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「社会人サッカーという選択肢 」そこから得たもの、感じたものとは!?

こんばんは!kenyaです!いつもnoteを読んで頂いている方ありがとうございます。今回は社会人サッカーに関する記事です。有料記事ばかり書いている私ですが、今回は無料です!

私は指導者や経営者としてもまだまだですが、プレイヤーとしては本当に下手で底辺中の底辺中だと思うので、これまで自分のプレイヤー時代のことはあまり積極的に書いてなかったのですが、とある方にtwitterで「社会人サッカーの経験談の記事、需要あると思いますよ」という言葉を頂いたので、書いてみようと思います。


私は埼玉県の2部のチームと東京の某区の2つのチームで合計2年間プレーしていました。わずか2年の経験ですが、その時のことを振り返りながら、社会人サッカーをやっていて感じたこと、そこから得たものについて触れていきます。


ちなみに、以前有料記事で社会人サッカーについて書いていますが、一部重複することはありますが、今回は社会人サッカーの魅力や実際にプレーして感じた部分をメインに書いていきます。有料記事とは違い、自分語り中心になりますが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。相変わらず文章力が皆無ですが、ご了承ください(;^ω^)

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今回の記事はこんな方向けです。

・社会人サッカーに興味のある方
・社会人サッカーでプレー経験のある方、プレーされている方
・高校や大学卒業後にサッカーを続けるか悩んでいる方
・社会人サッカークラブを設立したい方

社会人サッカーとの出会いは?

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まず、私が社会人サッカーと出会ったきっかけは高校1年生の時でした。私は埼玉県のごく普通のスポーツ少年団でサッカーを始め、中学校は地元の効率中学校でサッカーをしていました。

正直、1回戦や2回戦負けのような弱小でした。高校は私立高校に進学し、埼玉県大会ベスト16が最高成績でした。仮入部にいくと、県内の強豪クラブチームから来る選手も多く、とてもレベルが高かったです。高校サッカーに憧れていた私は「これが高校サッカーか」と厳しさを痛感しました。

その仮入部初日で、鉄の重りをもってグランドを何週も走ったり、最後のダッシュをしたりして、仮入部で足を肉離れしてしまい、サッカー部への入部を断念。今思うとただサッカーから逃げていただけなのですが…高校サッカーはたった1日で終わりました。

怪我が治った後、サッカーはまだやりたいと思って、県内の某社会人サッカークラブに問い合わせ、練習に参加しました。そのクラブは20代、30代中心の選手コースと40代から70代くらいまでいる生涯コースのあるクラブでした。両方のコースは合同で練習していたため、20代の選手もいれば、60代後半くらいの方もいました。当時16歳でまさか60代の方と一緒にボールを蹴る機会があるとは思いませんでした笑

社会人サッカーを1日だけ体験した感じたのはフィジカルの違いで、体でぶつかると、普通の高校1年生では普通に吹き飛ばされます笑
高校生と社会人じゃやっぱり体のできが違いますね。

これが私の社会人サッカーとの出会いです。その時は高校生なら街のU-18のクラブに入ったほうがいいよとアドバイスされ、結局都内の某U-18のクラブチームに入ることに。ただ、このクラブに入ってからも肉離れを繰り返し、怪我をしてはまた復帰してを繰り返していて、退団してしまいました。今思うと、とんでもない貧弱なメンタルで、もっと何かできることがあったんじゃないかと思っています。

大学時代のコーチのバイトがきっかけで社会人サッカークラブに加入

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高校以降はまともにサッカーをしていなかった私ですが、大学生の時にサッカーサークルに所属しながら、サッカースクールでアルバイトをしていました。そこで、感じたのがプレイ経験不足や勉強不足によるサッカー知識の無さでした。


まわりのコーチは少なくとも高校で3年間サッカーをしっかりやっていた人、大学までやっていた人だったため、選手経験があるほうが良いとも限らないのですが、「もっとサッカーを勉強しないと」思い、もう1度プレーすることを決断しました。


そこで、クラブを探し、当時埼玉県3部リーグ(県リーグの1番下で東西南北に分かれている)に所属していたクラブAに問い合わせをしました。このクラブは某埼玉県の高校のOBを中心にしたチームでしたが、その高校出身以外の選手も受け入れていました。


最初に練習試合を見学することになり、会場へ向かいました。挨拶をして、選手はアップを開始。最初に鳥かご(ボール回し)が始まったのですが、今までやってきたサッカーと全然レベルが違い、場違いな感じ満載でとんでもないところに来てしまったと感じたことを今でも覚えています笑

その後、別の日に練習見学→練習参加→練習試合参加→入団となり、全部で4回も見学や体験をさせてもらいました。2015年の5月に練習試合を見学してから4ヶ月後の9月に入団となり、代表者やメンバーの方に感謝です。

元Jリーガーや全国出場、県選抜経験者多数でレベルの高さを痛感


クラブAには20人~25人が在籍し、平均年齢は30歳近く、他クラブよりも年齢の高いクラブだったと思います。在籍選手は元Jリーガーが1人、海外でプロだった選手が1、2名、西武台や浦和東、正智深谷といった強豪校出身者や埼玉県トレセンに過去に選出されていた選手など、レベルの高い選手が多かったです。


他の選手も最低でも高校3年間サッカーをやっていて、レギュラーで試合に出ていた選手ばかりでした。ちなみに、大学生は当時、私以外に1人だけいました。高校は強豪校ではなかったようですが、中学時代は埼玉の有名なクラブチームで関東大会に出場していたそうです。


社会人サッカーのレベルについては、本当に地域によって差がありますが、中でも首都圏はとてもレベルが高いです。最初にまず思ったのはパススピードやトラップがけた違いでした。そしてなんといってもフィジカルが強いです。高校1年生の時に参加したよりもさらにフィジカルは強かったです。一部のクラブを除き、多くの社会人サッカークラブでは練習回数や時間が限られているため、球際で負けないといったフィジカル的な要素が重要視される傾向があると思います。(あくまで私の主観です)

入団後2週間、右も左も分からない状態で優勝


私が入団した当初、ちょうどクラブは優勝争いをしていて、最終節に勝利すれば翌年県2部リーグに昇格できるという状況でした。ちなみに、私は技術的に試合に出れるレベルではありませんでしたが、この時はそもそも選手登録が完了しておらず、ベンチ外となり、試合に出ている選手の子守りをしていました笑

試合は終了間際にクラブ唯一の大学生の選手が決勝ゴールを決めて、優勝が決定。県2部リーグへの昇格が決定。入ったばかりで右も左も分からない状況でしたが、チームメイトは大喜びで昇格する喜びを感じましたね。そして、来年は県2部でもこの気持ちを味わえるよう頑張ろう!と、チームの士気は高まった状態でシーズンを終えることに。この時は単純に社会人サッカーは自分がやってるから、県内のリーグの状況を少し調べたりするくらいでそこまで興味を持っていたわけではありませんでした。

シーズンオフに社会人サッカーの魅力を知り、応援するきっかけに

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今回、このnoteを書いたのも、社会人サッカーを魅力に感じていて応援しているクラブが多くあり、社会人サッカーを少しでも多くの人に知ってもらえたと思ったのが、きっかけです。


そこで、何がきっかけで社会人サッカーに魅力を感じるようになったかについて、少し触れたいと思います。右も左も分からない状態で県3部リーグを優勝して迎えたシーズンオフのとある日、人工芝のグランドで練習試合がありました。

その日はたしか午後からだったのですが、集合時間より少し前に試合会場に着くと社会人チームが試合をしていて、チームメイトが片方のチームは日立ビルシステム(当時関東2部)と教えてくれましたが、もう片方はみんなも知らないチームでした。気になってSNSで検索してみると、現在関東1部、当時の東京都1部だったCriacao Shinjukuでした。どうやら東京都の天皇杯予選にあたる東京カップが行われていたようです。

このCriacao Shinjukuこそが私が社会人サッカーを応援するきっかけを与えてくれたクラブです。同クラブは当時東京都1部でJリーグ入りを目指して活動していましたが、5人か6人くらいのユニフォームを着たサポーターが大きな旗を振りながら声出しを応援をしていました。「都リーグのカテゴリーでこんなクラブがあるのか」と衝撃を受けて、他のクラブのことも調べ、後にセカンドチームに加入したスペリオ城北や今、1番の贔屓チームである南葛SCの存在を知ることになります。

他にもサポーターのいるクラブがあることを知って、その面白さを知り、プレイヤーとしてプレーしながら応援することにしました。

というのも私自身、すでに完成されたJ1などのメジャークラブよりも上を目指すクラブの過程を見ることが好きなので応援するのにはピッタリのカテゴリーだと思います。

今、関わっている少年サッカーも高校サッカーや大学サッカーもプロ選手を目指す選手にとっては過ひとつの過程。だから、Jリーグ大好きだけど、アマチュアサッカーのほうがどちらかというと注目しています。少し長くなりましたが、私が社会人サッカーに興味を持ち、応援するようになったのはCriacao shinjukuというチームがきっかけでした。

県2部リーグで2試合しか出場できず、チームは1年で降格


2016シーズンに県3部で優勝し、2017シーズンは3月末か4月1週目ごろに県の2部リーグが開幕しました。シーズンオフに新加入選手が複数人入り、大学生も増えました。元々いた唯一の大学生だった選手の高校時代のチームメイトとその友達が加入し、他にも社会人の選手数人が加入しました。

県2部はAB2つのブロックに分かれ、それぞれ10チームのホーム&アウェーによる総当たり戦で全18節でした。A、B優勝チームは県1部へ昇格し、下位の2クラブが県3部に降格というレギュレーションで行われていました。

県2部になると、試合会場は人工芝も多く、それまでは埼玉の南部地区だけでの試合開催だったのが県内全域となり、熊谷まで家から1時間半くらいかけて行ったことも。(正直、アクセスがすごく悪く、2度といきたいとは思いません)

2部のレベルは、チームメイトに聞いていた通り、どのクラブもレベルが高いです。当時同じブロックには、現在関東リーグにいるさいたまSCのセカンドチームや関東リーグ所属経験のある与野蹴魂会などがいました。

そして迎えた2部の開幕戦、自衛隊を母体とするとあるクラブと対戦。結果は0-1で敗戦し、出場機会はありませんでした。この時、相手チームは1人、声を出して応援する声だし応援のサポーターがいて、その中での試合は少し新鮮でしたね。試合後、新加入の大学生の選手の車で会場を後にしたのですが、チームメイトの選手の多くが次の対戦相手の試合を見ている中で自分たちだけ帰宅したので、「あいつら帰るのかよ」って目で見られたのを覚えています笑

この時に社会人選手と大学生の選手の温度差みたいなものを感じました。大学生みんなが意識が低いなんてことはないのですが、仕事をしながら本気で昇格を目指す社会人の選手とサークルじゃちょっと物足りないからといった理由や社会人になる前に社会人と交流しておこうというノリの選手では当然モチベーションに差があるでしょう。大学生の選手は走れることもあり、重宝するクラブは多いですが、こうした意識の差があることも多く、社会人と大学生の融合は社会人サッカークラブならでは難しいところかもしれません。

その後、クラブは波に乗れず、2連敗。3試合目で引き分け、ようやく勝ち点1を手にしました。個人としては、第4節まで出番はなく、第5節の最後5分ほど、初出場しましたが、なんと1度もボールに触れず、試合終了…。なんともいえない感情になったのを覚えています。その後も負けは続き、第6節でようやく初勝利。そして、その次の試合の第7節は自分にとっては思い入れの深い試合でした。というのも相手チームは小学校時代のサッカーのチームメイトと大学の同じゼミの友人など、4人の知り合いがいるチームだからです。

9年前のチームメイトが相手として試合をする。ちょっと不思議な感じでした。試合は前半に失点を重ねるも、後半は完全にこっちのペース。ただ、追い上げも一歩及ばず、3-2で敗戦。この時、人数は13人くらいでギリギリだったのですが、またしても出場機会は無く、試合後に友人から「後期は出ろよ!」と声をかけてもらいました。

正直、4年前なので1試合、1試合の試合内容はあまり覚えていないのですが、この試合は良く覚えていました。その後も全く試合に出れない日が続き、第16節、2試合を残してチームの県3部への降格が決まりました。ここまで1試合のみの出場でチームに全く貢献できず、めちゃくちゃ情けない気持ちと悔しさがありました。

降格決定直後のミーティングで代表者の方が「もっとできたことがあるんじゃないかと思っている。本当に申し訳ない」と話していたのを覚えています。この時、サイドバックをやっていた若手の選手が泣いていて、降格することの悔しさや悲しさ感じたのを覚えています。

個人では、降格したこともそうですが、試合にほぼ出れず何もできなかった情けなさが大きかったです。

最終節で再び小学生時代のチームメイトと対戦!

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降格が決まって迎えた最終節、対戦相手は前期も対戦した友人のいるチーム。参加者は12人でした。自分は残念ながらベンチスタート(下手だからしょうがないけど、ベンチ1人って本当に辛いです笑)

この時、点差は正確に覚えていないのですが、リードしている状態で後半残り5分くらい、自分に出番が回ってきました。ちなみにベンチが自分1人だけで、マネージャーもスタッフもいないため、自分で交代用紙に記入して4審に渡しにいくという社会人サッカーならではの経験もできました!笑

降格が決まっているとはいえ、最終節でチームメイトとの対戦。もうチームメイトと対戦することはできないだろうと思っていたので、出場できて本当に良かったです。試合はそのまま終了し、勝利。試合後に握手をするときに笑顔でお疲れと元チームメイトの相手選手に行ってもらえ、本当に出れてよかったです。試合後にもツイッターで「今日はありがとう!」と返信してもらったことは今でも良く覚えています。試合に出れず、情けなくて、悔しい日が続きましたが、最終節で元チームメイトとの対戦が実現し、わずかの時間でしたが、本当に出場できてよかったです。

サッカーは就活までと決めていたため、チームを退団


シーズン終了後に天皇杯の埼玉県予選があり、負けはしたものの、その試合にも最後、少しだけ出場することができました。結局、1年4ヶ月在籍させてもらい、出場は4試合のみ。その内1試合は人数が9人しかいない試合でした。その後、シーズンオフに入り、来季も続けるかどうかを少し考える期間がありました。

来年は年会費が学生限定で安くなるということで、いつも行動を一緒にしていた同じ大学生の友人は続けるとのことでした。ただ、私は元々就活までで一区切りとしていたので、悩んだ末に退団することに決めました。試合にはほとんど出れませんでしたが、レベルの高い環境でプレーさせてもらって、最後に元チームメイトとの対戦もでき、一定の満足感はありました。

サッカー観戦をしながら就活する日々が続き、区リーグのチームに加入

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チームを退団後、サッカー界への就職を目指して就職活動をスタートした私ですが、同時に今まで試合やバイトで見に行けなかった社会人サッカーや高校サッカー、大学サッカーを頻繁に見に行くようになりました。毎月、ほぼ毎週サッカー観戦に出かけ、就職活動の年であるにも関わらず、過去最多の年間50試合(生観戦かつフルで見た試合のみ)観戦しました。そして、サッカー観戦を始めて数か月後の5月頃、「見るのも最高だけど、やっぱやるのが1番楽しい、見てるとやりたくなる」ことに気づき、再びチーム探しをスタート。

とはいえ、県リーグでは正直、難しいと思っていたので、さいたまの市民リーグや東京の区リーグなど、県リーグより下のカテゴリーでチームを探しました。そして当時、応援していたスペリオ城北には、北区リーグで活動するセカンドチームがあることをしりました。試合観戦でサポーターの方とも交流のあった同クラブに入りたいと感じてホームページからコンタクトを取り、体験として試合に参加することになりました。

ちなみに、スペリオのセカンドチームがあることはトップチームのサポーターの方も知っている人、知らない人といたらしく、たまたま私の出た試合がトップチームのホームグランドと同じ会場だったため、DMを送ったら試合を見に来てもらえることに!

その時になんと、いつもトップチームの時に試合時に応援で使用する大旗を持ってきてくれて応援してくれました。

試合にはサイドハーフで出場しました。区リーグといってもチームメイトには高校時代に全国に出て、選手権でゴールも決めてる選手や都大会ベスト4のレギュラーの選手などもいて、実力的に県リーグでやれる選手は何人もいました。そのため、そんなに通用した感じもしませんでしたが、みんな良い人たちだったので、チームにそのまま加入することに。

ちなみに、セカンドチームは基本的には月に1回の区リーグがメインでたまーに練習、あとはトップチームの試合観戦と飲み会をするエンジョイ志向のチームでしたが、それでもスペリオ城北という名のついたチームである以上、試合はガチでやって勝利を目指すようなチームでした。

たまたまポジションが空いていたこともあり、加入後、全試合に先発で出場させてもらいました。

ジムにも通ってトレーニングした成果もあり、パーフォーマンスの良い試合も!?

チームに加入後、県リーグ時代は公園でボールを蹴ったり、ドリブルしたりはしていましたが、ジムに行ってトレーニングしたりはほとんどしていなかったのですが、技術以前の前に基礎体力が圧倒的に足りないことを実感していたため、チームに加入と同時にジムにも行きはじめ、週2~3回でトレーニングするようになりました。それに加え、公園での自主トレと個サルに参加したりで調整して毎月1回の試合に臨むようになりました。

その後、第何節かは覚えていませんか、チームメイトの学生時代の同級生でスペリオ城北のジュニアチームでコーチをしている方が在籍するチームと対戦する機会がありました。その試合も先発で出場させてもらったのですが、何度かスルーパスなどでチャンスを演出し、ボールロストも1回くらい良い感じでプレーすることができました。

後半の半分くらいが過ぎた時間で控えの選手と交代したのですが、チームメイトや監督にも「ナイスプレイ」と言ってもらえて満足できた試合でした。その後の試合は正直、あまりチームに貢献できませんでしたが、たまたま自分が獲得したPK(倒されたわけではない)を決めて、1得点を挙げることた試合もありました。

ただ、この試合は本来、リーグ戦だったのですが、味方選手がマッチミーティングに出席する義務があることをすっかり忘れていて、練習試合扱いになり、公式記録にはカウントされていません笑

大学卒業を前にしてチームを退団

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冬にリーグ戦も終了し、3月頃に来季リーグが開幕する中で、今後のことを色々考えました。その中で、区リーグでの試合経験でどのくらい成長したかを確かめたい気持ちがあり、東京都1部リーグの某クラブの練習試合に参加することを決意。練習試合でしたが、会場はJFLでも使われる立派なスタジアムでした。

練習試合に参加したクラブは関東大学リーグ所属の某大学のOBが多く集まるクラブで都の1部では真ん中くらいに位置していました。試合当日、練習試合は全部で3本行われ、3本目に出場しました。

対戦相手は都2部のクラブで、一応名前は知っていました。都リーグは埼玉県リーグよりもさらにレベルが高く、本当に上手い人ばかりだったのを今でも覚えています。自分のプレーはというと、3本目で相手が疲れていたこともあって、2度ほどチャンスメイクができました。ただ、やはり都道府県リーグで活躍するのは厳しいと再確認しました。

ちなみに、自分が参加した某クラブはセカンドチームが都の3部にあり、そっちのほうへの入団を監督がすすめてくれました(社交辞令だったと思っている)が、最後に東京都のトップレベルを経験できたこと、自分のプレイヤーとしての実力を改めて知れたことで区切りをつけることができたので丁寧にお断りさせて頂き、スペリオのセカンドチームを退団を決断。

2018年1月にスペリオのセカンドチームを退団し、それからもうすぐ3年ですが、チームでプレーはしていません。自分の実力的には区リーグや市民リーグならまあやれるかなっていうことがハッキリし、今後はプレイヤーではなく、別の形でサッカーに関わることを決めたのです。

社会人サッカーから得たもの、感じたこと

社会人サッカーにプレイヤーとしてかかわっていたのは2年間でしたが、下手くそなりに色々感じたことや得たものがあり、そのことに触れていこうと思います。

社会人の選手と学生選手の違い

まず、大学生で社会人サッカーをやっている選手と社会人で仕事をしながらプレーしている選手の違いは、かなり感じました。もちろん、大学生でも真剣に上を目指して社会人チームでプレーしている選手は多くいると思いますが、自分の所属クラブの大学生は体育会のサッカー部でやるのはきついけど、サークルだと物足りない選手がほとんどでした。一方、社会人の選手達は仕事をしながら本気で上のリーグへの昇格を目指していた選手がほとんどです。社会人になると、ただでさえ仕事が忙しいですが、個サルなど好きな時に行こうと思えばいけるでしょうし、チームのようにルールや決まり事も少なく、色んな意味で楽でしょう。


ただ、それでもチームに入ってサッカーをする、しかも上のリーグに上がることを目指してやっている人たちは本当にサッカーが好きな人たちの集まりです。ちなみに、県リーグ時代のチームメイトのうち、3割くらいの選手はフットサルと掛け持ちしていました。それも県の1部や2部でそっちもガチのクラブです。

あまり大きい声で言えませんが、キャプテンは仕事を休んで練習試合に来たことも……それくらいサッカーが好きでないと、仕事をしながらプレーできないんじゃないかと。ちなみに、今の自分がやれと言われたら、まあ厳しいかと思います(-_-;)

サッカーに対するモチベーションはやはり大きな違いです。

応援してもらえることのありがたさ

県リーグ時代も区リーグ時代もクラブにはスポンサーがついていました。県リーグ時代はチームメイトの会社や地元企業でメインでしたが、スポンサー企業名の入った練習着を着れるのは選手からするとやっぱりモチベーションが上がります。ちなみに、在籍期間中に試合に全然絡めず、モチベーションが下がりかけていた時にtwitterのフォロワーさんだった社会人リーグのサポーターの方が贔屓チームの試合に誘ってくれ、観戦に行ったこともあります。

「試合に出ていなくてもやれることはある」とアドバイスをもらい、そこからもう1度頑張ろうと思えるように。区リーグ時代にも前述のようにサポーターの方が試合で旗を振ってくれて、トップチームの試合を見に行った時に声をかけてくれました。対戦相手のクラブを含めて、サポーターがいて応援している光景を目にしましたが、応援してもらうことがすごくありがたいことを感じました。

社会人サッカーの魅力とは!?


地域のクラブ、学校のOBチームや自治体、自衛隊、など様々なクラブが混在

長くダラダラと書いてしまいましたが、実際にプレーや観戦を通して感じた社会人サッカーの魅力をいくつか紹介したいと思います。

まず、1つは社会人サッカーと一言で言っても、本当に色んな形態のクラブがあることです。地域のクラブチームもあれば、高校や大学のサッカー部のOBクラブ、〇〇市役所などの自治体が母体のクラブや自衛隊のクラブ、企業のサッカー部や大学サッカー部のチームが参入していることもあります。

そのため、自衛隊のクラブだけ出場できる大会やクラブチームだけが参加できるクラブ選手権といった大会もあったりします。色んな思い、形態で集まったクラブが混在しているのが社会人リーグの特徴の1つです。

選手とサポーターの距離が近い

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これは社会人サッカーの試合を観戦するようになって感じたことですが、選手とサポーターの距離が近いです。例えば、試合終了後に選手とサポーターが普通に立ち話をしていたり、ピッチに入って子供たちがサインをもらったり、時には選手とボールを蹴ったりすることも。

試合会場は大規模なスタジアムではなく、小規模な会場のため、選手と観客の出入りする入り口が同じだったり、ハーフタイムにトイレに行くと、出場選手も同じトイレを利用しているなんてこともあります笑

ちなみにスペリオ城北の試合では、毎試合エスコートキッズをやっていて選手と子どもが手を繋いで入場しています。入場する子供は同クラブのジュニアチームやスクール生、地元の子どもがほとんどです。そして、試合が終わると、子供たちが観客席からピッチに降りてきてボールを蹴っています。5分前まで試合をしていたグランドで普通に子どもがボールを蹴っているのはJなかなかない光景でしょう。このように選手とサポーターの距離がかなり近いことも社会人サッカーの魅力の1つではないでしょうか。

最後に

ダラダラと色々書いてしまい、気づいたら10000字を超えていましたね。
社会人サッカーはレベルや母体、目指しているところもクラブによって本当に様々です。グランドや選手、審判の確保など、課題もまだだま山積みですが、色んなクラブの混在していたり、色んな魅力があります。高校や大学を卒業してからでも続けようと思えば続けられる環境があり、チーム数が減っているとはいえ、チームは多くあります。是非、今後サッカーを続けるか迷っている方は選択肢の1つとして検討してみてください!

そして、Jリーグや海外サッカーしか見たことがないという方、有観客試合が解禁されたら、是非会場に足を運んでみてください!

長くなりましたが、少しでも社会人サッカーのことが伝わっていれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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