これは 先日twitcasにて2022/4/19に配信した内容を加筆しBlog化したものです(内容は当時の情報で作成した資料です)
咲洲太陽光発電所って?
時系列
まず、陰謀論者がよく言う、橋下氏と中国とのつながりというのは、2010年上海万博閉会式への出席について、当時の反日感情を考慮し中国側がNGとしていたが、急遽橋下知事が参加することになったという経緯があり、そこで中国と繋がりができたという妄想である。
その後、2011年の東日本大震災を契機に、再生可能エネルギー特措法が成立するこの法律が御存知の通り、発電側に好条件でになる欠陥法で、これを契機に大規模太陽光発電所の建設ラッシュが始まる
また2011年3月に「大阪環境ビジョン」(大阪市)が制定され、再生可能エネルギーへの投資の検討が始まっている、以下の流れとなる
2011年12月に大阪W選挙が行われ、橋下市長、松井知事が誕生
2012年1月に総選挙が行われ、民主党政権から安倍自民党政権となる
2012年12月に神和工業と日光エナジー開発の2社が入札の結果落札
2013年10月に合同会社設立
2014年3月に日光エナジー開発が撤退し上海電力が加入
2014年5月発電開始
そもそも何が疑惑なの?
有本香氏によるツイートが主なきっかけ
日本企業で落札した事業が突然上海電力主体になっており、そこに政治力(橋下徹氏)の何かがあるのではないか、という一連のツイートからYoutubeなので拡散されているデマである
有本氏が2014年当時疑惑について関西テレビアンカーにて特集している
(但し、この際、橋下氏ではなく、なんとなく怪しいよという程度であった)
【考察】よくある理由
太陽光パネルの施工は実績があるが運用に実績がない
日本で実績を作りたい上海電力
次プロジェクトのために現金が欲しい
両者の思惑が一致して運用権を売却
陰謀論
はじめから上海電力が入札したいが条件で無理なため日本企業を利用
計画通りに売却
裏でシナリオを書いた人がいる?
【考察】冷静に考えてみよう
太陽光発電事業は外国資本参入不可なのか?
→韓国資本の企業がやっている事業もある
用地が買い取りでなく賃貸なので外資規制ない?
→規制がないなら政治家が関与する必要ない
外国資本NGだった場合、そもそも現状も問題あり
→もし、橋下徹氏により外国資本可にしたなら、
なにかしら証拠の文章がありそうだが・・・(今まで出てきてない)
そもそも国政マターな事項なので大阪市だけでどうにかできる問題なのか?
→有本氏の言う通り2014年から中国企業進出の疑惑があった
→当時大阪の各政党やアンチ界隈から橋下徹氏・維新の会への指摘は1つもない
結論(筆者の結論)
2015年5月に都構想の住民投票を実施するのだが、本当に橋下氏が絡んでいるという情報があったのならば2015年当時大阪市役所にはまだまだ、反都構想チームの息の掛かっている職員も多く、有力な情報があるのならば、都構想反対派は必ず噂をばらまいていたはず、しかし、そのよう話は1つもなかったのだ
それにもかかわらず、2021年頃に有本氏が橋下氏憎しから思い出したかのように発言をし始めている
また、証拠と上げているものはなく時系列での推測でしかない
結果、ただの陰謀論でしかなく、証明責任は有本氏側にあるとしか言えない
上記のように、住民投票時に噂自体なかったことからも、反都構想チーム側に都合の悪い話なのかもしれない(陰謀論)
最後に、この件について大阪の反都構想派からの橋下氏を攻め込むような発言がない、眠ってる子を醒まさないでほしいのだろうか・・
本当に裏で手を引いた人物がいたとして、本当に糾弾すべきところに目が行かず、橋下氏の責任として世間の目が行くことは誰が喜んでいるのか
対中国を掲げるのであればアホみたいな陰謀で本当の敵が笑っていることに早く気づくべきである、このまま行けば日本の敵は貴方です
(了)
その後出てきた情報まとめ(2022年5月12日追記)
上海電力HPにて「大阪市より招致いただいたも」記載があり、招致なので橋下氏が裏でやったはずがーと言い始める
→そもそも中国企業は信頼できないといってるのに上海電力のHPを信用するというダブルスタンダートに??を感じざるを得ない
和牛こんにゃくさんのツイートより、中国語【招标】の意味は“入札募集(する)“という意味となり、なんの問題もない
その後出てきた情報まとめ2(2022年5月30日追記)
ネット界隈で拡散されてる疑惑の入札について
入札期間がわずか18日という疑惑だが
実施要項が公開されたのが18日前なだけで、事業計画(賃貸)については2ヶ月前の10月10日に決定され、公表されている。大阪市議事録の魚拓をまさと@大阪2区さんがツイートしているので参照
以下のツイートより2014年10月10日時点でリリースされている情報であるため18日間で決まったというのはデマ(URLは毎日新聞の記事だったと思われる)
まさと氏のスクショより、政策企画室長、港湾局、環境局、財務局長、都市改革監、田中副市長が会議を行い、決定した事項だとわかる(橋下市長は不参加)
日本進出の足がかり?
一部から上海電力が日本進出の足がかりとして大阪を利用したとの意見があるが
報道ステーションSUNDAYの特集内容より、咲洲発電所が完成する前から既に他地域に進出をしており、大阪の実績を利用したとは言い難く、明らかに法律上の不備を指摘したような特集内容となっている
報道ステーション SUNDAY 2014年5月18日より
令和4年5月20日大阪市議会 建設港湾委員会
令和4年5月20日大阪市議会 建設港湾委員会にて質疑があった内容について
当委員会について市議会HPにて配信されております
下記URL 11:00~をご覧ください
また、自民党市議団より質問書が提出されその答弁書について 此花区民氏のツイートを引用いたします