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腐れ縁


C Caseというバンドが12/30に活動休止をするという話を聞いたのは10月かそこら辺だった。あるときは仲間であり家族みたいな兄弟のような存在でもあり、かといって何か具体的に仕事をしたかというとそんな事もないような気もしてるし、しかしそれを他の人に言われるとブチギレたくなるくらい何かしたのかもしれない。別に何かをしたから、情があるからという話は置いといて純粋に彼らの作る音楽が俺にとって大切な存在であり彼らのライブが俺にとっての日常をぶち壊してくれる大事な非日常だったから、初めてライブを見たその日に何か一緒にやろうよと、何でも手伝うからと縋るように声をかけたのがもう4年くらい前なのかと思うとそりゃもう色々ある訳で、彼らにも本当に大変で壮絶な期間が確かにあったし、それを一冊の本にしてもなかなかに面白くなるくらいの色々な障壁と喜びがあった。でも出会いからこれまでの話を話すと長くなるしフリックしすぎて指が痙攣してしまうので、またいずれ飲みの席で聞いてください。

今年の彼らは初めてのワンマンライブをしたし、東阪憧れの先輩やバンド仲間を呼んでツアーをした、俺は初めて江ノ島でバンドとの共同企画をC Caseとしたし、それ以外にも数々のブッキングライブに出て、あーでもないこーでもないと新曲を作りながら日々金もないのにスタジオに入り、バイトをして、死に物狂いでバンド活動を送っていた。別にこれは彼らに限った話ではないし、バンド活動をしているバンドマンのステージ上のカッコよくて輝いている姿とは裏腹に俺たちと同じようにレジを打ち、酒を注ぎ、仕事にバイトにひた走っている姿がある。ライブをしている姿が当たり前じゃなくなった2020年からここ数年の流れもあり、活動当初来てくれたお客さんも少なくなってしまったと嘆いて苦しんでも、何とか前を向こうと言ってるのに後ろ向きで、少し皮肉をこめながら石ツが曲を作りC Caseの曲として世に出していた。そんな彼らに対し俺に何ができるか考えても結局は何もできなかったのかもしれない。こうなってしまった以上。ただ終わりではないと、解散ではなく活動休止と言ってくれた彼らの言葉を信じて、彼らがまた動き出したくなった時の為に俺は休まず何か行動を起こしてみようと思い始めている。彼らみたいに皮肉や愚痴をカッコよく伝えることは俺には出来ないが、C Caseのダークヒーロー感は今の令和という訳のわからん時代には必要な存在だと信じて待ち続けようと思う。うちにメンバー全員できたり勝手にキッチン使ったと思えばMVに使われとるし、訳わからんがそういう付き合いの中、当たり前に在る存在だと油断していたからこそバカを見た。当たり前じゃねえからな!?と加藤浩次もいつかのめちゃイケで相方に言ってたのに。そもそも居なくなってから気づいたみたいなのが本当にダサいので見れる限り声が出る限り応援したいしライブにも行こうと思う、てか行けよ。これは別にC Caseに限らず俺が大好きなアーティスト全員に対して思った事だが。でもまあ俺は彼らの音楽をこれからも聞き続けようと思うし待ち続けようと思う。敬意と最大限の愛と憎しみを込めて、『C Caseを許さない』と大声で叫んでおいてとりあえずのシメにします。また飲みに行こう、いつでもお前らと長話がしたいので。ではノシ

りゅうのひら


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