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桜文について書いておこうと思う

この舞台は衝撃的だった。
とてもアイドルが演じられる物語ではないのではないかとも思った。
ただ久保史緒里は見事に演じていたのだ。
偶然、目に触れてもいけないと思うのでネタバレになるような事は書かないようにしておきたい。

物語の核になるキーワードは「花魁」。
正直、あまりその言葉を知らなかったので舞台を観終わった後に調べてみた。
なぜ観る前に前提となる知識を持ち合わせていかなったかというと、観ようと思ったきっかけは単純に久保史緒里さんが好きだからという理由だけだったからだ。(おそらく同じ気持ちの人は多いだろう)
それで花魁というのは「遊女」の中でも格の高い人の事そう言うらしい。
遊女というのは性的サービスに従事する女性の事を言う。
ただその中にも色々なしきたりもあるみたいで、物語の中にはそこら辺の要素も加わっている。

桜文のあらすじはただの花魁の話ではなく笑わない花魁の話だ。
この「笑わない」というのが一つの重要ポイントになってくる。
なぜ桜雅(久保史緒里演じる花魁の名前)は笑わないのか?
前半部分では謎に包まれた部分を後半できっちり伏線回収してくる。
観終わった後はなんとも言えない感情だった。
すっきりした感情もあれば、重くもあり、切なくもあり、とても長い余韻に浸っている感じだった。
こんな感じで内容に触れない程度に書くのであれば、重要なポイントは
①笑わない花魁
②遊郭とは
③過去を含めた伏線回収
かなと振り返る。

舞台演出の話も少しかいておきたい。
あまり舞台鑑賞の経験のない側からすると、舞台というのはストーリー、演者、簡単なセットのみで成り立っているのかなと思っていた。(これに関してはつくづく無知だったなぁと思った)
ただそんな事はなく、デジタルテクノロジーを駆使した演出には没入感をこの上なく増幅させられたり、光や音響など人の心に響く演出にはただただ圧巻だった。
おそらくここら辺になると専門的な知識が必要になるのだろうなぁとは思うが一言で演出と言ってもどのように、どのタイミングで、どの程度でなどを考慮していくと本当に奥が深いものなんだろうなぁと思う。

まとめて振り返ってみると、
観終わった後すぐにもう一度観たいと思わせてくれるような舞台だった。
ただ注意点はあると思っていて、ポップな内容ではないだけに知性や教養を持ち合わせていないただ単に久保ちゃん目当てで観にきてる方にとってはおそらくつまらないものだと思うからそこら辺は気をつけた方がいい。
確かに舞台上と座席の距離は近いものの花魁という役柄の為、それに適したメイクやカツラや衣装でアイドル久保史緒里としての要素は少ない。(知らずに観るともしかしたら気づかないかもしれない)

個人的には本当に衝撃的で観ることができて良かった舞台だった。

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