9171 栗林商船1Q決算

8/10の14:00に1Q決算を発表。なぜ場中に発表するのか。。。
PLの数字的にはほぼ予想通りくらい。ホテル事業が昨年比ではかなり改善しているはずですので、昨年比プラスの可能性もあるかと思いましたが、短信にも記載のある通り、中国航路の荷動きが鈍化したことによって昨年比微減で着地したようです。

栗林商船は海運会社ですので大した季節性はなさそうに思うのですが、過去の決算を見てみると1,4Qは弱く、2,3Qは強い傾向にあるようです。

セグメント別の業績

ホテルは登別グランドホテルですので、ホテル事業に季節性があるのは理解できますが、全体に占める割合は大きくありませんので、やはり海運業に季節性があるということになります。海運セグメントの売上内訳を見てみるとホテルほどではありませんが、確かに若干の季節性があるようです。

各セグメントの売上内訳

倉庫や港湾荷役の季節性はそれほど強くありませんが、船舶が必要な事業には季節性があるようです。倉庫や港湾荷役は他社船の貨物も捌いているということでしょうか。
船舶は毎年検査を実施する必要があるようですので、1,4Qに検査が集中しているのかもしれません。栗林商船が運行している船舶は12隻ですので、なかなかバランス良くというのは難しいということでしょうか?太宗貨物の荷主である製紙会社の意向という可能性もあるかもしれません。

いずれにしてもここは2024年問題の主要銘柄と思います。主要航路は北海道。全国の中でもトラックの運ちゃんの運転時間が長くなるエリアだと思われますので、2024年問題に伴って需要が増えるんでは?という思惑は変わっていません。

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