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リアリティーを支えるのは何か?

学生時代のわたしの研究テーマは、「リアリティーは内容よりも形式に宿る」ということでした。
言い方を変えると、それは「何を言うかよりも、誰が言うか」ということかも知れません。

たとえば、ちょっと不便なところにある美味しいラーメン屋さん。
その店を、グルメで通っている友人が紹介するのと、味音痴で有名な友人が紹介するのとでは影響力が違います。
同じ「あそこの店、美味しいよ」という言葉なのに、前者は行ってみたくなりますが、後者は「そうなんだ」で終わってしまいます 😊

かつてのマスコミにも、同じような力がありましたよね。
「テレビが言っているから」という前提は、一定の時代までは強固なリアリティーの支えでした。
今は、もう変わりました。
むしろ、論理の根拠に「テレビで言ってたから」なんて言ったら、「大丈夫?」と思われるはずです 💦
リアリティーの根拠は、変化します。


話をラーメンに戻すと、そのラーメンが本当に美味しいかどうかは、情報の問題としては重要度が低いんですね。
「本当にいいものなのに、売れない」というのは、よくある現象です。
また、グルメな友人のお薦めでも、自分にはあわないってこともあります。

今、あらためてそのことを考えているのは、サイニック理論のリアリティーが『歴史研究の奥深さ』に支えられているからです。
サイニック理論の真骨頂は『未来予測』ですが、それがリアリティーを持っているのは、歴史のグルメだと思えるから 😊
教科書的な時代区分ではなく、独自の調査によって『美味しいラーメン屋さん=おもしろい技術変遷の歴史』情報を持ってる信頼感です。


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