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Twitter機能がとまった瞬間のスマホを持って戸惑う人々がいる事も知らず友達に酒持ってこい!と騒ぐ男になってしまっていたらしい。恥ずかしすぎる。夏、これもまたSNSでの話だがこのクソ暑い中外に出てバーベキューだの花火だのビアガーデンだのに行ってる人を見かけると本当の意味で隠と陽の区別がハッキリ濃くなって、香ばしくなっきましたな〜とかガンガン冷房の効いた部屋で1人呟くほどに俺は外に出たくない。極力というか出来ることなら出ない。焼肉は室内で食えよ。ビールは居酒屋でため息つきながら飲めよ、花火は、まぁ…。

友達が新譜を出しました。新譜というかフルアルバム。ファーストフルアルバム。おめでとう。アルバムって大変なんだよな、曲作った時から時間経ってると余計大変なんだよな、入れたくない曲とかな、作った当時と気持ちのギャップとか出てくるんだよな、うんうん、活動から5年弱で1st Full Album?こいつ正気か?アーティストとこと、SuUが1st Full Album 「Build」をリリースしました、おめでとうございます。早速だが俺は彼のファンなので全曲レビューを勝手に書く、書くったら書く。

1.Build
このアルバムの表題曲。冒頭に入るイントロとして扱われるかもしれないがこのアルバムを通して聴く上でまずこの曲から聴いてほしいと思う。この1分40秒の中にこれから始まるSuU 1st Full Album全ての曲からサンプリングされた楽曲らしいからだ。全部が知りたいよと最後に歌う男が全部を携えて、これからの作品に耳を傾けてほしいと願っているアルバムは聞くだろ、いや聞けよ。

2.kaguya
アルバムの中で唯一と言って良いほどにライブでの披露がリリースまで極端に少なく、純然たる新曲として収録されたこの「kaguya」。作った本人がこれからのSuUはkaguya以前とkaguya以降で分かれると述べるように、これまでのSuUの楽曲とは明らかに違うアレンジ、琴の音に合わせてリズム良く刻まれる歌、同じところをループしてるような、後ろも前も同じ水中にいるような感覚になるが俺は楽曲後半に向かうにつれ身体の揺れが大きくなってしまう。新境地という言い方にすると簡単だが、これまでのSuUが居たからこそ辿りついた境地に最大級の賛辞を。こういう曲が聴きたかったんだ俺は。

3.ennui
劣等感に怯えてた。と歌詞で書ける人間を俺は見た事がない。確かに俺も誰かに劣等感を感じて生きてきたと思うしここまで全裸にさらけ出せる歌詞を聞いた時に涙が出てきた。息苦しいよ。とブツんと途切れる曲に俺は感想もクソもない、その通りだと思う。日本人でこの歌詞が分かる、理解できる事がこんなに嬉しいなと思う事はない。有難う。この曲はいつも俺を支えてくれてますし、SuUの事を知らないバンドマンにはこの曲を聴かせてます。

4.collage
一言、気持ち悪いと表現する事が正しいのかは分かりませんが俺は気持ち悪いと表現します。気持ち悪いズレが心地良いと感じ始めてから何かに気づけるようになりました。そういう事って有ると思うし信号が赤から青に変わるあの数秒の間に気づいて「キモ(笑)」と笑えるようになった。SuUにおいてこのズレを意識的に表現できる才能は群を抜いていると思った瞬間の曲です。俺にとっても大事な曲だし誰かにとって何かに気づける曲になってくれれば嬉しい。

5.映画(長編)
6.映画(短編)
まとめた。ラスサビだと思うから。そんなことは無いと思うが。最初にYoutubeでしっかりとSuUというアーティストの存在を認知した曲でもある(後に書くがこの曲がSuUを知ったキッカケではない)。暗い部屋でこの曲を1人で聴く事が多くなってきたような気もするが、ライブでこの曲を通して聴くとあの暗い部屋すらも肯定出来るし、良かったなあの時この曲聴いてて、とめちゃくちゃ思う。別に暗い気持ちになる訳ではなく、どちらかというと少し気分が晴れるような気持ちになるのだが、誰かの何ともない日々に寄り添う風景や流れのようなモノになると思う。ずっと聞いていくんだろうな。


7.透明船
この曲が俺とSuU、すずきたくまという人間を繋げてくれた。Sound cloudという、素晴らしい、それはそれは素晴らしいサイトというかアプリというか新しいバンドやアーティストに出会う時は必ずと言って良いほどココから出会っていた。今も勿論あるんだけど、何で皆んな使わなくなったんだろうとか思ったけどあんま興味ねえから良いや。透明船を聞いた時、見透かされてるのかと思った感情だけ何となく覚えてる。確か長く付き合ってた人と別れた時か何かだったか、そんな浅はかで誰にでもあるような経験の延長線上で何か吹っ切れる事が出来てなくウジウジしてた自分の感情を何か晴らしてくれるような気持ちになったんだと思う多分、メイビー。大切な曲です。

8.コースト
言わずもがな。大名曲です。この曲を聞いた時の感動と、この曲のMVを見た時の周りの反応が嬉しかった事を今でもまだ覚えてます。SuUの事を話すとこの曲をキッカケに好きになった人とか何ならこの曲のおかげで出会えた人たちが多く居るのでタクマには本当に感謝してます。ありがとう。SuUにとって大事な交差点のようにこの曲が変わらず聞かれる世の中になると思うし、SuUを知らない人にはまずこの曲聞かせときゃ間違いないと勝手に思ってます。迷う前に動いて広めてくれ、良いアーティスト知ってるんだと。

9.あなたの中で死んだようです
難しい事ばっか言ってもしょうがないので、分かりやすく言うと、別れて2年くらい経って聞いたらめちゃくちゃ効きました。俺は。SuUらしくないというのは今のSuUを見たり聞いたりした人が思うかも知れないが、こと「すずきたくま」という人間を理解する上で最も重要な曲かも知れないと思う。まあ俺は男心しか分からんし俺は俺の心しか分からんから全部知らんで言うとマジでこの感情持ってる奴分かってる奴と俺は飲みたいです酒を。そんな大切な曲、サンキュー。

10.機械人間
先程の曲とは一転して良い意味で気持ち悪い曲というか不気味な一面が見える曲だと。なんか知らんけど、何か一つ、人間という生き物に対して拗らせてたんだろうなと想像して聞いてます。拗らせた上で潜るというのか、凄い深い所まで考えに考えて作っていたのかもしれない、俺は浅いところで考えて浅い答えを浅い口調で言う人間だもんだから、想像しながらしか分からないけど、ただ自分という人間でも凹む時とか諦めずに考える時にこの曲を聴くと何か涙腺にくるものがある。ミナコのラスサビの歌声が最高すぎてそうなる所もあるんだけど、最後の笑い声で怖!ってなるよね、分かる。

11.思想家
だいぶ前に仕事を辞めた時に鬱と診断されて、あ〜〜俺は本当にダメ人間なんだと思いながら生きてるのか死んでるのかも分からず天井を見て、飯も何食ってんのかよく分からん味がしてた時に、CRYAMYのカワノとタクマが外に連れ出してくれてライブ来いよ!と言って10ヶ月ぶりくらいに行ったライブでこの曲を聴いてドバドバ泣いてしまった。何が刺さったのか、分からないけどただただ美しくて綺麗で涙が止まらなかったのだ。今生きれてるのは、音楽がまだ好きなのはこの曲が存在してくれたからだと。

これで間違いない。俺の事は俺が1番分かってるので、レビューなんて言ったけど個人の見解でもなければ思いをツラツラ書いた感想みたいなものが難しい言葉でなんか専門的に何かを言われたところで何も響かないので俺の気持ちが分からなくても良いし分かってもらおうともしてないけど、取り敢えずSuUにありがとうと伝えたかったのです。リリースおめでとう。そしてありがとう。お疲れ様。

MVも作ったらしい。今いわきでこの一行は書いてます。良かったら見てください。見ろよ。
では、乾杯!

たくま、みなこ、あつや、だいちゃん、こーじろーもみんなお疲れ様〜!やったー!
今日ばかり特大の花火を上げようねー!

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