就活経験で打たれ強くなる?


僕は就活をやったことがない。
いわゆる「新卒」の就活だ。
大学卒業後は上京して創作活動を続けるつもりだったので、就活なんて全くやる気が無かった。

でも今では大学で働いている。
学生たちの就活の様子を見守っている。

就活では数十社にエントリーシートや履歴書を送ることになるが、その中の数社からしか内定が出ないものだそうだ。
就活をやっていくうちに自分の興味のあることや得意不得意、そして立ち位置を知っていくのだろう。
自分を客観視できなければ自己アピールもできない。
そうやって「自分」を積み上げていって勝負しても、会社は容赦無く不採用通知を送りつけてくる。

それを経験していない自分は、打たれ弱いのではないかと思ってしまった。

就活とは、「失敗」や「敗北」を経験する貴重な機会なのかもしれない。
望むと望まざるとに関わらず、社会の厳しさを知り、打たれ強くなるのかもしれない。

失敗を恐れて挑戦しない人生なんてもったいないとよく言われる。
やらない後悔よりやって後悔する方が良いとよく聞く。
そんな言葉を聞いていたのに、失敗を恐れて挑戦してこなかった僕の人生は、打たれ弱い。

失敗は早めにしておいた方がいいと、今は心からそう思う。
失敗しないようにするより、失敗した時どうリカバリーするかを知った方が、その先出来ることが格段に多くなる。

そう思う。

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