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今ガチで攻略するプラチナ金ネジキ / 挑戦15時間でクリアしたメソッド完全解説

◯はじめに(金ネジキとは)

バトルファクトリー49連勝(通称:金ネジキ)とは、端的に表現すると「ポケモン史上最難関のチャレンジ」です。ポケットモンスタープラチナ及びハートゴールド/ソウルシルバー(以下:HGSS)に存在するクリア後のやり込みコンテンツ「バトルフロンティア」。5つある施設の中で最も難関とされているのがバトルファクトリーです。配信者の加藤純一さんがクリアしたことで有名で、それだけ知っているという方も多いと思います。


■バトルファクトリーの説明

7戦 × 7周の勝ち抜き連勝チャレンジ、つまり49連勝すれば完全制覇となります。まず最初に育成済みのポケモンが6匹提示され(配牌タイム)、その中から手持ちにする3匹を選択します。次にCPUのトレーナーと3vs3のバトルを行います。無事勝利すると、倒した相手のポケモン1匹と自身の手持ち1匹を交換することができます。7戦勝利すると手持ちポケモンは没収され、再び配牌タイムとなります。
このような流れで勝ち進み、49連勝を目指します。また、フロンティアブレーン:ネジキというボスが存在し、21戦目と49戦目に登場します。この21戦目のネジキを倒すと銀のプレート、49戦目のネジキを倒すと金のプレートがもらえます。これが「金ネジキ/銀ネジキ」の名称の由来です。もちろん1回でも敗北すると連勝記録はストップし、最初からやり直しとなります。

■金ネジキ 何がそんなに難しいの?

ここまで聞いて「CPU相手に49連勝するだけなら簡単なんじゃないか」という印象を抱く人もいらっしゃるかもしれません。では、いったい何がそんなに難しいかと問われると、やはりランダム要素の多さが挙げられます。先述の通りレンタルポケモンしか使用することができないため、攻略用のポケモンを育成するという事前準備による対策ができません。配牌の6匹も相手の手持ちも全てランダムに決定されます。極端な話、配牌のポケモンが全て強くなかったり弱点が被っていたりすると、それだけで簡単に負けてしまいます。また、命中不安わざや一撃必殺わざを持っているポケモンも少なくないため、わざ外し・急所・一撃必殺のような事故が容易に発生します。この世代の急所ダメージは1.5倍ではなく2倍です。急所率も1/24ではなく1/16です。数回〜数十回程度の連勝であれば試行回数を重ねればクリアできそうな気がしますが、49連勝ともなるとかなりの苦行と言えます。加藤純一さんも攻略に1年以上かかったそうです。
加えて、連勝数を重ねるごとに相手が強くなっていき、得られる情報(後述)も少なくなっていきます。クリアが近づくにつれて事故負けの恐怖も増大していきます。「金ネジキはメンタルとの勝負」であることは間違いありません。

◯金ネジキ 詳細な仕様解説

金ネジキ」といっても、いくつか種類があります。その中でも1番の最難関とされている「プラチナ / シングル / オープン(Lv100)」に挑戦する方向けの記事となっています。また、この記事はさまざまな解説動画・解説記事・攻略サイトを参考にした上で成り立っている点、そしてタイトルにある「15時間でクリア」という記録は、決して私個人の力量だけによるものではなく、参考にさせていただいた解説動画・攻略サイトや、一緒に攻略を手伝ってくれた仲間の存在が大きく寄与している点について、あらかじめご了承ください。

■前提

最高難易度の運ゲーに挑むにあたって、運ゲー以外の部分で負けていては話になりません。また、より確率の高い運ゲーをしかけることがマストです。そのために、何よりも重要なのが知識です。運の良さや試行回数は十分な知識を持ち合わせた上で初めて必要になる要素です。

金ネジキに挑戦する上で絶対に必要になる前提知識は「3値」「タイプ相性」「わざ」「特性」「状態異常」の5つです。3値は種族値・個体値・努力値のことですが、金ネジキに挑戦しようと考えていて3値を知らない人はいないと思うので説明は省きます。

続いてタイプ相性ですが、現在(9世代)と異なり4世代は「フェアリータイプが存在しない」「はがねタイプがゴースト・あく半減耐性持ち」となっています。サーナイトはエスパー単だし、グランブルはノーマル単です。耐性面で特に厄介になるのがドータクンメタグロスの2匹。弱点がほのお・じめんしかない上に高耐久、その上ドータクンには特性でどちらかにも耐性を持っています。

次にわざに関してですが、これも現在と異なる効果・威力・命中率・仕様のものが多いので、わざを使う前に確認したり調べたりすると良いです。
例えば、「りゅうせいぐん」が威力140だったり、「でんじは」が命中100かつでんきタイプに有効だったり、キノコのほうしがくさタイプに有効だったり、だいばくはつはなぜかBを半分にしてダメージを計算したりします。

ジバコイル→でんじはで麻痺 デンリュウ→10万で麻痺

特性については、夢特性は存在しないこと、特性複数持ちの場合はランダムで決まること、現在と異なり仕様が異なる・存在しない特性があることです。カイリューはせいしんりょくだし、ガブリアスはすながくれです。出てきた時にいかくが発動しなかったグランブルは特性はやあしなので状態異常には注意しましょう。

がんじょうは1耐える特性ではありません。一撃必殺わざを無効化する特性です。4倍弱点持ちのいわタイプの皆さんは泣いて良いです。かがくへんかガスは存在しないのでマタドガスは絶対にふゆうです。どの特性か忘れてしまった場合は以下のツールを活用してください。ポケモン名を入力するだけで持っている特性を教えてくれます(型も同時に教えてくれますが、後述するサイトの方が使いやすいです)。

最後に状態異常の仕様の違いについてです。覚えておいて欲しいのは、まひ状態のS補正が1/4であること、こんらん自傷の確率が1/2であることです。相手のいばる・あやしいひかりで台パンしないよう気をつけてください。その他詳細は以下のサイトをご覧ください。

■出てくるポケモン

バトルファクトリー内に出てくるポケモンは一般枠136匹・準伝説14匹の計150匹です。そしてそれぞれ、わざ構成や持ち物・努力値振りの異なる4つの型があります。

自分の手持ちのポケモン・1戦前の手持ちのポケモン・1戦前の相手のポケモンと同じポケモンは出てきません。また、持ち物も自分と相手で被らない仕様があるので、ひかりのこな・きあいのタスキのような、相手にすると厄介な持ち物を持ったポケモンを手持ちに入れておいて、相手に使わせないというプレイングがあるので覚えておきましょう。

以下に型検索ができるツールを記載しておきます。金ネジキに挑戦する際は、毎試合相手のポケモンの型を調べながら戦うようにしましょう。相手は自分に有効打点がないからりゅうのまいを積める / 有効打点があるから交代すべきといった判断ができるようになります。

■個体値と法則性

バトルファクトリーにはさまざまなトレーナーが登場しますが、トレーナーによって型と個体値が全て決まっています。例えば1周目のトレーナーの手持ちは全て1周目の型で個体値は0、2周目のトレーナーの手持ちは全て2周目の型で個体値は4となっています。また、5,6,7周目のトレーナーの手持ちの型はランダムです。1匹目が型1だったとして2匹目も型1とは限りません。
ネジキのみ例外で、一般ポケモンは型4、準伝説の場合は4つの型のうちランダムです。以下の表を参考にしてください。

▼1周目

周によって相手の行動AIが変化します。1周目は4つのわざをランダムに使ってきます。基本的に交代はしてきませんが、例えばでんきわざしか攻撃わざのない相手にじめんタイプのポケモンを死に出しすると、交代してくることがあります。
試合開始前に対戦相手のポケモン3匹を教えてくれます。
7戦目は2周目のトレーナーと対戦します。

▼2周目

1周目と同様に25%ずつわざを使用します。試合開始前に対戦相手のポケモン2匹を教えてくれます。
からておう」「サイクリング」「バトルガール」「マダム」「ベテラントレーナー」は全員2周目のトレーナーです。また1周目のトレーナーも登場します。
7戦目は3周目のトレーナーと対戦します。

▼3周目

AIが少しだけ賢くなります。基本ランダムですが、無駄行動をしなくなります。無駄行動とは、例えばあくタイプにエスパーわざを使用したり、特性ふゆうのポケモンにじめんわざを使用したりすることを指します。
例外的に、無効わざでこだわっていても他に打点がある場合には無駄行動と判定されず交代されないという仕様があり、一方的に積みわざを使うことができます(例:相手のこだわりスカーフじしんに対してギャラドスを後投げした場合、安全にりゅうのまいを6回積める)。

試合開始前に対戦相手のポケモン1匹と1つ目のわざを教えてくれます。1つ目のわざとは、ポケモンの強さを見た時に1番上に表示されるわざ(左上のわざ)のことで、検索ツールの1番左のわざに該当します。つまり、わざ次第で相手が何周目の型か判別できる場合があります。
けんきゅういん」「サイキッカー」「ジェントルマン」「スキンヘッズ」「ピエロ」「ポケモンブリーダー」は全員3周目のトレーナーです。また、2周目のトレーナーも登場します。

そして7戦目には銀ネジキが登場します。銀ネジキの手持ちは4周目の型固定で個体値も全て12ですが、準伝説のポケモンを使ってくることがあります。準伝説ポケモンの型は4つのうちランダムです。ネジキのAIは非常に賢く、まさに序盤の難関と言えます。謎のパーセンテージはランダムです。
まず基本的に最大打点のわざを使用してきます。例えば自分の初手がグライオン、ネジキの初手がエレキブルだとします。型4のエレキブルは3色パンチ+じしんなので、必ずれいとうパンチを使用してきます。例外的に急所に当たりやすいわざを使用してくることがあります。不一致弱点かみなりのキバは威力130、不一致急所シャドークローは威力140です。
さらに、直前に使用したわざを半減以下で抑えられるポケモンがネジキの控えにいる場合、交代してくることがあります。
しかし、逆に言えばネジキ側の動きは読みやすいです。上手にサイクルを回してPPを涸らしたり、タスキカウンターを通したりといった動きを積極的に狙うことが勝利への鍵となります。
また、準伝説が出てきた場合、1戦前と手持ちの持ち物と被らない仕様があるので、型を絞ることができる時があります。ネジキ前に自分と相手の持ち物をメモしておくと役に立つかもしれません。

▼4周目

AIは3周目と同じです。試合開始前に対戦相手の1匹目の1つ目のわざを教えてくれます(わざ名だけ)。検索ツールのわざ検索を活用すると、相手の先発のポケモンをある程度絞ることができます。
4周目から配牌タイムに準伝説が登場することがあります。
エリートトレーナー」「ドラゴンつかい」「ポケモンレンジャー」は全員4周目のトレーナーです。また、3周目のトレーナーも登場します。
7戦目は5周目のトレーナーと対戦します。

▼5周目

5周目以降は全てネジキと同じく賢いAIです。個体値が高い上にどの型を使用してくるか分からないため、配牌から構築を組む際に今まで以上にバランスを考慮しなければなりません。ここからが金ネジキの真髄と言って差し支えないでしょう。

相手の死に出し有効打点を持っているポケモンが優先、なければランダムに決まります。例えば自分のギャラドスで相手を倒した場合に、死に出しでバクフーンが出てきたケースを考えると、バクフーンの型1はかみなりパンチを覚えているため、型1である可能性が高いです。
加えて、相手は反動わざやふいうちの選択を嫌う傾向があります。強いふいうちポケモン(ドンカラス,ダーテング)が出てきた時に、ケアしすぎて負けてしまうような展開はできるだけ避けましょう。

アイドル」「おぼっちゃま」「おじょうさま」「ミニスカート」「じゅくがえり」「たんパンこぞう」「にんじゃごっこ」「ポケモンごっこ」「むしとりしょうねん」は全員5周目のトレーナーです。また、4周目のトレーナーも登場します。
5周目以降は試合開始前に対戦相手のポケモンのタイプを教えてくれます。被りがあればそのタイプを、被りがなければ「こだわらない」と表示されます。例えば相手の手持ちがメガニウム・ナマズン・ニドキングであれば被っている「じめん」、カビゴン・ウインディ・ジュゴンであれば被りがないので「こだわらない」となります。
7戦目は6周目のトレーナーと対戦します。

▼6周目

いせきマニア」「おまわり」「ギタリスト」「ギャンブラー」「ジョギング」「つりびと」「とりつかい」「ふなのり」「ポケモンコレクター」「やまおとこ」は全員6周目のトレーナーです。また、5周目のトレーナーも登場します。
7戦目は7周目のトレーナーと対戦します。

▼7周目

アイドル」「カウガール」「ギタリスト」「キャンプボーイ」「ピクニックガール」「だいすきクラブ」「ぼくじょうおじさん」「ポケモンブリーダー」は全員7周目のトレーナーです。また、6周目のトレーナーも登場します。

そして7戦目はついに金ネジキとの戦闘です。銀ネジキと同様に準伝説のポケモンを使ってくることがあります。個体値は全て31で、一般ポケモンの型は4固定、準伝説はランダムです。準伝説の型をなるべく絞るため、数戦前から相手の型をメモしておくことを推奨します。

■その他

バトルファクトリーにおける勝利条件とは、当たり前ですが「試合に勝利すること」です。負けはもちろん、引き分けもチャレンジ失敗扱いとなります。具体的に言うと、みちづれ・だいばくはつ・ほろびのうた・わざの反動・いのちのたま・天候ダメージでお互いの最後の1匹が同時に倒れると敗北扱いとなります(1敗)。
ケアするのは難しいですが、低耐久すぎるポケモン・火力とわざ範囲が少なすぎるポケモンは、なるべく最後の1匹には残したくないということを頭の片隅に入れておくと良いです。

オスメスはランダム、なつき度は0、おんがえしを持っているポケモンは100です。したがっておんがえしのわざ威力は102です。

◯手持ちポケモンの選び方

では実際に金ネジキに挑戦するにあたって最初に考えるべきことは、強い構築を組むことです。パーティが弱ければ相手のポケモンを倒せきれずに負ける試合が頻発します。至極当たり前のことですが、強いポケモンは強い。これを必ず念頭に置き、ポケモンの取捨選択にはじっくり時間をかけましょう。

■配牌タイム

ランダムに選ばれる6匹から3匹を選択します。1,2周目・3,4周目・5周目以降で考え方が異なります。

▼1,2周目

1,2周目は、序盤の鬼門である銀ネジキを突破するために毎回交換を行います。詳細は後述しますが、その周で7回(配牌含む)交換を行うと次の配牌タイムで1つ上の個体値・型のポケモンが提示されるという仕様があります。
3周目の銀ネジキとの戦闘時により優位に立てるよう、3周目の配牌タイムに強いポケモンを引くことが求められます。つまり2周目は毎回必ず交換をするため、強い2匹をキープしておくことが理想になります。
このため、2周目の配牌タイムでも強いポケモンを引けるとより2周目の突破が容易になるので、1周目も毎回交換します。1周目の配牌に関しては強いポケモンを引けなかったらリセットすることも必要です。

実際にポケモンをピックするにあたって、まずは先発の火力枠を決めると構築を組みやすいです。先発適正が高いのは高速高火力高耐久高火力のポケモンです。例えば前者はガブリアス・ムクホーク・グライオン・ゴウカザル・ケンタロス・ポリゴンZなど、後者はラグラージ・エンペルト・バンギラス・カビゴン・ポリゴン2・ギャラドスなどが該当します。他にも候補はたくさんありますが、基本的には配牌と型次第です。配牌の中で最善の選択をできるよう心がけましょう。中でもタイプ一致命中安定技を持っていたり、技範囲の広い型は、先発で1~2匹倒すことができるので優秀です。

▼3,4周目

3周目の銀ネジキとの戦闘を見据えた編成を意識します。3周目以降は必要な時に交換すればいいため、3匹でどのタイプにも打点がある状態を維持することが重要です。弱点の一貫に関しては、あまり重要視する必要はありません。3,4周目はまだ相手のわざ選択がランダムなので、確率的に弱点の一貫で負けてしまうことはあまり起きないはずです。

▼5周目以降

5周目以降は相手のAIが強化されるため、3,4周目に加えて弱点の一貫まで考慮することが必要になります。先発のポケモンが落とされてしまった際に、控えのポケモンで上から処理できずに弱点の一貫を作られてしまうと、そのまま敗北に直結してしまいます。控えのポケモンの弱点は一貫させないように組むと安定します。
そして、相手のAIが強くなるということは、タスキ + カウンターのようなからめ手が通りやすくなるということです。特にマニューラ・グライオンのような高速アタッカーはスイープ性能(削った相手を倒し切る性能)も高く、余裕で1,2体倒してくれるので、相性抜群です。タスキ枠のポケモンはなるべく控えに採用したいです。

5周目からは先発のポケモンの引き先を控えに入れておく意識も必要になります。有効打点を持たない場合や、相手の方が素早くて先に弱点を突かれてしまう場合などに対処するため、高耐久のクッションになるポケモンを1匹は採用しておきたいです(控えに高速タスキ持ちがいる場合は採用しなくても大丈夫)。
また、準伝説枠が提示されたら積極的にピックしましょう。ラティアスラティオスクレセリアスイクンは最強なのでほぼ確実に拾います。

■気をつけること

物理のみ・特殊のみという編成は絶対に避けてくださいのろいてっぺき持ちのポケモンやハピナスで詰んでしまいます。また、先発から順に物理-特殊-特殊という並びや、特殊-物理-物理という並びをしてしまうと、先発が倒されてしまった時に相手の控え次第で詰んでしまう可能性があるので、この並びもできるだけ避けた方が良いです。つまり、物理-物理-特殊特殊-特殊-物理の並びが理想的です。

◯手持ちの交換

■交換の仕様について

試合に勝利すると、相手の使っていたポケモン1匹を自分の手持ち1匹と交換することができます。この時、自分の先発のポケモンと交換すると、加わったポケモンも必ず先発で出てくるので、ポケモンの順番には注意してください。

その周に交換した回数が内部的に記録されており、1~6回戦終了時全て手持ちの交換を行うと、次の配牌で1つ上の個体値・型のポケモンが数匹登場するようになります。銀ネジキを突破する確率を少しでも上げられるよう、1,2周目は必ず毎回交換するようにしましょう。ちなみに6周目に全て交換を行うと7周目の配牌で8周目のポケモン(個体値31)が出現しますが、現実的ではありません。

4周目までは相手のポケモンの型が判別できるので問題ないですが、5周目以降、相手のポケモンにわざを使わせる前に倒したため、型が分からないということが発生します。交換を行う際に相手のポケモンの詳細を見ることはできません。型が弱くて後悔するということも十分に起き得ます。
そのため、5周目以降はできるだけ判別できた情報をメモしながら戦うことが求められます。前述したように、1戦前のポケモン6匹と持ち物6個と被らないように相手のポケモン3匹はランダムに選出されます。前の試合の型が分かっていれば、交換を行う際にある程度絞れるはずです。

■どのように交換を決めるか

構築は配牌時に1番強いポケモンを先発に選んでいるはずなので、配牌が弱すぎるような場合以外は、基本的に控えのポケモンと交換することになります。交換の基準は、基本的に以下の5つを考えてください。

  • より強いポケモン

  • より弱点が一貫しないポケモン

  • よりわざ範囲・火力が上がるポケモン

  • 物理 / 特殊のバランスが良くなるポケモン

  • 次の相手に勝てるようなポケモン

金ネジキ攻略においては目の前の試合に勝利することが非常に重要です。5周目以降は少ない情報を頼りに強いAIの相手と戦わなければなりません。したがって、場合によっては強いポケモンを捨ててまで、交換をする必要があります。例えば、タスキ持ちとはいえ命中不安わざばかりで安定感の低い型3のガブリアスを捨てたり、はがねタイプが得意な相手に打点のなさそうなライコウを捨ててウインディを拾ったり、ということもよくあります。

◯わざ選択の基準

■ダメージ計算

毎試合毎ターン、型検索ダメージ計算をするよう心がけてください。繰り返しになりますが、「金ネジキは最善手を選択し続けて初めて運ゲー」です。本当は倒しきれないのに、倒せると思って雑にわざを選択し、返しに倒されて負けてしまった、という状況は容易に起き得ます。時間はかかりますが、2つのツールを使って最善手を選び続けてください。私がクリアした回は合計で6時間以上かかりました。

■最善手の考え方

基本的には以下の4つを考えながらダメ計します。

  • 最大打点わざで倒し切れるか

  • 倒すのに2発以上必要な場合の1番安全・安定のわざ選択はどれか

  • 不利な対面になった場合の1番安全な引き先はどれか、どれを捨てるか

  • 命中不安わざを使用して外した時のリスクはどの程度か

AIがランダムの1~4周目は不利な対面でもタイプ一致技を使用していれば突破できることが多いので、上2つだけで十分ですが、銀ネジキと5周目以降は全て考慮する必要があります。

命中率で信用していいのは100~90のみです。それ未満のわざは「当てないと負ける」「外しても負けない」の2つの状況以外は使いません。相手の持ち物がひかりのこな・のんきのおこうの可能性もあります。命中不安わざを外して負けたら確かに「運負け」かもしれませんが、もしかしたら他に最善手があったかもしれません。後悔しないようなわざ選択を心がけましょう。

◯最後に

いかがでしたでしょうか。長くなりましたが、いかに金ネジキ攻略に知識が必要であるか、ご理解いただけたかと思います。プラチナ金ネジキ攻略にあたって必要な情報は全て記述したと考えています。必要があれば、その都度読み返しながら挑戦してみてください。

知識はあっても、どこまでも運要素が付きまとう金ネジキ攻略。実際私の攻略でも危なかったシーンはいくつもありました。銀ネジキに関してはストーンエッジ命中80を避けて勝ちました。ぜひチャレンジしてみてください。

金ネジキ攻略に関する詳しい解説・まとめ記事がなく、私自身も攻略の際に色々と困ることが多かったので、誰かの助けになればと思い、今回執筆しました。攻略時に実際に使ったメモを有料記事欄に載せておきます。投げ銭形式で労っていただけると助かります。

◯参考一覧

■型検索

■ダメージ計算

■特性検索

■参考RTA解説動画

■参考サイト

■参考解説ブログ

◯投げ銭↓

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