私とK#36

日時:2015年夏~冬にかけて徐々に
舞台「K」第二章を見て

2015年、私は舞台観劇オタクだった。年間観劇回数が80回前後という年が数年続いていた。好きな俳優が出演している舞台は全て観に行った。そのうちの一作が、舞台「K」第二章だった。

それまで、Kのことは全く知らなかった。
正確には、前年に「何かチケットが取りにくい2.5舞台をやっているな」と思っていた程度の認識。Kのことを知らなさすぎて、夏目漱石の「こころ」の登場人物・Kについて再構成した話だと思っていたくらいだった。

舞台を観た。正直なところ、舞台作品として全く惹かれなかった。
チケットを複数回分買っていたので、上演に通う期間中、怒ってすらいた。
「話はわかるけど楽しみ方がわからない」そんな感じだった。
わからなさすぎて怒っていると、友人がロスモワとR:Bを貸してくれた。読了すると、何かが少しわかった気がした。Kのみんなは、何故戦っているのか。
特にR:B冒頭の周防の鬱屈の描写は、舞台第二章で抱いた「何故こうなった?」という疑問をストレートに解決してくれた。
今思えば、その後も今に至るまで、この「腑に落ちる」感覚が何度もいろんな箇所で断続的に起こっている。その感覚が、私にとってのKの魅力なんだと思う。

舞台は終わり、気づけばテレビで二期が始まっていた。
好きな漫画のアニメ化作品を除き、アニメを継続視聴したのは子どもの頃以来のこと。
それまでの私は、漫画・特撮・舞台というジャンルを渡り歩き、アニメにだけは縁がないオタクだった。そんな私がアニメを継続視聴するなんて、この時点でもKの不思議な引力に引かれていたことがわかるが、「熱しにくく冷めにくいオタク」を自認する私は、二期当初は「一応見ているだけ」という感覚だった。

二期8話Bパート、宗像と伏見の口論のシーンでKに落ちた。
理由を明文化することは今でも難しい。ストレートに他人を罵る宗像の姿が新鮮で、そこに何かを感じた。それまでスレスレまで高まっていた私の中のKが、そこで一気に溢れた感覚だった。その日は朝まで繰り返し、そのシーンを何度も何度も見た、こんなことは生まれて初めてで、「もう戻れないんだな」という覚悟が自然とできていた。

まとめると、舞台第二章・R:B冒頭&ロスモワ・二期8話で、ホップ・ステップ・ジャンプって感じだった。

きた。事前情報無しでKステ2章で落ちた人たちの話をいくつか伺ってきて、2期後半だけでわかるのすごいな〜と思っていたのだけれど、やはりこういう感想抱く人もいると思う。でも読んでいて、感情の分析というか、表現が的確で読んでいて首を縦にふってしまうのがとまらない。《「話はわかるけど楽しみ方がわからない」》《「腑に落ちる」感覚が何度もいろんな箇所で断続的に起こっている》わ、わかる…!

今はどうしているか:とてもKです。
周りに布教したり、Kをより理解するために人間的に成長したりしたいと思っている。

1人選んだら:宗像礼司
一番好きなK:二期8話
一番好きな雑誌版権(ポスター)・グッズ:宗像周防伏見八田の乱ポス(こういう過剰にトンチキなところも含めてKが楽しいので)

裸シーツポスターのでかいタペストリー欲しい

ぜひあなたがKになった時のことを教えてください
アンケートフォーム

通話でもいいよ!
Discord