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なせば成る なさねば成らぬなにごとも

我が家には家訓があって、小さい頃からことあるごとにこの教えのもとに行動することが大切と言われてきた。

為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の
為さぬなりけり

上杉鷹山公の名言として、とても有名ですよね。企業経営者が座右の銘にしている言葉第一位だということを後に知ることになるのだが。

小さい頃からそういう教育だったので、自分がやりたいと言ったこと、とてもチャレンジングなことでも否定的な言葉は一切なく「とりあえずやってみろ」「ダメならその時考えろ」といった感じで。

高校も大学も直前の模試判定でEが出ていても構わず受けさせてくれたし、ハワイにいたってはチームと連絡が取れなくなったけど(ハワイのチームに行くためにフロントの人と連絡を取っていたが急に連絡不通になった)とりあえず行ってくると言っても止められなかったし。

そういった意味ではいつもチャレンジすることが当たり前だった。

なぜ急にこの話しが出てきたかというと、実は最近になって家訓のことを思い出したから。

大学卒業して、専門学校に行って、アメリカに行って、帰ってきて働きながら大学院に行って、店舗を立ち上げて。このあたりまでは色々とチャレンジしていたような気がする。

が、結婚をして店舗を立ち上げて子供が生まれたあたりからチャレンジする機会が少なくなったなと感じます。それは店舗を持つことで変化が少なくなり、家族や子供を守るという意識からか。

経験を積んだことで、こういう行動をすればこんな感じになるだろうなという悪い意味での予測が立てられるようになったこともあるかもしれません。

そんな中で上杉鷹山公の教えも徐々に頭から離れていくことに。

それが最近ではインタビューを受ける機会が増えてきたおかげで、幼少期の頃やトレーナーになったきっかけを振り返るようになりました。そういえばこんな教えがあったな、と自分のルーツを思い出すきっかけにもなったわけで、今は昔のように新鮮な気持ちが蘇っています。

これまでの対面式のサービスだけではなく、新しいオンラインの形を作るのは自分にとっては一苦労。何を伝えたいからトレーナーになったのか、トレーナーでいることにどういう意味があるのか。

この時間を過ごすことで、少しずつでも答えに近づける気がしています。

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