思うこと

本格的に寒くなってきたなと夜中マスクの下から白い息が出て気づいた。寒いと何かと目につくのが息だけじゃなくて車のライトの眩しさとか重ね着しすぎて猫背になってる婆ちゃんの背中の曲がり具合とかその他全てが嫌になる程目についてしまう。

TwitterでWeb漫画を読んだ。

純粋にかっこいいなと思ったし爽快感すら感じたしマジでスカッとジャパンでした。素晴らしい作品でした、映画化してくれ!反面、悔しさも残った。俺は悔しい!!

俺は今メジャーと呼ばれているレーベルで働いている。度々、音楽を題材とした作品の敵、憎まれ役を担うのはメジャー会社の人間が多いと個人的に感じる。まぁ例を出してなんのかんのとかはないですが感覚として。ここで言いたいのは「メジャーを悪く言うな!」と言うことではなく、作品として本当に素晴らしく、作中ライトを浴びてカッコよくライブをしているアーティストたちに憧れ、なんなら音楽業界に飛び込んでみたいと考えるようにもなった一因でもあるかもしれないし、そしてしっかりとスーツとか着っちゃたりしたメジャー役の人間に苛立ちを覚えていた。

言いたいのは、そもそもなんでそこまでメジャーの印象が悪く映るようになってしまったのか。ってことです。

多分実際にそのような関係を築いてしまった事があるアーティストが過去いたのかもしれないし全てフィクションという可能性もある。知らん。俺の知ったことでは無い。黙れ!ただ俺はメジャーの会社で本気で頑張っている人たちを間近で見てるから、そういう作品を拝見したときに胸がキュッとなるようになった。これだからメジャーは...と俺もメジャーレーベルで働く前は一人前でも無いくせして常々文句を垂れていた身であるのに、いざ働いてみれば寝る間も惜しんでPRにひた走り、リリースに向けて計画を立て、何度覆されてもなお頑張る姿を目の当たりにすると物凄く胸がキュッ(以下略)

とりあえずもう頑張るしかないのだ。音楽とアーティストに向き合うしかないしそもそも俺たち音楽業界で働いている人間はアーティストのお陰で飯が食えているということを忘れるな!と某インディーズバンドシーンのダークホースの異名を持つ男に言われたこともある。その通りだな...本当に...そもそもこんなものを書いていないで仕事をしろという話である、申し訳ないし合わせる顔もない。

いつかメジャーレーベルとアーティストが二人三脚で踠きながら音楽シーンを駆け上がっていく漫画とか映画も見てみたいし、作り話じゃなくていつかそういった頑張りを世の中に見せる事ができたら嬉しいなと思った。そもそも俺スーツ持ってないし。怒られたら消します。もう本当に怒られたくないので。以上。


りゅうのひら



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