一年ぶり

カスみたいな言葉に出来ない小さなイラつきが積み重なって酒を飲み、3人寄れば文句を言いつつ、文殊の知恵共が1番遠くでこちらを嘲笑っている。それでも尚未来に媚び、何も進めないまま毎日が進んでいる気がしているのが今の俺。This is 俺。そういえば下書きに書いていた、俺の四年間タワーレコードでバイトしてた時にクレヨンしんちゃんのDVDがクソ売れてた時の話とかメジャーレーベルで働いていた時の愚痴録だとかそれらを全て懺悔したかのように自分の不甲斐なさを情けなくも赤裸々に綴った自伝小説も全て消した。普通に恥ずかしくて消した。

毎日何が正解だったかを考える。

答え合わせは10年後、いや、もっと先の話かもしれません。←タヒね

30歳にもなってやっと正しさは経験ではないと気づき始めている。奇しくも経験則でモノを言う化け物になってしまった俺は結局自分の価値観の物差しで何かを計っているだけなのである。そして自分より若い人たちが「何が分からないのか分からない」と言ってくる。俺もだ。分からない。何が正しいのか分からない。でも間違ったらできる限り俺たちの責任にしてほしいと思う。俺の責任ではなく。俺たちの。なんなら積極的に俺達より歳上の老害どもの責任にしてほしいと思っている。

最近の10年は空白の10年だと思う。

40代の何かを成し遂げたような偉そうな顔と30代の一生外野で玉拾いをし続けるという腹を括った顔が20代にまで伝染している気がした。

日本のエンタメ業界は誰も、そして何も成し遂げてない10年だと思う。

何が10年で起こったのかは俺には分からないし話したくない。我慢して耐え続けてきた10年かもしれない。ハラスメントという言葉が生まれるまでの10年だったのかもしれない。根性という言葉がなくなった10年かもしれない。実行力を消した10年かもしれない。意見を発信する事が難しくなった10年かもしれない。今は2024年。10歳下の子が自分の意見を言葉に出来ず悩んでいる。由々しき自体だと思う。

飲み会の場で言う事が僕らには出来たけど今の20代前半の子達は特に難しいということは流石に分かる。理解できる。理解しろ。そしてウイルスはここにも影響が有ったんだなと肌で実感している。

でも俺にはまだ何が正解かわからない。
そして多分きっとこれからもわからない。

申し訳ないと感じている。

何かを変えたいと
ずっと想っている。

りゅうのひら

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