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法の支配は4000年前からあった

今日はハンムラビ法典。
昔、歴史で覚えた単語だけれど、今法律に関わる者として、独裁に代わるものとして法律が作られ、しかも4000年も前のことだったというのは衝撃だった。
内容はいろいろ問題があるらしいが、それでも、そのときそのときの気分ではなく、等しく適用されるべきものとして、自ら制御しようとしたというのはえらいと思う。

それに比べて、ここ数年の政府の態度は、時の解釈によって法律を変え、憲法までも骨抜きにする。4000年以上大事にされてきた法の支配という考え方・その重要性を、簡単にぶち壊す。
でも、日本国民も怒らない。政府を支持し続けることは、こんな態度を認めることになるのに。
それも仕方ないのかもしれない。高校までの授業では、憲法や法の支配という考え方、法治国家であることが、これほど大事なものであり、大切な意味があることを教えてこなかったのだから。
私も知ったのは大人になってから。

自分が不合理な目に遭ったとき、社会がおかしいと思ったとき、その理由や原因を考え、是正すべきがどの法律なのかまで考えが至れば、法律を是正できる憲法の意義や、法の支配の大事さがわかる。

”世界の教養”8日目。
他国ではハンムラビ法典の重要性が教養レベルで理解されていると思うと、世界の中の日本の状況について、納得。

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