成長を確かめる手段は笑顔じゃない? 最後に笑えたら成長だよ。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳17】

成長は「相反する要素が同居して成り立つものだ」と僕は思う。

成功と失敗、安心とリスク、言語と非言語、具体性と抽象性…。ただ自分の努力による内的要因と他人がキッカケを与える外的要因があり、主語が誰かを認識しないと成長に関与できない。

ジュニアのコーチは主語を認識できてない人が多い。

あと成長には挑戦と反復とが存在する。新しい未知の領域に足を踏み入れることだけが成長ではない。これまでと同じ練習の積み重ねによる「意識化→無意識化」も重要な成長であり、これにも「相反すること」に近い要素が関係している。

そう考えると現場での指導時に選手の「成長段階」を意識できる。

コーチが関わる選手の成長にも「指導」と「非指導」が存在する。これも相反することだ。

「ここはあえて口出ししない」

こんなことも練習現場ではある。人の成長に相反することが同居してることを知っていれば、すべてを言葉で伝えることが良いことでもないことがわかるので、肩の力も抜ける。

ジュニアのコーチには「あえて関わらない」成長関与の方法があり、その答えは子どもが教えてくれる。結局、コーチという存在は選手の成長にとっては外的要因にすぎない。だから、大人が「関与できるのは環境づくり」だけ。

「オレが育てた(作った)」的な発想を持った瞬間に成長からはかけ離れる。

そして、人の成長を最終的に確かめられる手段は「笑顔」であることを忘れてはいけない。

※このコンテンツは「Twitter」で毎朝つぶやいている内容をまとめたものです。頭の整理を目的とするもので、記事として書いているわけではありません。その点をご理解の上、ご一読ください。

木之下潤

【プロフィール】
文筆家&編集者/「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など制作多数/子どもをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、2020年1月からnoteで「#僕の仮説」を発表中!/2019年より女子U-18クラブユースのカップ戦「XF CUP」( @CupXf )の公式メディアディレクターを務める/趣味はお笑いを見ること

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2018年4月〜2020年3月まで「特集担当」として企画から執筆までを行う。

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