自論の発信

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最後の2行には、大したことは書いてありません。

皆さんはご結婚されていますか? 
僕は52歳にもなって結婚歴すらありません。

ちなみに3人兄弟の長男なのですが
妹は50歳、弟は48歳、3人そろって独身です。

一体どうしてこうなったのか・・・ 
父さん、母さん、本当に申し訳ありません(涙)

決して言い訳するわけではありませんが
「結婚しない」を選択する人も年々増えてきています。

国勢調査の結果、1985年には男女ともに4%程度だった生涯未婚率(※)も、2015年には男性23.4%、女性14.1%、2020年には男性28.3%、女性17.8%にまで上昇し、今後も年々増え続けるのではないかと予想されています。

(※)生涯未婚率 50歳までに結婚歴が無い人の割合

かつては結婚して当たり前、子供や家庭を持って初めて一人前、といった風潮もありました。

そのせいか、今でも男女ともに未婚の人は「結婚するための情熱や努力が足りない」だとか「人間性の欠如を疑われる」など、ものすごく酷い偏見を受けていたような気がします。

また、離婚に対しても同じように偏見を持つ人が多いです。離婚した経緯を自身のブログに公開した人が、ブログのコメント欄でかなりの批判を受けているのを見たことがあります。

僕は批判の内容を見て
とても不思議な気分になりました。

なぜ親でも兄弟でも友達でもない、完全なる赤の他人の結婚や離婚に、ここまで意見したがる人が多いものなのでしょうか?? 

両極端な意見の持ち主同士は、前提条件が違いすぎるため対話が極めて難しく、ネット上では極端な批判・非難の応酬ばかりが展開されるような傾向があります

離婚ブログの主も「結婚は墓場である」とか「結婚制度は嘘の価値観」であるとか、結婚して幸せな家庭を築いている人達が一定数以上いるであろうにもかかわらず、かなり極端な自論をブログに発信していました。

XなどのSNSでは、どちらの意見も理解できるといったような中立的意見を持った人よりも、一部極端な意見を持つ人のほうが発信することが多いです。

実際は、当事者間の結論を尊重するといった意見の人が圧倒的に多いと思うのですが、発信意欲の差で極端な意見のほうがどうしても目立ってしまう

自身の経験談から「結婚は素晴らしいものだった」とか「結婚したけど大失敗だった」とか、個人の感想レベルを発信するだけなら非難されることはなかったでしょう。

しかし「俺様の結婚に対する考え方が圧倒的に正しい!」といったような極端な自論を展開すると、対極の意見を持つ人から猛反発を食らうのです。

もしもあなたの主張に反対意見が多く見られるようであれば、それはあなたの意見が極端なのかもしれませんし、あるいは極端に見えるような主張の仕方をしているのかもしれません。

他人の主張に対して著しく不快に思う場合もまた、自分の意見が極端である可能性もあるとも考えられます。 自分の意見を認めてほしい、自分の意見に共感してほしい、という承認欲求は誰しもが持っているものです。

極端な意見を持つことが悪いというわけではありませんが、自分の意見によって他人の反発を招いたり、他人の意見を聞いて負の感情を抱いた時には

もしかしたら、自分の意見は極端なのかもしれない

と、客観視することも必要なのではないでしょうか。

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