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5日が、月命日で月誕生日になって2ヶ月が経ちました

2ヶ月前の今日、5日の深夜にかかってきた電話が、我が家の青天の霹靂。
そして、5日が長男35歳の月命日で月誕生日になった。
健常者としての命が終わり、新しい人生が始まった日。
脳出血で職場で倒れ、連絡がついた時には深夜で、より高度な専門病院に転送されICUに入った後でした。
翌々日の開頭手術は、14時過ぎには終わる見込みが、実際に手術室を出たのが19時。
ドキドキは通り越していました。
腎機能の低下で、手術前のカテーテル検査ができず、開けてみなけりゃわからない状態での手術。
長時間、集中力を切らさずに手術をする医師、看護師、技師さんは凄いし、その手術が受けられる事に感謝しかありません。
その集中力、考えただけで脱帽だし、到底まねることなんてできません。
3週間、ICUにいて、一般病棟に移りようやく本人と直接話す事(一方的に)ができました。
1週間遅れで、リハビリ病院へ転院。それから1ヶ月。小さな回復目標は、早め早めにクリアしているそうです。
が、病院がたててくれている最終目標は、家族からしたら低すぎ。
そんなもんかなぁと諦めかけていたら、本人から「自転車は、実家で保管しといて!」宣言。そうかそうか、本人は自転車に乗る気なんだ!!
本人も、家族も、諦めたらそこで終わり。
リハビリはアスリートと同じで、諦めたら終わり。トレーニングを積んで目標クリアが欠かせない。
転院する際に、担当医からそう言われたんだった。

2ヶ月前の6月5日をゼロ(新しい誕生日)と思えば、どんな小さな回復でも喜べる。
あの日、家族でそう決めました。
だから、なんであの時💢という言葉が出てくることはありません。

6月5日になった電話。
あの瞬間に、まるでドラマの中に放り込まれたような感覚になりました。
2ヶ月がすぎ、ようやくこうして書くことができるように、私も回復してきたようです。

何も諦めない。
家族は、プラス@がにいちゃんの事として、今までの暮らしにちょい足しぐらいの感覚で行けたらいいなと。

今、お世話になっている病院のチーム医療が素晴らしい。これまたドラマでも見ているような感じです。手厚すぎてありがたくて、リハビリの方々はパーソナルトレーナーのように、病棟の看護師さんは家族のように考えてくれてます。

顔も身体もシュッとしてきたにいちゃんは、過去1かっこよくて、写真に収まる家族の顔が、私をダントツに過去1優しい。

毎月5日は、月命日で月誕生日。
新しくもらった人生が、より素晴らしくなるに違いない。
過去に感じていたモヤモヤから解放され、ゼロからスタートできたなら、それはそれで良かったと思える日が来るだろうから。

チーム小林は、今日も何して遊ぶ?な感じです。

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