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私とK#80

日時:2018年12月末~2019年1月頭 Kで1年を締めくくり、Kで1年をはじめました。
私がKを知ったのは、別ジャンル関連で知った好きな同人作家さん方が揃ってKを履修済みだったからです。ちなみに全員が全員、見事に八田と伏見推しでした。
Kになった瞬間:
その時はみなさん好みが似てるんだなあ程度で特段興味も惹かれなかったKですが、その後もちょっと良いなと思った同人作家さんのほとんどが過去にKを通っていて(そしてこれまたほとんどが八田と伏見推しでした)、私の行く先々にいるこのK(と八田と伏見)という存在は何者だ?と…意識し出したのが最初のきっかけでした。
余談ですが、あまりにも八田と伏見が目に入るのでこの二人だけは作品を見る前から妙に詳しくなってしまいました。さらにはいつのまにか、この二人がKのダブル主人公だと思い込んでいました。
私の好きになる人たちがこんなに良いという作品なんだからきっと良いんだろうな、そのうち見てみたいな、とぼんやりとは思っていたものの、毎期4、5本アニメを視聴していた私にあえて数年前の作品を見ようという気もなかなか起きず、いつしかKを見ようと思っていたことも忘れていました。

そんなある日、去年の12月。クラスの友人から「いらなくなったアニメ雑誌を処分したけど付録もったいないからあげる」とポスターをいくつか押し付けられました。いや私もこのアニメ見てないし…!とは言いましたが、でも、そこに描かれた元気そうな短髪の少年と黒縁眼鏡の少年には確かに見覚えがあって。
__ああKだ、と。
運命の再会です。ついでにここでもやっぱり八田と伏見だった。そしてこれはもしかしたらチャンスなのかもしれないと思いました。そのうちだのいつかだの言っていたら面倒臭がりな私は多分いつまでも見ない。このポスターを部屋に貼って、今度こそこれをきっかけにKを見ようと。

ただ、決意した日のすぐ後が期末試験だったので、とりあえずアニメ配信サイトには登録しておいて、アニメ本編には手を出さず予告CMを見たりホームページのキャラ説明を読んだりしてモチベーションを高めつつ「期末後にはK!期末後にはK……!」と念じながら勉強をしました。中間と比べてかなり成績が上がったのも、Kのおかげかもしれません。ありがとうK。世の受験生たち、Kは勉強に効くぞ!

アニメを見初めてからは、まずあまりにも美しい映像に心奪われました。思わずため息をついたのを覚えています。世界百景か…?とかつぶやいたような。再生ボタンを押したあの時から、もうKになることは決まっていたのかもしれません。

Kになった瞬間は、1期6話「Karma」、十束が撃たれる姿を再び目にした時、だと思います。
彼が死ぬ姿は1話でも見たのに、十束の人となりを知ってしまったがために、二度目とは思えないほど感情が揺さぶられました。
最後まで楽天的な台詞を口にした後の「ごめん」になんで死んじゃったのと叫びだしたくなって、やるせなさとどうしようもなさが胸の内に苦く広がりました。しかしそれと同時に、こうして物語が幕を開けたのだなと今までの話が線と線で繋がった感覚が心地よくもありました。
そしてエンディングのCircle of Friendsを聞き終えた頃には、完全にKになっていました。
また、K RETURN OF KINGSのオープニングでアンナが十束と尊のツーショットの写真に口づけるところでどうしてもこの6話が脳裏をよぎり、いつも涙腺が緩んでいました。
今はどうしているか:
現在進行K、日常生活がK一色です。誇張表現なしで、寝ても覚めても気づけばKのことばかり考えています。
毎期4、5本はアニメを見ていた私ですが、Kに集中したくて…というかK以外の作品にあまり集中できなくて、今期は1本も見れていません。
とにかくKに触れたくて、ラジオを聞き小説や漫画を読み漁っています。ただもう中古しかないものもちらほらあって、公式に金を落とさせてくれ……!という気持ちでいっぱいです。

また、RETURN OF KINGSを見終わってからもうふた月が経とうとしていますが、未だに尊さんが死んだことを引きずっています。
丁度冬の時期でアニメを見ていた日も窓の外では雪が降っていたことと、人が死ぬ作品をここ最近見ていなかったのもあると思うのですが、1期最終話で自分でも思っていなかったほど心に大打撃を食らっていたようです。ようです、というのは、ダメージが遅効性ですぐには気づけなかったからです。
最後に死ぬのではないか…とはなんとなくわかっていて覚悟していたので、室長の剣が心臓を貫いたのを見た時は、直前の戦闘シーンを見ていた時とは違い心は凪いでいました。ついにその時が来たかという思いでした。
MISSING KINGSでアンナも言っていたように「尊が望んだことだった」からと、穏やかな気持ちで死を見届けたつもりでした。その時は。
自分が彼の死を全く受け止め切れていないなと気づいたのは、続けてRETURN OF KINGSを見始め小説に手を出し始めてからです。
Kは死人にとても優しいジャンルですね。回想でもグッズでもガンガン出る。「でも死んでるんだよ」と、自分の中の自分に囁かれるたびに息を呑みました。
生きていた頃と変わらない姿でそこにいるのに、それは過去の姿で。ふとした時に「もう死んでいる」という揺るぎない事実を突きつけられ、もう彼に、彼らに未来はないのだと思い出してしまうのがやるせなくて、苦しくてたまりません。メディアミックスに手を出して彼らを好きになればなるほどその思いは募るばかりで、今生きていると実感しているくらい凄く楽しいのと同時にずっと苦しいです。好きになればなるほど楽しくて苦しいってなんだよ恋かよ。Kだよ。
あまりに辛い時は学園KとアイドルKに閉じ籠っています。全員が全員生きているIFをやってくれるK公式、ありがとう…!この2つに大分救われています。

あとタイミングが微妙過ぎて、せめて半年早くKになっていれば映画を観に行けたのに……!と何度も歯噛みしましたが、これから先も続いてくれるらしいということで、期待して待っています。
Kに出会えたこと、Kになれたことに感謝をしつつ、これからのKを、一ファンとして支え楽しんでいきたいです!

ところで、実は今日から期末1週間前になります。
期末が終わったらMISSING KINGSのBlu-rayを見ると決めているので、今回もKのために頑張ります…!


1人選んだら:櫛名アンナと伏見猿比古。
 選べなくてすみません。 アンナに関しては1番好きなKの方で語ったので、伏見の方の理由を。 放送前は(刷り込みというかザイオンス効果というかで)八田と伏見にはコンビとして意識は向けていましたが、伏見に落ちる予定はまっったくありませんでした。見始めた頃くらいはアンナのモンペになる予感がしていたのと、男キャラだと八田がちょっと可愛いなと思っていたのとクロが好きだったので。 有名な5話を見ても特に伏見に対して特別興味をもつこともなかったです(事前知識として伏見の人となりをざっくり知っていたせいだと思われますが)。なるほど、こりゃ確かにミサキチとかストーカーとか揶揄られるのもわかるかもなあ、くらいのものでした。 気持ちに変化があったのは10話でした。彼の裏切りの理由の一端が見えた気がして。徴を焼いた時の伏見は笑っていたけれど、どこか泣きそうにも見えて、伏見のことを知りたいな、と。 そこからSIDE:REDを読んで、アンナが更に大好きになり、伏見に落ちました。二人とも心から幸せになってほしいです。ラジオドラマの挟まるをずっと聞いています。 あと実はお恥ずかしながら、伏見好きなら読むべしと名高いLost Small Worldはまだ読めていません。読んだらどうなってしまうんだろう……。楽しみでもあり逆に怖くもあるような。注文はしたので届くのを心待ちにしています。
一番好きなK:K MISSING KINGS、周防十束との再会~アンナ覚醒シーンです。 その中でも特に、挿入歌の「ガラスの向こうにもういないの?」というアンナの歌声と同時に十束が「おはよう」と笑った瞬間です。 あの数秒で心臓が握り潰されそうになりました。今十束は確かに目の前にいるのに、もういないの、という歌詞が「悪い夢を見ていた」なんてささやかな希望の言葉すら許してくれない。 こんなまだ幼い少女が、最後に縋った希望を即座に否定してこっちが夢なんだね、と震えながら口にしなければならない世界が酷すぎて…。これがK…酷のK…悲しみのK………アンナに幸せになってほしいと強く祈りました。 もちろんこの再会シーンは悲しいだけではなくて、9話予告でも「いかないで、とはもう言わない」と言っていたアンナが、抱きしめながらやっと尊に本心をさらけ出せたのが本当に良かったなと思っています。そのアンナの言葉に反論するでもなくただ受け止めてゆるりと笑う尊の表情もすごく穏やかで、こちらにもああ良かったなと思ったり。 別れ際に、尊がアンナの頬に触れてただ名前を呼ぶだけのシーンが、言葉はいらないふたりの関係性が感じられて、尊の「アンナ」の声がこの上なく優しくて、切ないけれど幸せでした。 直後の強く目を見開いたアンナがノーアッシュ!で炎の羽を広げて檻を破壊するシーン、徴の熱に反応して駆けつける吠舞羅メンバーのシーンは何度見ても胸熱です。 まっすぐに前を向いた表情に王としての決意が見え、もう怯えや喪失感が残っていないことに救われました。腕を交差させてダモクレスの剣を出す動きがあまりにも好きです。 その後SIDE:REDを読んでからもう一度見たら、どうして草薙があそこまで必死にアンナが王になるのを阻止しようとしていたのかなど新しい部分が見えてきて、また一段と深みが増しました。凄い映画で、凄いジャンルだと思います。

一番好きな雑誌版権(ポスター)・グッズ:spoon.2D vol.43 全体的にモノクロで赤にだけ色がついている、雪降る中に周防草薙十束がいるやつです。雰囲気が素敵過ぎる…めちゃくちゃかっこいい。吠舞羅が大好きです。 そういえばK SEVEN STORIESからキャラデザちょっと変わりました?目が大きくて少し可愛らしい印象を受けました。

超・ロングロング私とKありがとうございます。
き、期末試験…!と1期がやってたころはおそらく義務教育中とかだった方が2019年にKに出会えて適合した奇跡に感謝しつつ、き、期末試験一週間前…!(だからこんなに長く…)となりました。こんなに私とKを書くのに時間をさいていただいて、大丈夫だったでしょうか?たくさんのKがあるし、たぶんこれからもあるので、楽しみですね!

※画像はこの投稿を開いたときの私の視界(ぼかし済み)

ぜひあなたがKになった時のことを教えてください
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