私とK#10

日時:2012年放送開始当初
アニメ「K」を見て

私は所謂、ヤンキーや不良と呼ばれるような学生でした。髪を染めてピアスを開けて校則は守らないのがルール、制服はまともに着用しない、夜中まで友人と遊び歩く日常。そんな私が必死で隠し抜いた趣味はアニメを見ること。夜中や朝方に帰ってくることの多かった私はテレビを付けたらアニメが放送されているのが当たり前でした。
「K」と出会った時、私はまだ中学生で、「絵が綺麗だな…少し話が難しいな…」と思いながらも「なんとなく次も観てみよう」という気にさせられたのです。その時既に私は圧倒的なまでの世界観に飲み込まれてしまっていたのだろうなと思います。
そして来る5話「Knife」、伏見猿比古との出会いに私の世界が一変しました。それまでも猿比古は登場しており、気になっていた事もありますが、"生きている"猿比古をここで初めて見た気がした。今までに感じことのない興奮に襲われ、一度観たら録画を削除してしまう私が削除できなかった。何度何度も観た。「これだ!」と言わんばかりに目を輝かせて観ました。
アニメ鑑賞は趣味で、隠し通していて、今まで誰にも話したことがなかった。でも、「K」って知ってる!?と叫びまわりたい気持ちに襲われました。こんな感覚は初めてでもう二度と味わえないものだと思った。伏見猿比古との出会いが私がKになった瞬間です。

2012年のKのある情景、驚き、高揚が迫ってきて、胸が苦しくなる。誰にも言えない秘密の視聴から「これだ!」「「K」って知ってる!?と叫びまわりたい気持ち」になって行くのがあつい…

素行が悪かった私は受験なんて嫌だなと思っていたけれど、頭の良い学校で語彙や知識を身につけて「K」をより深く理解したいと思い、その一心から難関校に入学した。「K」のためにバイトをしようと思った。私の青春と原動力すべてを捧げることが出来たのが「K」です。
その熱は今も冷めることなく、気付いたら大学生になっていましたが、もうすっかり「K」に振り回され財布と心臓を握られているのが日常で、猿比古と美咲の幸せを願うおじさんになってしまいました。今までこれからも「K」が一番です。

1人選んだら:伏見猿比古

Kが1人の人間の人生を変えた瞬間を見てしまった…、、

一番好きなK:Lost Small World
一番好きな雑誌版権(ポスター)・グッズ:中学クレープ伏見八田

twitterで告知をしてからかなり早い段階で前回の#9の方と今回の#10の方にほぼ同時に回答いただいていたのですが、2012年の同じ時に、Kに出会っていた様々な立場の高校生や中学生がいて…と確かにそこにKがあった(?)のをリアルに感じてめちゃくちゃ感動してました。お聞かせいただいてありがとうございました。

ぜひあなたがKになった時のことを教えてください
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