見出し画像

天鳳の九段

画像1
2020年10月現在

天鳳の九段に昇段しました。
八段から九段への昇段は、これで通算8回目です。



昇段するのも降段するのも打ち続けた証


100戦程度の上振れが続けば、割と簡単に昇段できてしまうこと。その反面、ほんのわずかな下振れで、いとも簡単に降段してしまうこと。

天鳳を長く続けているプレイヤーなら、誰しもが一時の浮き沈みよる昇降段を経験済みだと思います。

僕の天鳳歴は10年以上、鳳凰卓の打荘数は9000半荘弱、単純に数多く打っているからこそ昇段した回数も、降段した回数も多いだけです。

昇段回数の自慢は裏を返せば、それだけ長い間プレイし続けてきたという事実と。降段も数多く経験してきたという証でもあるのです。

天鳳のプレイ時間


おそらく天鳳は5000時間以上やりこんでいるでしょう(白目) 

一時期モンスターハンターに嵌った時期がありましたが、総プレイ時間は400時間程度、天鳳のプレイ時間とは全く比較になりません。

九段到達までは相当な時間を要します。それだけの時間を費やすほど、やりこんだゲームで高段位に到達すること。その達成感は何度味わっても嬉しいものです。

特に今年は春先が「超氷河期」でしたので、喜びもひとしおでした。同じ天鳳プレイヤーとして、昇段するまでの苦労はとても共感できます。

だからこそ「ふん、九段になんて誰だってなれるぜ!」なんて無粋なことは絶対に思いませんし、むしろ誰であろうと「や、よく頑張ったね!」と、心から昇段を祝福できます。

天鳳の九段は誰でもなれるのか?


鳳凰卓で平均順位2.5位、安定段位七段のプレイヤーが昇段する確率をシミュレーションしてみましょう ※参照・天鳳の昇段シミュレーター(試行回数は10万回)

七段 → 八段 約49.8%
八段 → 九段 約17.9%

どうでしょうか? 鳳凰卓で安定段位七段はお世辞にも強いとはいえませんが、それでも2回に1回は八段に昇段、八段在籍時には6回に1回程度の確率で九段に昇段することができるのです。

心さえ折れずに打ち続けることができれば、九段昇段は現実的な数字といえるでしょう。

九段 → 十段  約4.3%
十段 → 天鳳位 約0.9%

ついでに十段、天鳳位の昇段確率もシミュレートしてみました。上振れ(17.9%)を引いて九段に到達した後、さらに超上振れ(4.3%)の昇段確率ですので

安定段位七段のプレイヤーが十段に到達するのは相当厳しいことがわかると思います。天鳳位昇段に至っては言うまでもありません。

九段を維持するのはとても難しい


九段在籍時の実績は、十段に昇段が2回、八段に降段が7回です。僕の実力は九段を安定して維持するには至らない程度の実力であり、紛れもなく上振れでたどり着いただけの「確変九段」であることがわかると思います。

※参照 天鳳マニュアル・段級位制

九段の在籍人数は約200人、そのうち九段在籍時、八段に降段する確率よりも、十段に昇段する確率のほうが高いプレイヤーは、おそらく3人もいないでしょう。安定して九段を維持することができるプレイヤーは、選抜された鳳凰民の中でも上位1~2%程度しかいません。

つまり九段以上に在籍している天鳳プレイヤーのほとんどは、本来の実力以上の段位に在籍しているということになるのです。

春先の「超氷河期」には、九段のプレイヤーと対戦するたびに「この確変九段野郎が!!」と、嫉妬しながら打ってましたから(笑)

段位マウント野郎との遭遇


ニコ生で配信をしていた頃、コメントで打牌選択の相違について議論したことがありました。対立していた意見の持ち主は僕に向かってこう言ったのです。

でも・・・木原さんって僕より段位が下ですよね?

当時僕は八段でした。コメントの主は九段だったようです。そのプレイヤーが九段に昇段したのはたった1度だけ、紛れもなく「確変九段野郎」だったわけですが、たった1度九段に昇段しただけで、当時6~7回九段に昇段していた僕に対して――

でも・・・木原さんって僕より段位が下ですよね?

よくもまあ・・・天鳳の最高到達段位程度で、そこまで増長できるものなのかと、少しだけそのレスに衝撃を受けましたね。

俺より段位が下の人間に教えを乞うのはありえない

あるプレイヤーが冗談っぽく言っていたセリフでしたが、前後の会話を拾っていくと

最高段位に到達したことにより自分の実力が飛躍的に上がったと明らかに勘違いをしているようでした。

Q・麻雀プロのAリーグって天鳳何段クラス?
Q・歌舞伎町のピン東のレベルは天鳳何段クラス?

こうした質問もバカバカしいですね。どうして早ければ100戦程度で変動するような天鳳の段位が、実力の指標となり得ると本気で思えるのでしょうか? 

僕は天鳳のゲーム性は好きですが、このようなことがあってから段位制のシステムはあまり好きになれませんでした。

でも・・・木原さんって僕より段位が下ですよね?

でもこう言われるとメチャクチャ腹立たしいので、なるべく高段位に在籍していたい、いや高段位を少しでも長く維持できる実力を身につけたいと日々頑張っています。

高段位に到達することが実力の証ではない


昇段は頑張って打ち続けた証です。なので自慢しても誇っても良いと思います。しかし高段位に到達することが実力の証という訳ではありません。

一時の好調で昇段したからといって、自分の実力を決して勘違いすることのないよう、これからも謙虚に修練を積み重ねていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?