見出し画像

ジュニアにおける「試合分析」と「評価の仕方」のセミナー動画を公開!【ジュニアサッカーカンファレンス2020】

スポーツにおけるアスリートの不祥事が後を絶ちません。

一体 なぜなのでしょうか?

選手たちに、結果や上達ばかりを求めていませんか?

過去の経験だけで指導していませんか?

子どもの指導は半年後、1年後と先を見る力が必要です。

サッカーをほんの少し体系的に、構造的に見るだけで、

これまでのチームの評価、選手の評価の仕方が変わります。

スライド7

スライド6

私は10年近くジュニアサッカーを専門に取材活動をしています。子どもたちを評価するとき、どこを、どのように見ればいいかご存知ですか?

日本代表戦やJリーグを観戦するときは、多くの人がプロの選手たちを技術や戦術、フィジカルで評価し、ああでもないこうでもないと議論を交わしています。

ただ、ジュニアの子どもたちは完成された選手ではありません。そういう観点だけで評価してしまうと潜在能力を見落とし、子どもの才能が花開かないまま、もしかするとサッカーから離れてしまうかもしれません。

日本では多くの国際大会が開催されるので、長年取材しているとFCバルセロナ、FCバイエルン・ミュンヘン、パルメイラス、スポルティングCP、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードなどの名門クラブの育成コーチと直接話す機会があります。

そこで、私は必ず「育成で大事にしていることは何ですか?」と共通の質問をしています。彼らが口をそろえて口にする共通の言葉があります。

それは次の2つのことです。

「子どものアイディアを大切にしている」
「プレーを選択するのはすべて子どもたちだ」

この言葉を聞いてどう感じますか? 当然、技術や戦術もきちんと評価していますが、それはその時点での一部の評価であって、彼ら名門クラブのコーチたちは「次の試合」「次のカテゴリー」「プロになったとき」を見据え、自分の手から選手が離れても成長できるように指導をしています。

そういう指導を目の当たりにしながら私自身もサッカーの価値観、見方を深めてきました。

私は次のような内容を目安に試合分析をしています。

スライド2

これは、2018年4月から始めた街クラブのコンサルティングの一環としてコーチとある程度「サッカーの見方」を合わせるために作成した大まかな「試合分析」の方法です。

その街クラブはどこの地域にもあるようなごく普通のクラブです。

コーチも働きながら指導し、サッカーばかりに時間を割けるような毎日は送れません。

この資料はそういったコーチたちが読んでもわかるように難しい言葉は一切使わず、そのまま子どもたちとも共有できるように考案しています。

うちのクラブでは保護者にも資料を渡して共有しています。

ただ単に独自に開発した分析法ではなく、最低限のサッカーの構造は押さえたうえでリアルに使っている分析法になります。

今回のオンラインセミナーでは、出版のプロとして長年の取材経験を素人にもわかるようにまとめた「ジュニアサッカーの見方」を資料にまとめ、出し惜しみすることなくお伝えしました。

多くのジュニアコーチの方々がたくさんのヒントを得られる機会になれば幸いです。

画像6

【講師】木之下潤(Twitter
▼ライフキネティックパーソナルトレーナー資格保持者

編集ライターとして「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など多数の書籍制作にたずさわる/ジュニアサッカーをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、noteで僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」を連載中/2019年より日本クラブユース女子サッカー大会U-18「XF CUP」の公式メディアディレクターを務める

※ここから先は有料コンテンツになります

この内容は、12月から「定期購読マガジン」にご契約いただいた方もご覧になれます。僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」と題し、2018年4月から街クラブのコンサルティングを行っている知見と、10年以上ジュニアサッカーを専門に取材して見聞きした情報をもとに書いた記事を月4本配信しています。Facebookにコミュニティも開いておりますので、ご興味のある方は「定期購読マガジン」をオススメいたします

ここから先は

1,837字 / 2画像

¥ 1,800

「僕の仮説を公開します」は2020年1月より有料になります。もし有益だと感じていただけたらサポートいただけますと幸いです。取材活動費をはじめ、企画実施費など大切に使わせていただきます。本当にありがとうございます。