逮捕された新卒OLの罪(3,800文字)
割引あり
第10章 憂鬱の連行
夕方近くになると、各留置所ごとに被疑者達が集められる。
わたしはここで夕方でもう少しで帰れると思っていた。
担当さんの指示で別の牢屋へ移動した。
ここで別の被疑者が目配せやサインなどと思われる行動を取るのを見た担当さんが烈火の如く叱りつけられる。
大したことのない被疑者同士の挨拶のつもりではあるが、やはり、なにかあるといけないため 担当さんのの目を光らせていた。
留置所から戻る時は担当さんがかなりピリピリしていることがわかる。
牢屋に各留置者が一気に集められるので、かなり狭い。
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