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嫌OT!

5月1日(日)に大喜利の大会であるEOT第9章、嫌OTに参加させていただきました。通常のEOTとは異なりすべてのお題が「こんな○○は嫌だ」という形のお題(嫌だお題)しか出ないという特別ルールのものでしたが、以前参加したEOTスパーリングやEOT第7章がすごく楽しかったので今回もエントリーすることにしました。エントリー開始してすぐ入力フォームから送信したため無事エントリーできましたが、あっという間に枠が埋まってしまっていて、本当凄い大会なんだと改めて思いました。

大会数日前にエントリー者一覧ページでエントリー者をイメージした画像が載るのですが、僕の画像は米良美一さんでした。間違いなく僕のアマチュアお笑い初舞台の時のネタであるもののけ姫から取ってくださったんだと思います。ネタを把握してくださってるのも嬉しいですし、僕の原点であるかなり思い入れの強いネタなので本当に嬉しかったです。

EOT当日、本番の前にわらリーマンでユニット「ブラウンホッパー」として一緒に出てくださるKANさんとネタ合わせをしてから会場へ向かいました。ネタで使用するフリップを持って行っていたので、「大喜利の大会なのにネタやりに来たんですか?」ってイジられちゃいました。荷物が多かったので邪魔にならないよう一番後ろの席に座っていた所、ニセ関根潤三が隣に座ってくださったので大会中はいろいろお話しできました。

大会が始まり、ブロック分けの抽選がありました。Aブロックがチャンピオン含む、全員が本選進出経験者というとんでもない幕開けになって会場がどよめく中、自分のブロックは8つ目、Hブロックに決まりました。EOT出場者には全員キャッチコピーがつけられ、既存のものがある方は引き続き同じものがつくこともあるのですが、僕は今回個人戦のEOT初参加ということで初めてキャッチコピーを付けていただきました。僕のキャッチコピーは「ワンダフル・ネオテニー」でした!最初聞いた時はネオテニーという単語の意味が分からず調べてしまったのですが、幼形成熟とも言い、生物学的に大人でありながら子供の時の性質が残ったままになっている現象のことを指す言葉だそうです。僕の芸風を的確かつすごくかっこいい言葉で表してくださり、センスに脱帽するとともにこっちもすごく嬉しかったです。

いざ予選がスタートすると、予告通りさまざまな嫌だお題が出されましたが、皆さん全員各々異なる答え方が飛び交っていてかつ皆さん全員面白くてずっと笑いっぱなしでした。これまでのEOTでは少し変わったお題が出ることが多いと感じていたため今回も嫌だお題とは言いつつ変なお題が出るんじゃないかと思っていたのですが、本当に全てかなりストレートなお題ばかりだったので驚きました。どのブロックも激戦ばかりで自分の番が来るまでにもう笑い疲れてしまいましたが、個人的にはアンナ・カリィさんが凄かったです。特に1問目では出した答え全部が大ウケで一本を取っていて、回答数当たりの得点率が凄まじかったです。

いざ自分のブロックが来て意気揚々と舞台に上がったタイミングでMCさんから「回答を始める前に、マイクが入っているかどうか事前にマイクをポンポンと叩いて確認を」と言われたのでポンポン叩いていたら「するのはおやめ下さい」だったので全力で謝りました。

いきなりのやらかしスタートとなってしまいましたが、気を取り直して大喜利に挑みました。1問目のお題は「こんなスポーツ選手のルーティーンは嫌だ」でした。EOTスパーリングやEOT第7章で自分のブロックの1問目はオリンピックに関するお題だったので、とにかく僕はEOTではスポーツに関するお題に縁があるみたいです。僕はスポーツの知識が全然なく毎回苦戦していたのでまたか、と思いながらも頑張って一答目を出しましたがスベってしまいました。そこで自分はひとつ腹をくくることにしました。

僕は今回のEOT直前まで嫌だお題を一度もやったことが無かったのですが、数日前の水中トリックさんの大喜利とネタ見せの会で初めて嫌だお題を経験しました。その時もあまり知識のない題材で、その中でも何とか要素を拾おうとして答えていたのですが全然いい答えを出すことができませんでした。この調子ではEOTでも同じことになると思い、そこで一つの作戦として考えたのが無理にお題に合わせようとせず、答えだけで落とすこと、そしてもう一つの作戦がとにかくたくさん答えることでした。そして実際もうお題に頑張って合わせるのが無理だと感じたのでこの作戦を実行することにしました。頭に浮かんだ単語をお題にあっているかどうかは気にせず、なんならどんな答えにするかも決まってないままホワイトボードに書き、そこから無理やり自分なりの答えにして出す、というのを繰り返しました。

結果、3問で33点を獲得し、予選突破には遠く及びませんでしたが前回のEOTに比べれば大きく得点を伸ばすことができました。ただ、実質は回答数が増えた分だけ得点が伸びただけ、といった感じで一本の獲得数は同じでしたし、1答当たりの得点率はむしろちょっと下がっちゃいましたし、自分らしくないような答えも出しちゃったなと感じました。また、何回かは会場が完全に静まり返るほどキンキンに滑った回答も出しちゃったのでこれを今後も続けるのは絶対によくないです。やっぱりしっかりとした実力をつけたうえでしっかりお題に向き合って筋の通った答えを出せるようになることが大事だというのは痛感しつつも、自分の実力以上の得点を取る方法も今回ちょっと見つけられたような気がするのでいざというときの最終手段という感じで今後も自分の武器の一つにはしていきたいです。

出番終了後は再びひたすら皆さんの大喜利を楽しんでいましたが、予選最後のお題で出た「こんなクールポコ。は嫌だ」のお題では大爆発の回答が連発しまくり、会場の空気がもはや異常なものになっていました。横のニセ関根潤三さんは「もうやめてくれ~」みたいになっていました。

本戦はとにかく圧倒的な大喜利力のぶつかり合いの連続でしたが、特にMAさんと虎猫さんによる決勝戦は全ての回答が異次元に凄すぎました。嫌だお題の頂点を決める戦いにこれ以上ないほどふさわしい「こんな学校は嫌だ」というお題だったのですがお二人とも真っ向からお題に向き合いつつもおかしいくらい爆ウケの答えを連発しまくっていて、気分はサイヤ人の戦闘をみている一般人になったようで、ただただ圧倒されていました。

凄すぎる大会が終わった後は打ち上げにも参加させていただきました。途中抜けでしたが様々な方とお話しできてすごく楽しかったですし、大喜利界隈等の色々な情報を知れて興味深かったです。そして、後日本戦行けなかった人たちの分も、全大会エントリー者の前口上が公開されました。僕の前口上はこれです。

かっこよすぎます!しかも内容がなんでこんなにと思うほど僕の芸風や思いとかを完全に言い表してくれてます。嫌OTということで全員の前口上に「嫌だ」が入っているのですが、僕の場合は「真っ直ぐ好きなこと、茶化されるのは嫌だ」で、僕は本当にただお笑いが好きだっていうだけでネタや大喜利をやらせてもらっているのでこれ以上の言葉はないですし、なんで知ってるんだと思うとちょっと怖いくらいです。

EOT自体はいったんまだ次回開催予定は現時点で完全に白紙とのことらしいですが、次回もスケジュールさえ合えば絶対にエントリーしようと思います。また、それ以外も大喜利はいっぱいやっていきたいですし、今まで大会形式のはEOTしか出たことが無かったですが他の大喜利の大会にもちょいちょい出ていこうかなと思います。早速6/12に1500という大会があって、エントリーさせていただいているので頑張ります!大喜利もネタも楽しむぞ!いつかKINGになってやる!うおー!