最悪

誰も悪くない。なんて事はない。誰もが少しずつ少しずつ、悪い。彼はその一言で人を傷つけてしまうという事がわからぬか人を傷つける事が悲しいと思わぬほどに、子供だったし、彼は傷ついた、くらいで、何かを辞めてしまくらいに、弱かった。あるいは誰もがそれほど辛かった。悪くない、なんて事はない。全てが悪い。

荒れ狂う炎の様子を淡々とリツイートし続けるのは、現代人としての矜持だ。小説よりも奇怪な物語を現実に見出したいという、業が、僕らを創作へと駆り立てる。一言文句を言ってやりたいという思いだけが、僕らに血を通わせる。

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