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転んだ子どもをどうするか?【週一ジュニアコラム03】

▼子どもを観察できるかどうか

歩き始めて間もない子どもが転んだとき、どうしますか?

その対応は、人それぞれです。
①抱えて立たせる
②立つまで見守る
③放っておく

選択肢は、単純にこの3つが考えられます。ただし、これらはグラデーションを持っています。たとえば「抱えて立たせる」といっても、抱えるまでに『間』を含んでいます。

・すぐなのか
・泣いたときなのか
・自力で立とうとしたけど、ダメだったときなのか……

指導に関わる人なら、それぞれの子どもに適したタイミングを見極めるのが、普通の行為行動です。なぜなら目の前の子の成長(将来)を見ているからです。子どもへの配慮、考慮という言い方もできるでしょう。

私は「このタイミングを見定めている間が、子どもにとって大事」だと捉えています。同時に、大人にとっても学びが多い時間です。近頃は、上達を早く求めるあまり「何事も成長しなければならない」ことを前提とした話が目立ちます。

しかし、その成長という判断は、子どもの立場を考えた行為行動でしょうか。指導者、お母さんお父さんの主観になっていませんか? 大人の主観で想像する成長や上達は、時に「子どもが変化しよう」とする機会を阻害することがあります。

・できない→できるようになる
・できた→さらに工夫する

自分自身で悩んだり考えたり行動したり、そういう試行錯誤を繰り返す時間が子どもの個性を磨きます。

「僕はこうする」
「僕ならこうする」
「ちょっと真似しよう」…etc

つまり、選手が自己表現をする時間が、指導における間の持ち方には隠されています。表現には、表層的に見えるものと、深層的に見えないものがあります。

今目の前の子どもに結果や成長を早く求めてしまう指導をしていませんか? 月に一度、子どもの目線に立っているかどうか、自分の指導を振り返ってみてください。

素敵なサッカーライフを送りましょう。

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