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【鶴亀杯】~短歌Ver.

昨日投稿した「鶴亀杯」の俳句を、短歌バージョンに仕立ててみました。
春の大会の時は、「スピンオフ」の形で短歌で参加しましたが、今回は割と真面目に。
とは言っても、短歌はほとんどやったことがないので、形式以外のところが短歌の形にかなっているかは、ちと怪しい(苦笑)。

払暁ふつぎょうの凛と背伸ばして蓮の花泥濘でいねいの世に気高けたかくあれと

弾けたる野外演奏夢のごと「またね」と誓ふ瑠璃色の空

かわせみの銀の腹を捕えたる釈迦堂しゃかどうに見ゆ武士もののふの道

三首めは、解説が必要かもしれませんね。
実は、現在執筆中の小説の史料である「二本松藩史」に、とある武士の敵討ちの話が出ていました。
その舞台となったのが、須賀川市を流れる釈迦堂川です。

簡単に敵討ちの話をまとめると、武谷たけや四人兄弟の四男が、大阪の陣で武功を立てたものの、それを妬んだ蒲生がもう家の家臣(齋藤だったかな?)に静岡で殺されました。他の兄弟はそれを忘れず、次男と三男が須賀川の釈迦堂川のところで、見事に仇を取ったというもの。
そのエピソードを、かわせみとお魚の関係に見立ててみました(*^^*)
余談ですが、釈迦堂川にはかわせみもいて、地元の野鳥の会の方などが観察されているようですよ。


俳句は五七五で完結しますけれど、短歌に仕立てた場合は、下の句で心情を表すと聞いたことがあります。
そんなわけで、二つの世界を楽しんでいただければ幸いです(*^^*)

※俳句は、こちらからどうぞ。


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#鶴亀短歌

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