人を楽しませる生き方をしてこなかったことに気づいてしまった

人を楽しませる生き方をして来なかったことに気づいてしまった。
作家としては致命的ではなかろか。

人を驚かせる。楽しませる。
ボケる。
誰かに笑ってもらう。
そんなことはやってこなかった。

僕が今までやっていたのは
論理的に考える。
他人軸で生きている。
社会の枠からはみ出さない
こういうことだ。

これまで他人に見せていた優しさとは「社会的な評価」とか「他人への無関心」から出来ている気がしてならない。
つまり、エゴだ。

つまり、「相手がどう思うか」を意識した人生を送ってこなかったということ。
「自分がどうあるか」「自分が何をするのか」それだけを考えて、目標に向かって行った人生。
こんな奴が「読者はどう思うか」が最重要であるマンガを描くなんてできるのか?

これまでの人生の全てを変えるしかないのではないか?

とはいえ、視野の狭さも僕の特徴だと、最近気づいた。
アウトプットしてみるとそれに気付く。

自分の中身が空っぽであることがバレたくない。
プライベートを語りたがらない人間は、霧に隠しておいてその奥には何もない。
…僕はそういう人間。他の人もそうなのかは、わからないけれど。



…などと考えながら日々を過ごしていると、大好きなテレビプロデューサーの佐久間宣行さんが自身のYouTubeでこんなことを言っていたのを見てハッとした。

「自分の人生も変えたいけど、他人の人生を変えたい人と仕事したい
エンターテイメントに対して、見た人の気持ちを少しでも楽にしたいと思ってる人と仕事したい」

これだ。
この気持ちが自分に足りない。
人が喜ぶ姿を想像しながら作らなきゃだめだ。

…たぶんこれが、ひとつの答えだと思う。

ちなみに発言元はこちら。


めちゃくちゃ余談だけど、僕という人間は2021年3月で一度死んだと思っているので「もうどう思われてもいいや」とよく心の中でつぶやいている。
できることなんでもやれ、ばか。

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