達。

ゴールまで約8km!

100km以降だいぶ頑張った事もあり、大きなトラブルさえなければ完走が見える所まできた。最後のエイドでは最初で最後のコーラをぶち込んだ🥤


もう少しでゴール!
あと5km!
という所から

まさかのずっと激坂

最後に激坂が3-4km続きます


もう走る元気と脚は残っていませんでした。
もれなく視界にいる全員が歩いてました。

どうしても元気がほしくて

インスタライブしながら乗り切りました。
たくさんのご視聴とコメントありがとうございました😭✨
めちゃくちゃ力になりました。

そして









14時間41分44秒
ゴーーーーーーール❗️

気づくと空は真っ暗。
ゴール地点の富士北麗公園の照明が見えた時から色んな想いが溢れ出て涙が止まりませんでした。

同級生3人組!

ゴール直後はゆーきが最後まで待っていてくれた。本当ありがとう。

そして100kmの部に出場していた、ライフテーラーゆことも久々に再開できた!✨

残念ながらガスっていて富士山は1mmも見る事ができませんでしたが、一瞬だけ太陽が出た時の暑さが続いていたら個人的には完走は難しかったと思います。

最終リザルト。70-90kmが辛かったのがよくわかります。


今後走る方へ

僕がこの情報事前に知りたかった!と思った事を箇条書きで書きます。

①エイドが充実しているので持ち物は最小限で。
→42.195kmまでエイドで止まらないようにフルマラソンくらいの持ち物で大丈夫

②序盤は赤信号で止まるので飛ばしすぎない。
→頑張っても信号で止められます。絶対頑張らない。

③事前情報以上に坂です。
→記憶が確かなら36km地点、57km地点、103km地点あたりの坂は「坂が得意!」という人以外は歩いた方が無難かもしれません。
個人の感想です。


まとめ

未経験の事に挑戦する不安と恐怖は計り知れなかったけど、挑戦して本当によかった。

自分の枠の中で「できる」とわかることをやってもおもしろくない。
自分の枠の外の「できるかわからない事」に挑戦する事。
大人になってから忘れがちになっている"挑戦"は人間を一回りも二回りを成長させると思う。

挑戦の結果、できたかできなかったかは関係ない。
挑戦した人だけが成長できて
挑戦した人にしか見えない景色があって
挑戦する事そのものに大きな意味がある。

挑戦しただけで全員勝者!
参加したランナー全員リスペクト!!!

そしてコロナ禍で開催してくださった運営の方々!
悪天候の中ご協力頂いたボランティアの方々!
本当にありがとうございました!

下半身が交通事故レベルで痛過ぎます。
脚はこんな感じでパンパンになっています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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おまけ

118kmのラップタイムだけ全て載せておきます😊

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