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【下山貴美子の主婦日記】新潟名物「へぎそば」って?

こんにちは、下山貴美子です♪

今秋から新潟県も梅雨入りしたと発表がありましたね☔
スッキリしないお天気は、なんだか気持ちも沈んでしまいませんか?
はやく梅雨が明けて、カラッとしてほしいものです(><)

さてさて、今回は何について書くかといいますと・・・
前回に引き続き新潟のグルメについて紹介しようかと思います!

わたしはそばが大好きなんですが、とくに新潟名物の「へぎそば」に目がありません。

「へぎそば」って何?

「へぎそば」は、新潟県の魚沼地方が発祥とされる新潟県の郷土料理です。

「へぎ」とは

「へぎ」は「剥ぐ」が語源となっていて
「剥ぐ → はぐ → へぐ」というふうに訛ったものと言われています。

木を剥いだ板でできた「へぎ(片木)」という器に盛りつけるので、「へぎそば」と呼ばれるようになったとされているのです。

「へぎそば」の特徴

へぎそばでは、冷やしたそばを一口大に丸めて器に盛りつけるのが特徴です。この盛りつけをする際の手の動きは、「手振り」や「手びれ」と呼ばれ、織物をする際に糸を撚り紡ぐ動作を表しているとも言われていますよ。

実は新潟は織物文化発祥の地でもあり、昔から雪深い時期には屋内で機織りが行われていました。へぎに美しく盛り付けられたそばは、織物をする時の糸を撚り紡いだ”かぜぐり”から生まれたものという説もあります。

「へぎそば」のつなぎ「布海苔」とは?

もう一つへぎそばの大きな特徴は、「布海苔(ふのり)」を使用していることです。

布海苔は海藻の一種で、全国各地に生息していますが、良質な布海苔が採れるのは限られた地域であり、その中でも長崎県周辺が主な産地となっています。しかも、布海苔は一年のうちで限られた時期にしか採取されず、手摘みでしか採れないそうなんです!

布海苔は食用としてだけでなく、織物の糊や漆喰の材料、洗濯のりなどにも使われていたのだとか。

新潟でも、織物のよこ糸を張るために布海苔が使用されていました。そこで、十日町市にある小嶋屋総本店の初代社長である小林重太郎さんを中心に、布海苔をそばに取り入れてみようという試みが行われ、それがへぎそばの誕生につながったと言われているのです。

へぎそば特有のまるで波打つような美しい盛りつけは、布海苔の特性がないと難しく、ふつうのそばではうまくできないのだとか。

「へぎそば」はどんな味?

「へぎそば」は、盛り方だけでなく、少し緑がかった色をしているのも特徴的です。海藻が練り込まれているため、白色というよりもヒスイ色に近く、美しい透明感のある緑色が食欲をかきたてます♪

味わいは、海藻が含まれているので、ちょっと独特な風味があります。一般的な蕎麦の味を想像して食べると、少しびっくりしちゃうかもしれませんね。ですが、香りも良くさっぱりとした味わいがクセになりますよ。

布海苔のおかげで、へぎそばはコシがしっかりとあり、シコシコとした食感が美味しいです。そばが苦手な人にも、ぜひ試してみてほしいなと思います。

薬味も独特!

そばの薬味といえば、なんでしょうか?

そう、わさびですよね!

ところが、「へぎそば」では薬味に「わさび」ではなく「からし」を使うのが一般的です。「へぎそば」発祥の地である十日町市では、わさびがとれなかったので、代わりにからしを使うようになったとされています。
(現在は、お店によっては、わさびも提供されているようです。)

ちなみに、からしはツユに溶かすのではなく、そばの上につけて食べますよ。

まとめ

今回は、「へぎそば」についてご紹介しました。

新潟県に訪れた際は、ぜひ本場の「へぎそば」を堪能してみてくださいね♪

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