提案ってむずかしい
今日は2日目。朝は少し早いけれど、すっきり起きられました。
実は昨日、子どもたちが食事の前に手を洗ったりうがいをしたりしていないことに気づいて、それを徹底したほうがいいと思い、提案資料を作成して持って行ってみました。
家主さんがコピーしてくれて。先生たちは自分たちの教育に自信と誇りをもっているので、きちんと提案したほうがいいかなと思って自分なりに頑張ってみました。
朝礼の前にルーラのところへ行って、資料を渡して、手洗いうがいをしていないことに気づいたこと、子どもたちにきちんと手洗いうがいの大切さを教えて徹底したほうがいいのではないかということ、いろいろ伝えました。
でも、手洗いうがいをしていなかったのはきっと偶然で、手洗いうがいの必要性はわかっているはず、あなたが声をかけてくれたらきっとすぐにするはずよって言われて、資料はざっと見るだけでじっくり目を通してくれませんでした。
私に足りなかったのは、早とちりしてちゃんと観察しなかったこと、手洗いうがいをしていなかったことに気づくのが遅かったこと(昨日の時点でその場で声かけすればよかった)、などなど。
ここは北欧。ちょっと考えれば手洗いうがいの大切さを知らないなんて珍しいほうだということに、なぜか気づきませんでした。
でも徹底はできていないと思ったし、手洗いの仕方も子どもたちによりけりだと思ったので、わかりやすく手洗いうがいの仕方を画用紙でまとめようかな、なんて考えています。今度は作成前に先生と相談してからにしよう。
1日の流れ _ Feb.19
今日は授業の前に自由時間があって子どもたちとレゴで遊んでいました。私に1番懐いてくれるレニーヤが、またお手紙をくれて、ぎゅーっと抱きしめました。
最初の授業は美術の時間でした。3Dの手形を描くという内容で、すぐに理解してできる子と、3次元を頭のなかに描けず助けを求めてる子に分かれていました。先生たちは、作品を完成させることをそんなに重要視していませんでした。時間がくると、子どもたちは途中だとしても自分の引き出しに作品をしまっていました。
その次は算数。最初にビデオが投影されて、冒頭の数字の歌をみんなが歌っていました。まるで日本の教育テレビ。日常のいろんなシーンで使う引き算を通して、子どもたちは計算を学んでいました。
ビデオを見終わったら子どもたちは1人1つずつiPadを机の上にもっていきます。日本のように先生が引き算の仕方を教えることもなく、アプリを使ってゲーム感覚で計算をしていました。
でも子どもたちは全然わかっていなくて、どうやったら答えを導きだせるのかわかっていないようでした。私は紙にとりあえず20までの数字を書いて、最初は数えながらでいいから引き算してごらん、と何人かの子に渡しました。
この紙があるとあてずっぽうな答えにならないようでした。よかった!
でも、14-6を頭で計算することをどう教えるかは思いつきませんでした。簡単な計算だからこそ、教えるのってむずかしい。また考えてみます。
10時半になったのでご飯です。この入り口めっちゃ可愛いので写真載せときます。
先生と一緒に、まずは手洗いを呼びかけました。確かに、声をかけると子どもたちは手洗いをしてくれました。
今日はちょっと洋風。この魚がたまらなく美味しかった!魚はスウェーデン語でfiskと言うみたいです。魚嫌いな子がプレートにとった魚を残していたので、私が代わりに残っていたのを食べました。好き嫌いや食べ残しをなくすことも、何とかできないかな、と模索中です。
そのあとは外で体を動かす時間。リンボーダンスをして遊んでいました。
そのあと私がみている子たちは体育館へ移動しました。すごくきれいで、体育が終わったあとは備え付けられているシャワーをみんな浴びていました。
体育は勝負事みたいな要素も含まれるので、感情を乱す子が何人かいました。先生は静かに怒っていました。でもやっぱり、体を思いっきり動かしている子どもたちは本当に元気で楽しそうでした。
私はこのあと30分の休憩をもらいました。コーヒーを飲みながら、一緒に休んでいた先生と話していました。その先生は、いとこが日本で勤務したことがあったけどどこの県だったかは忘れた、確認するねって電話をすぐにかけだしたので、ちょっとびっくりしました(笑)神戸だと分かってもっとびっくりしました(笑)
教室に戻ると子どもたちはまたビデオを見ていました。スウェーデン語でよくわからなかったので、英語が得意なニーノに内容を尋ねると、病気で少し人と違うことがあってもその人はその人、友達であることには変わりないってことを学んだ、と教えてくれました。素敵。
14時になるとおやつを食べました。リンゴを丸かじりしました。丸かじりしたほうが美味しいのかもしれない。
おやつのあとはFritids。今日は公園に行きました。公園までは私とベラが先頭になって、2列で子どもたちを連れていきました。子どもたちは自由奔放で、私と手をつなごうと列を乱したり、全然ついてこない子がいたり、大変でした。
ベラは、あなたは人柄がいいけれど、今は学生じゃなくて先生なんだから、子どもたちと友達のように一緒に楽しくいるだけではだめよ、と指摘されて少し反省しました。確かに、先生たちと比較すると私はただ楽しんでるだけになっていた。
子どもたちが着てる服がカラフルだったので、色鬼をしようと提案してみたものの、子どもたちは遊具で遊ぶのに夢中で、結局その遊具で思いっきり遊びました。だるまさんが転んだをしようかなとも思ったけれど、だるまを何て言おうか迷ったのと、終わり方を自分もよくわかっていないためにやめました。
色鬼したい!って言ってくれた子が一人だけいたのですが、スウェーデン語しか知らない子どもに新しい遊びを教えるのもなかなか大変。ただ遊ぶだけだと非言語でも大丈夫なのですが、説明を必要とするときにはやっぱり少し厳しく感じます。
***
今日は初日に比べて学びと同時に失敗や反省もありましたが、やっぱり子どもたちが可愛いことには違いありませんでした。
You are my sister! Everyone loves you! ってかけよってくる子どもたちに、また早く会いたいです。
今から、明日もっていこうと考えている鶴の折り方のガイドブック的なものをつくろうと思います。☺
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