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タダ狙いは貧乏を加速させる

無料ですか?

「無料相談」と書いてあるにもかかわらず、最初にこれをまず聞いてくる人がいます。こう聞いてくるのはどういう神経メカニクスが働いているかが自ずと分かってしまいます。

つまり何がなんでもお金を払いたくない人たちです。

特売オンリーターゲットのチェリーピッカーよりもタチ悪い。

要は、自分だけが得をしたい、そんな思考回路しかない人たちです。対価としての金を払うことを極力避ける

「世の中には無料で価値のある情報が溢れていてその享受だけで人生得して生きていけるだろう」

と、世の中のキャッシュフロー仕組みを全く考えていない人達です。

正直、DTM周辺の人たちにかなり多い人種と見受けられています。このタイプの人でプロになれた人、実力が抜きん出ている人、活躍している人を見たことがありません。皆さん、決まって目的の半分も果たせず

「出来るだけ損せずにコストパフォーマンスの良い自己投資を行おうとしたが、結果、極めて損だらけの身にならない投資まみれで、貧乏が進み身動きできず負のスパイラルから抜け出せない」

状態の人ばかりです。

まず、本当に実利のある無料なノウハウなど世の中に存在するはずがありません。

DTMer向けの情報に音源の特価セールス情報を流しまくる人、そこに群がり、タダ音源ばかり落とす人、音楽ノウハウPRに群がり情報商材商法と気付けず知らずに高値で購入する人、無料バンドルに気を取られ結局高いソフトを追加購入してしまう人…

親父の小言という身近な格言集に

「小商もの値切るな」

というのがあります。

値切りは悪い事でないが、薄利ものをも値切るな、むしろデカいものこそ値切れという意味です。

タダ物探しの人は、大きな買い物が下手な人が多いですね。小金を貯めて大きな買い物をする時こそ値切り交渉をトコトン進めるべきですが、適正価格の観念が身についてないと相手から足元を見られる、大商いに身がすくんで相手の言い値、言いなりになる。自分にとって大金を使う時に大見栄を切ってむしろその時だけ一切値切らない、いや逆に「高いもの=絶対に価値があるもの」と盲信して超高額な無価値なものを買ってしまうなど、トータルで見た時に大損する方がとても多いです。

(多くの内容の薄い授業料のバカ高い音楽専門学校など言うに及ばずですね)

普段から適正価格にて商品購入している人は大きな買い物をする時こそ感度を高め、培われた審美眼を駆使して上手な買い物をし、結果高CPの豊かな生活を営んでます。

食べログなど見ても、客単価が低い店には遠慮ない低評価がならび、客単価の高い店だと(その客単価に見合うレベルの店では無くとも)逆に客が媚び諂う美辞麗句が並ぶ。横目で眺めながら残念というしかありません。

値段が安いことは間違いなく正義ですが、キャッシュフローを無視した経済感覚、真に価値あるものを見抜けないふし穴な目、正当な評価が得られるべきものが埋もれがちになってしまう今の社会の悲しい現象は「無料ですか?」をあえて確認してしまう貧しさから生み出されてしまうのでしょう。

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