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とりあえず動けばなんとかなるかもしれない、というお話し

私のトレーナー人生で外せないのが2度のアメフトプロチームでのトレーナー経験。1度目は今はなきNFLELに所属していたライン・ファイヤーのトレーニングキャンプへの1ヶ月間のインターントレーナー(2003年)。2度目はAF2に所属していたハワイアン・アイランダーズでのアシスタントトレーナー(2004年)。今回はアイランダーズのアシスタントトレーナーになった経緯です。

2003年にインターントレーナーを経験してから、黒人の動きをもっと自分の目で見て勉強したいと思い、色々調べていくとインドアのフットボール(サッカーで言うところのフットサル)のプロチームがハワイにあるということを知りました。とりあえず、そのチームに直接メールをして、アシスタントトレーナーをやらせてほしいという旨を伝えます。

その後、その方と何度かメールのやり取りをしていたものの急に連絡が取れなくなりました。その状態が2ヶ月ほど続いたものの、「周りにも来年ハワイに行くと宣言してしまったし、ここでやめるわけにもいかないな」ということで、学生ビザを取得して直接ハワイに乗り込むことを選択。無事にホームステイ先と留学先を決め、学生ビザを取得してハワイに向かいます。

ハワイの空港からホームステイ先まで行ったら、早速チームのオフィスに電話をしてフロントスタッフの方に「とにかく会わせてくれ」と話しをして会うことに。聞いていくと、私とやり取りをしていた方は途中でクビになっていたようで情報などが何も伝わっていない状態でした。ハワイに来た経緯をもう一度説明して、どうしてもやらせてほしいとお願いすると、「今日の夜に練習があるから一度行ってみなよ。そこでヘッドトレーナーを紹介するから」という話しでまとまり、いざ練習場へ。

練習場ではヘッドトレーナーが待っていてくれて、「チームとしてはこんな人間がほしいが何ができるんだ?」的なことを聞かれたので「テーピングには自信がある」と伝えてその場でデモをしたら「OK」となってその日から練習に参加することができました。今、考えればムチャクチャのことをしていたなと思います。

まずは周りに宣言をして動かざるをえない状況を作ること、そして頭で考えるよりもとりあえず動くこと。

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